奥津湖を走る|湖とダムのあいだで、身体がほどけた日
身体整え人(ビト)の
RYOJIです。
岡山県北部にある
奥津湖へ走りに行きました。
山に囲まれた湖です。
水面は静かで、
周囲の景色をゆっくり映しています。

湖のまわりを走る道は、
思っていたよりずっと静かでした。
車もほとんど通らない。
信号もない。
ただ、湖と山のあいだに
一本の道が続いています。
走り出してしばらくすると、
身体の力がすっと抜けてきました。
脚で走っているというより、
身体全体で動けて
なんだか心地よい。

軽くスキップするように弾むと、
雲の上を跳ねるような
やわらかい感触がありました。
最近、プールの中で
水中ウォーキングをしたり、
遊び感覚で
スキップ、ケンケンパー、
くるくる回転したりしていたせいか、
身体のどこかが
うまくつながってきた気がしています。
湖の道は、とてもきれいでした。
落ち葉も少なく、
ゴミもほとんど見当たりません。
「整っているな」と思いながら走っていると、
ゴミ袋を持ち、静かにゴミ拾いをしている女性に会いました。
「ご苦労さまです」と挨拶すると、
歯に噛むようなやさしい微笑みが返ってきました。
この景色は、
こういう人たちが
守ってくれているんだなと思いました。
その瞬間、
この湖を走れていることが
少しありがたく感じられました。
途中で、
ちょっと面白い場所も見つけました。
円形のグラウンドです。

上から見たら
ミステリーサークルみたいだなと思って、
走るのをやめて立ち止まりました。
円の中心で片手を上げ人差し指を立てると
「宇宙人と交信できそうだね」と
冗談を言いながら、また走り出します。
でも、なんだかんだで
この日の主役は
やっぱり湖とダムでした。
大きなダムと、
その下に広がる静かな水面。

そのあいだを走っていると、
身体の中の余計な力が
少しずつほどけていく感じがします。
走るというより、
身体を整えに来たような時間でした。
湖の水面は、
最後まで静かなままでした。
走り終えても、
その静けさは、
しばらく身体の中に残っていました。
※山でも、
身体がふっとほどける瞬間があります。
南アルプス・仙丈ヶ岳を歩いた日の記録。
