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51歳のおっさん、HOVERAir X1 Smartを1週間使ってみた|買ってよかった。でも飛ばす場所は選ぶ【自腹レビュー】

みなさんは、一人旅や散策中に「自分が歩いている姿も映像に残したい」と思ったことはありませんか?

スマホを地面に置くのは不安。自撮り棒では画角が限られる。そして、一人ではカメラマンもいません。

そんな悩みを解決してくれそうだと思い、購入したのが、手のひらから飛び立つAI飛行カメラ「HOVERAir X1 Smart」です。



2026年8月15日に届いてから約1週間。実際に飛ばしたのは延べ3日、回数は20回以上。広場や山の中、神社の境内ではなく隣接する広い場所など、周囲の安全を確認できる環境で試してきました。

先に結論を言うと、買ってよかったです。

ただし、満足度は5点満点で「3.5点」。

撮れる映像は楽しく、操作も簡単。それでも満点にできなかった最大の理由は、「飛ばせる場所が思っていた以上に限られる」からです。

今回は、購入直後の興奮だけでは分からなかった、1週間後の本音をまとめます。

HOVERAir X1 Smartとは?

HOVERAir X1 Smartは、バッテリーを含めて99gの日本向けAI飛行カメラです。

公式情報で確認できる主な仕様は、次のとおりです。

• 重量:99g(バッテリー込み)
• サイズ:142×114×27mm
• 最大動画解像度:2.7K/30fps
• 1080p/60fps、1080p HDRにも対応
• 静止画:最大12MP
• 内蔵ストレージ:32GB
• 最大飛行時間:10分
• 最大飛行高度:15m
• 最大風圧抵抗:7.9m/s
• 防水:非対応
• 折りたたみ:非対応

手のひらに載せてボタンを押せば、約3秒で離陸。AIが人物を認識し、フォロー、ズームアウト、オービット、俯瞰、ホバリングなどを自動で撮影してくれます。

一般的なドローンのように「操縦を楽しむ機体」というより、自分専属のカメラマンに近い製品です。

出典:HOVERAir X1 Smart公式製品情報、HOVERAir公式機種比較(いずれも2026年8月22日確認)

約7万4,000円で購入。バッテリーは合計3個

僕が選んだのは、ホワイトのプレミアムセットです。

さらにバッテリーを1個追加し、支払額は約7万4,000円。手元にある主なセット内容は次のとおりです。

• HOVERAir X1 Smart本体
• バッテリー合計3個
• 充電ハブ1個
• USB Type-Cケーブル1本
• 本体用の巾着袋

決して安い買い物ではありません。

だからこそ、「面白そう」で終わらせず、本当に旅やSNS撮影で使えるのかを確かめたくなりました。

3日で20回以上飛ばしたくなる手軽さ

この1週間で最も評価したいのは、やはり飛ばすまでの簡単さです。

本体を手のひらに載せ、撮影モードを選んでボタンを押す。基本の自動撮影なら、難しいスティック操作は必要ありません。


飛行後は手のひらを差し出すと戻ってきて着陸します。最初は少し緊張しましたが、数回使えば慣れました。

購入から延べ3日で20回以上飛ばしたことを考えると、少なくとも「準備が面倒で持ち出さなくなる機材」ではありませんでした。

本体は99gなので、普段のカバンにも入れやすいです。白い本体は、今のところ目立った汚れや傷もありません。

気に入った撮影モードは3つ

一通りの撮影モードを試した中で、特に気に入ったのは次の3つです。

1.フォローモード

自分の後ろをついてきてくれる、HOVERAirらしさを一番感じられるモードです。

一人で歩いているだけなのに、誰かに撮ってもらったような映像になります。一人旅や散策の記録とは、かなり相性が良いと感じました。

2.ズームアウト

自分の近くから機体が後方へ下がり、周囲の風景まで映し出してくれます。

スマホや普通の自撮り棒では撮りにくい、場所の広がりが伝わる映像になります。旅先の風景を紹介するSNS動画にも使いやすそうです。

3.360度スピン

自分を中心に機体が回り込みながら撮影します。

何も難しい操作をしていないのに、映像に動きが出ます。「ドローンで撮った感」が分かりやすく、短い動画でも印象に残ります。

初回使用時に、急に方向を変えた際、一度だけ追尾が外れたことはありました。しかし、その後20回以上試した中で、飛んでいって戻らない、接続が切れる、着陸に失敗するといった大きなトラブルは起きていません。

