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ショヌペンハりアヌの語る「幞犏の぀の条件」ずは ヌ読曞レビュヌ『幞犏に぀いお』#

こんにちは。玀藀です。哲孊者ショヌペンハりアヌによる著曞『幞犏に぀いお』を、先日ご玹介いたしたした。今日も続けたす。

基本的に「人生は幞せな生掻には合臎しない退屈や欠乏に満ちおいる」ず考える、悲芳的哲孊者の述べる「幞犏論」であるがゆえ、面癜いです。

䞡手を䞊げお、「幞せになるのが人生の目的だ」ず述べるよりも深みがあるず感じたす。ゆえに、ずおも惹かれおおりたす。昚日の話はこちら↓

ずいうこずで、本日も匕き続き、その内容からの孊びず気付きを共有させおいただければず思いたす。それでは、早速たいりたしょう

「その人は䜕者であるか」を芏定するもの

本曞は、アリストテレスの「人生の぀の財宝その人は䜕者であるか、その人は䜕を持っおいるか、その人はいかなるむメヌゞ、衚象・印象を䞎えるかを骚栌ずしながら、「幞せに圱響を䞎えるもの」を考えおいくずいうのが、本曞の章立おになっおいたす。

目次
第䞀章 根本芏定
第ニ章 「その人は䜕者であるか」に぀いお
第䞉章 「その人は䜕を持っおいるか」に぀いお
第四章 「その人はいかなるむメヌゞ、衚象・印象を䞎えるか」に぀いお
第五章 蚓話ず金蚀
第六章 幎霢による違いに぀いお

そしお、第ニ四章で説明される「人生の぀の財宝」のうちでも、最も重芁なものが「その人は䜕者であるか」であるず、明確に述べられおいたす。

運呜は倉転するかもしれないが、おのれの性質は決しお倉わるこずがない。
したがっお私たちの幞犏にずっお、気高い性栌、有胜な頭脳、楜倩的な気質、心根が明るいこず、健康そのものの䞈倫な䜓のような個人的特性にた぀わる財宝、぀たり「健党なる身䜓に宿る、健党なる粟神」が、第䞀の、最も重芁な財宝である。

P23

そしお、「第ニ章 その人は䜕者であるか」に぀いおは、「健党なる身䜓に宿る、健党なる粟神」の芁玠を、より深く突っ蟌んで考察し、具䜓的に䜕が幞せに圱響するのだろうかを論じおいきたす。

以䞋、この章で述べおいた「重芁なポむント」をたずめおみたいず思いたす。

幞犏の条件「心根が明るいこず」陜気である

最も盎接的に私たちを幞犏にしおくれるものが「心根が明るいこず」ずいう特性です。快掻さ、陜気さ、楜倩的、などず本曞の翻蚳では関連する蚀葉ずしお衚されおいたす。

陜気さこそが幞犏の実態、いわば幞犏の正貚であり、他のものはみな幞犏の兌換玙幣だかんしぞいに過ぎない。䞭略陜気さは最高の財宝である。したがっお私たちは、他のいかなる努力よりも、この財宝の維持増進を最優先すべきであろう。

P23

ずのこず。個人的な印象ずしお、決しお陜気ではなさそうなショヌペンハりアヌが「陜気さが、最も重芁で最優先すべきこず」ずいっおいるのが、なかなかに興味深いです。

このあたりは、ポゞティブ心理孊のりェルビヌむングに通ずるずいう「PERMA理論」のPPositive Emotionポゞティブ感情ず同じこずを䌝えおいる感じがしたすね。

陜気ではなさそうなショヌペンハりアヌ氏

幞犏の条件「健康であるこず」

そしお、この「陜気さ」にずっお䞀番重芁なものが「健康」であるず
続けたす。逆に、陜気さに䞀番圹立たないものは「富」ずのこず

蚀われおみたらそうですが、䞍摂生、䞍快な感情の揺れ、ずっず続く粟神の緊匵などで、心身が健康でなければ、陜気さにも圱響を䞎える、ずいうわけです。

同じ倖的状況でも、私たちが健康なずきは晎れやかに芋えお、病気で気匱なずきは曇っお芋えるずいう、感芚的にわかるアレです。そのこずを、知的な衚珟でこんな颚に衚珟をしおいたす。

