水分補給の基礎と症例から学ぶドーピング対策Part6(6/6)
Part5はこちら
選手のカテゴリーごとの対応
選手のカテゴリーによっても対応が変わります。
「国内レベルアスリート」に該当する場合、
TUEの事前申請が必要である可能性があります。
国スポは国内レベルアスリートに該当するため、
高校生アスリートでもドーピング検査の対象と
なりフォローする必要があります。
一方、インターハイや大学選手権は
「レクリエーションアスリート」となり、
遡及的TUE申請が必要であるケースもあります。
カテゴリーの違いを把握することは非常に
重要です。アスリートカテゴリーチェッカーで
選手のカテゴリーを確認することができます。
大会レベルの確認
また、国内最高レベルの大会一覧で、大会のレベルを
確認することができます。ここに記載されている
大会では、ドーピング検査が行われる可能性が
高いので、確認する必要があります。
もし、糖尿病治療でインスリンを使う場合など、
禁止物質であっても治療目的で使用可能な
ケースもあります。その際はTUEチェッカー
によりTUE申請が必要か判断できます。
ドーピング事例
Part5で紹介したアスリートはドーピングに
該当します。自身がアスリートであることを
ドクターに伝えていたとしても、最後に薬を
使うのはアスリートの責任になってしまうため
獲得したメダルや得点の剥奪や2年間資格停止
などの制裁を受けることになりました。
薬を使う前には必ずスポーツファーマシストに
相談、もしくは検索エンジンやアプリを使って
確認した上で使うようにしていただけたらと
思います。
まとめ
最後にまとめです。
水分補給では、試合前はアイソトニック、
試合中はハイポトニック、試合後は
アイソトニックと、場面に応じた飲料を選ぶ
ことが重要です。
尿の色を確認することで脱水を簡単に発見が
でき、パフォーマンス低下を防げます。
病院を受診する際は、自身がアスリートである
ことを伝え、禁止物質を含まない薬を処方
してもらうよう依頼してください。
スポーツファーマシストのサポートを受ける
ことで、うっかりドーピングのリスクを大幅に
減らすことができます。
薬を服用する場合、ドーピング禁止物質の有無の
確認、アスリートカテゴリチェック、
大会レベルの確認が重要です。
スポーツファーマシストに確認してください。
禁止物質を使用する場合も、TUE申請もしくは
遡及的TUE申請で対応可能かどうか、
スポーツファーマシストに確認してください。
サプリメントやスポーツ飲料を選ぶ際は、
第三者認証やスポーツサプリメントリファレンス
を活用し、安全性を確認することを
お勧めします。