画質はSNSや旅の記録なら十分

画質については、僕個人としてはまったく気になりませんでした。むしろ「この小ささで、これだけ撮れたら十分きれい」と感じています。

最高画質は2.7K/30fps。4Kや8Kを求める人には物足りないかもしれませんが、僕の目的はSNSや旅の記録です。その用途なら、現時点で大きな不満はありません。

映像の書き出しも簡単で、スマホに保存すれば、そのままSNS投稿や動画編集に使えます。

実際のバッテリー持ちは1個約8分

公式の最大飛行時間は10分ですが、僕の体感ではバッテリー1個につき約8分でした。

今回はバッテリーを3個用意し、使い終わったものから充電ハブで再充電しながら順番に交換しています。実際に遊べた体感時間は、合計で30〜40分ほどです。

モバイルバッテリーから充電ハブへ給電しながらバッテリーを充電できるため、外出先でも時間を延ばせます。

ただし、「45分」と書かれていても、1個のバッテリーで連続45分飛べるわけではありません。途中でバッテリー交換や再充電を挟んだ合計時間と考えた方が、購入後のイメージに近いです。

また、夏場に使用したバッテリーは熱を持っていました。異常停止などはありませんでしたが、使用直後は熱いと感じたため、状態を確認しながら扱っています。

公式では、X1 Smartのバッテリー容量は690mAh、最大飛行時間10分、充電温度は5〜40℃と案内されています。HOVERAir公式バッテリーガイド(2026年8月13日更新)

アプリ接続は快適。でも編集機能には不満あり

本体とスマホの接続は申し分ありません。映像確認や書き出しも、操作そのものは難しくありませんでした。

ただし、1週間使って気になった点が3つあります。

スマホへの転送が少し遅い

撮影した動画を何本もスマホへ移すと、少し待たされる印象があります。短い動画を数本なら問題ありませんが、まとめて転送するとテンポが落ちます。

テンプレートの種類が少なく、完成動画も短い

専用アプリには自動編集用のテンプレートがありますが、種類が少なく、完成する動画の秒数も短めです。

せっかく複数のモードで撮影しても、アプリだけでは編集の幅が狭いと感じました。テンプレートの追加と、もう少し長い動画を作れるようになることを期待しています。

太陽光の下では画面が見にくい

屋外で撮影画面やマニュアル操作画面を見ると、太陽光の反射で表示が見にくくなります。

自動撮影では本体だけでも使えるため大きな問題ではありませんが、細かな操作をするときには困りました。

スマホでのマニュアル操作は不向き

僕が一番使いにくいと感じたのは、マニュアルモードです。

スマホ画面の上下に、機体の移動、旋回、カメラ操作などが配置されており、複数の操作を同時に行うのは簡単ではありません。

さらに屋外では画面が見にくく、飛んでいる機体がどちらを向いているのかも分かりにくい。画面と機体を交互に確認しているうちに、思いどおりの滑らかなカメラワークができなくなります。