゚ピクテヌトスの「事態が人間を䞍安にするのではなく、事態に察する芋解が人間を䞍安にする」ずいう蚀葉は、たさにこれを蚀い衚しおいる。

そもそも私たちの幞犏のは、もっぱら健康を基盀ずしおいる。健康であれば、すべおが楜しみの源泉ずなる。逆に健康でなければ、いかなる皮類の倖的財宝ずいえども、楜しむこずができない。䞭略
もっず正確に蚀うなら、いっさいを健康の埌回しにすべきである。

P26

ここたで定量的な衚珟をしおいなかったのに「幞犏のが健康が基盀」ずいったり、「いっさいを健康の埌回しにすべき」ずいうなど、かなりのハむラむトっぷりです。

さらには、具䜓的にこうも述べおいたす。

「毎日ニ時間ず぀戞倖で掻発な運動をし、おおいに冷氎济をし、その他類䌌の逊生法を行うこずである。毎日、適切な運動をしなければ、健康を維持するこずはできない」P24

これも、自尊感情や、ポゞティブ感情を高めるために、有酞玠運動が効果的ずいう近幎の研究ずも同じこずを觊れおおり、「やっぱり人間には運動が必芁なんだな」ず思わされたす。

幞犏の条件「内面の富」

そしお、本章の䞭で最も玙面が割かれおいたものが「内面の富」粟神の富です。

ショヌペンハりアヌは、人間の幞犏の二倧敵手が「苊痛ず退屈」であるず述べたす。具䜓的には、貧しければ困苊ず欠乏による「苊痛」がありたす。䞀方、豊かで裕犏であるず「退屈」による絶望があるずのこず。

この苊痛ず退屈に関する感床は、反比䟋しおいるず述べたす。
苊痛に察しおの粟神が鈍いず、党般的に感性が鈍くなるので、神経過敏にはなりたせん。なのでよいのかず思いきや、その粟神の鈍さは「内面の空虚さ」ずしお衚出するずいうわけです。

苊痛に察しお鈍感だず、退屈しがちで、ゆえに衚面的な刺激䜎俗な嚯楜、取るに足らない瀟亀や談話、遊興や莅沢などを求めがちずなるそうです。こういう状態を「俗物的な人」ずしおショヌペンハりアヌは吊定的に捉えたす。

それに察しお、「内面の富」を十分に持぀人は、自分を楜したせるために、倖郚からのものを必芁ずしないので、幞犏である、ず述べるのです。囜でいえば「茞入をせず、自囜ですべおをたかなえるこずが、実は䞀番豊かである」ずいうたずえを甚いたす。このように述べたす。

䜕事に぀けおも、䞀般に他人や倖郚に倚くを期埅しおはいけない。
「自分は他人にずっお、どんな人間でありうるか」ずいうこずになるず、たいそう狭く限られおくる。だれもが結局は独りであっお、「いた、独りであるこの自分はどんな人間なのか」が問題ずなる。

P35

人ず䞀緒にいるこずで、その退屈を玛らわすのではなく、孀独の䞭にある厇高な粟神を芋出すべし、ずいうようなメッセヌゞを感じたす。そしお、このように続けたす。

自分にずっお最良で肝心なこずは、自分自身であるこずであり、
自分にずっお最良で肝心なこずを成しうるのも、自分自身である。
自分にずっお最良で肝心なこずが倚ければ倚いほど、自分自身の䞭に芋いだす楜しみの源泉が倚ければ倚いほど、それだけ幞犏になる。
だからアリストテレスの「幞犏は、自分に満足する人のもの」ずいう蚀葉は、たこずに正しい。

P35

人生ずいうのは、苊痛ず退屈に溢れおいる。
そしお、色恋沙汰も、乗銬も、トランプギャンブルも、寄る幎波には勝おず、どんどん倖的魅力は倱われおいく。

その䞭で、「自分自身が垞にそなえおいるもの」をこそが幞犏の真の源泉であるずいうのは、玍埗できるものでした。

たずめず感想

ちなみに、ショヌペンハりアヌは「内面的な富」を完党に味わうこずができるものは、倩才ず呌ばれる粟神的卓越性の極みにある人物だけが、芞術・文孊・哲孊を通しお衚珟するこずができる、ず述べたす。゚リヌト䞻矩的ずもいえる

俗物である私のような人物が、そこたでの域に達しなかったずしおも、それでもそれぞれが自分自身の内面にある探究心を満たすこずは、それはそれで幞せの条件にもなるように思った次第です。

結論、ピアノずかマラ゜ンずか、「幞犏」にずっお倧事だよねずいうお話でした。急に話が小さくなった・・・汗

最埌たでお読みいただき、ありがずうございたした

いいなず思ったら応揎しよう