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【青ブラ文孊郚】『汜氎域に咲く花』【ダヌクラブストヌリヌ】

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ようこそ、皆さたセむりチです。

い぀もは火曜に流れ着くメッセヌゞボトルなのですが、今日は朮の流れが倉わったみたいで浜蟺に流れ着いたみたいですね。

今回のボトルには、同じ堎所、同じ出来事。
混ざり合う川ず海、そしお䞀茪の花。
それぞれの「愛」を描く3぀の物語が綎られおいるみたいです。

それでは䞀緒にコヌヒヌでも飲みながら読んでいきたしょう♪

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『汜氎域に咲く花。ヌ枅らかな濁流ヌ』

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​僕の流れる枅流ず、圌女の寄せる倧海が亀わる汜氎域。
その境界の砂州に、䞀茪の矎しいヒマワリが咲いおいた。

「君を汚す塩分なんお、僕が綺麗に掗い流しおあげるからね」

僕は優しく根元を撫で、圌女の波から花を守るように枅らかな氎で包み蟌む。
だが、僕が愛を泚いで根元を浚うさらうたび、花を支える砂山がサラサラず削れおいくこずに、僕は気づかないフリをしおいた。

​
​どれほど蚀葉をかけおも、ヒマワリは僕を芋ない。
ただ空の倪陜だけをじっず芋぀めおいる。
僕がこの花を愛したのは、ただ小さな芜だった頃、最初にその枇きを癒やしおあげたのが僕だからだ。
僕の透明な愛があったからこそ、君はここたで育ったんだよ。

ヌヌそれなのに、どうしお僕を芋おくれないの

​
​振り向かせたい䞀心で、僕はさらに深く根元を浚い、愛を泚ぎ続けた。
隣で圌女海氎が激しく波を打ち぀け、僕の枅らかな愛ず混ざり合っお足元が濁っおいく。

その時、サラリず手応えが消えた。

僕たちが愛を語るたびに削り続けおいた砂山が、぀いに厩壊したのだ。
支えを倱ったヒマワリは、僕を芋るこずもなく、倪陜を芋぀めたたたヌヌ

僕ず圌女のドロドロに混ざり合った濁った氎の䞭ぞ、静かに沈んでいった。


了

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『汜氎域に咲く花。ヌ深い蒌の䟵食ヌ』

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​圌の浅い流れず、私の深遠な波が重なり合う汜氎域。
その激しい境界に、䞀茪の気高きヒマワリが䜇んでいた。

「おいで、私の豊かな蒌で、あなたを氞遠に満たしおあげる」

私は愛おしく波を寄せ、圌の味気ない氎から奪い取るように根元を抱き寄せる。
けれど、私が情熱を泚いで砂を浚うたび、花を支える砂山が厩れおいくこずなど、私にはどうでもよかった。

​
​どんなに濃密な愛を語りかけおも、ヒマワリは私を振り向きもしない。
傲慢なほどに、空の倪陜だけを芋぀めおいる。
私がこの花を愛する理由は、その倧茪を咲かせたのが私だからだ。
私がもたらす豊かなミネラルず圧倒的な生呜力があっおこそ、この子は完成したのだから。

ヌヌ私を遞ばないなんお、あり埗ないのに。

​
​私だけを芋せたい䞀心で、私は狂ったように波を打ち぀け、根元の砂を奪い去った。
隣で圌淡氎が必死に氎を泚ぎ蟌み、私の濃密な愛ず亀わっお足元が濁った枊を巻く。

あ、ず気づいた時には遅かった。

私たちが奪い合うたびに削り続けおいた砂山は、あっけなく厩れ去った。

傟いたヒマワリは、私に䞀瞥もくれずに、倪陜を芋぀めたたたヌヌ

私ず圌の゚ゎが混ざり合った、醜い汜氎の䞭ぞず沈んでいった。


了

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『汜氎域に咲く花。ヌ圌女が芋぀めおいたものヌ』

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​足元が、い぀も隒がしい。
​右偎からは、刺さるように冷たくお柄んだ氎。
巊偎からは、ねっずりず重く塩蟛い波。
​二぀の氎は、私に振り向いおほしいのだず蚀う。
語りかけられる愛の蚀葉はどれも身勝手で、圌らが私を撫で回すたびに、私を支える足元の砂州がサラサラず削れおいく。

​けれど、私にはそんなこず、どうでもよかった。

​
​私には、倧奜きな人がいる。

​はるか空の圌方、眩い光を攟ちながら私をあたたかく照らしおくれる、あの倪陜ひず。

​ヌヌ私は圌に恋をしおいる。

芜吹いたその日からずっず、私は圌のこずしか芋えない。
圌が東から西ぞ歩みを進めるたび、私はその姿を远いかけお銖を振る。
圌が泚いでくれる熱だけが、私のすべおだった。
​足元で僕を遞べず叫ぶ枅流の焊燥も、私を抱きしめようず迫る倧海の執着も、私には䜕も届かない。

  ごめんなさい。

私、あなたたちのこずなんお、䞀床たりずも芋たこずがないの。

​
​二人の争いは次第に熱を垯び、私を振り向かせようず狂ったように波を打ち぀けおきた。
私のこずなんお䜕も芋おいない二人の愛は混ざり合い、足元で醜い濁りずなっお枊を巻く。

​ヌヌそしお、その瞬間は蚪れた。

​二人が私を奪い合っお削り続けた砂山が、限界を迎えお厩れ去る。

支えを倱い、私の䜓はゆっくりず傟いおいく。

​䞖界が傟いおも、私の芖線は揺るがない。

足元の二人がどんな顔をしお私を芋おいるのかさえ知らないたた、私は芖線をあたたかな圌に固定したたた

——二人の歪んだ愛が満ちる、冷たい汜氎の䞭ぞず沈んでいった。

​最期たで、倧奜きなあなただけを芋぀めながら  。


了


ヌヌあなただけを芋぀める




※この物語はフィクションです。
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最埌たで読んでいただいおありがずうございたす


今回で二床目の参加です
「湿床の高い保護欲淡氎芖点」、「支配的な所有欲海氎芖点」、そしお「他を䞀切寄せ付けない玔愛ヒマワリ芖点」の䞉章構成にしおみたした。
同じ物語を3぀の芖点から楜しんでもらえたら嬉しいです。

【山根あきら】さん、玠敵な䌁画をありがずうございたした

毎週火曜日に自分の䜜品を投皿、䌁画に参加させおいただく時は䞍確定的に投皿しおいたす

気に入った方は是非スキやフォロヌ、シェアしおもらえるず嬉しいです。


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セむりチ@波打ち際の挂流蚘 波打ち際で拟った物語はいかがでしたかいただいたサポヌトは、セむりチが次のボトルメッセヌゞを探すための「枩かいコヌヒヌ代」ずしお倧切に䜿わせおいただきたす。アナタの応揎が、海颚で冷えたお腹ず心をホッず枩めおくれたす。い぀もお読みいただきありがずうございたす