もちろん、僕がまだ操作に慣れていない影響もあります。

それでも、1週間使った時点では「スマホでのマニュアル操作には向いていない」というのが率直な感想です。

HOVERAir X1 Smartは、自由自在に操縦するより、AIの自動撮影モードを活用した方が長所を発揮する製品だと思います。

飛行音は屋外なら気にならなかった

初めて飛ばしたときは、思っていたより音が大きいと感じました。

しかし広い屋外で使うと、僕自身はほとんど気になりませんでした。離れた場所に人がぽつりといたこともありますが、こちらを気にしている様子もありませんでした。

ただし、静かな境内や人の近くで飛ばせば目立つ可能性があります。今回は、人がいる場所や安全を確保できない場所では飛ばしていません。

最大の弱点は「使える場所が限られる」こと

HOVERAir X1 Smartは99gなので、航空法第11章上の無人航空機に該当せず、機体登録や操縦ライセンスは原則不要です。

ただし、99gだから「どこでも自由に飛ばせる」という意味ではありません。

空港周辺や高高度での飛行、重要施設周辺を対象とする規制のほか、自治体の条例や施設管理者のルール、土地所有者の意向なども確認する必要があります。国土交通省「飛行ルールの対象となる機体」(2026年8月22日確認)

僕自身も、次のような場所では飛ばさないようにしています。

• 周囲に人がいる場所
• 管理者の許可が分からない場所
• 木や建物などの障害物が多い場所
• 安全な離着陸スペースを確保できない場所

神社の近くで試した際も、境内ではなく隣接する広い場所を選びました。

公式情報によると、X1 Smartの障害物検知は下方向のみです。前方の木や壁を自動で避けてくれる機体ではないため、山の中や木が多い場所では特に注意が必要です。

「今日は持って行ったけれど、ここでは飛ばせないな」と判断する場面が出てくる。これが満足度を3.5点にした一番大きな理由です。

購入者レビューと比べてどうだった?

購入時のAmazon画面では5点満点中4.2、79件の評価が表示されていました。

楽天市場では、2026年8月22日の確認時点で48件、平均4.65点。星4以上は44件で、全体の91.7%でした。楽天市場・購入者レビュー

高評価で多かったのは、次のような意見です。

• 初心者でも操作が簡単
• 小さくて軽い
• 自動追尾が楽しい
• 普通のカメラでは撮れない画角になる

一方で、バッテリーの短さ、飛行音、カメラ性能、マニュアル操作や設定の自由度を気にする声もありました。

実際に使った僕の感想も、おおむね同じです。

操作は簡単で画質にも満足。屋外なら音も気になりません。ただし、実際のバッテリーは約8分で、スマホでのマニュアル操作やアプリ編集には改善してほしい部分があります。

HOVERAir X1 Smartをおすすめできる人

僕がおすすめしたいのは、次のような人です。

• 一人旅の様子を自分も含めて撮りたい人
• 旅や散策の記録を映像で残したい人
• Instagram、TikTok、YouTubeショートなどへ投稿したい人
• 難しい操縦より、自動撮影を楽しみたい人
• スマホや自撮り棒とは違う画角が欲しい人

反対に、街中や人の多い観光地で気軽に飛ばしたい人、スマホで本格的なマニュアル操縦をしたい人、長時間連続で空撮したい人には、おすすめしにくいです。

購入前に、「自分の行動範囲に、安全かつ許可を確認して飛ばせる場所があるか」を考えておくことをおすすめします。

1週間後の結論:買ってよかった。でも万能ではない

HOVERAir X1 Smartを1週間使った結論は、「買ってよかった。でも万能ではない」です。

フォロー、ズームアウト、360度スピンで撮れる映像は想像以上に楽しく、一人でも旅の中に自分を登場させられます。

一方で、飛行場所の安全確認や管理者の許可は欠かせません。約7万4,000円という価格を考えると、使える場所が少ない人には高い買い物になります。

僕の満足度は、5点満点で3.5点。

残りの1.5点は、撮影場所の制約、スマホでのマニュアル操作、アプリのテンプレート不足です。

それでも、条件が合う場所で手のひらから飛び立ち、自分を追いかけて撮影してくれる体験は、普通のスマホ撮影では味わえません。

これから旅行や散策へ持ち出し、どこまで「一人旅の専属カメラマン」になってくれるのか。もう少し長く使いながら、検証していきたいと思います。

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