芋出し画像

暑い囜で矊毛を売る理由 🐏🇵🇟

Hola, todos y todas🙌 地球の裏偎からこんにちは

以前、"ドロヌカル奜きには堪らない、パラグアむの芳光穎堎スポットずしおもっおこい"な「私のいる町San Miguel」に぀いおご玹介したしたが、今回は、この町の「矊毛文化」に぀いお、もう少しスポットを圓おおご玹介したす。

私は珟圚、パラグアむの銖郜“アスンシオン”から玄180kmバスで玄4時間離れた片田舎、ミシオネス県サンミゲル垂に䜏んでいたす。


「サンミゲル」ず怜玢しお出おくるこの画像ずかけ離れた緑溢れる町 匕甚Google Map


銖郜にも半日足らずでいけるので、䜕にもないわりには䞍䟿もなく、人々も穏やかで、日々牛、鳥、矊、猿、蛙、虫などの鳎き声を聞きながら、平和に暮らしおいたす。詳しくは前回の蚘事をご参照ください👇



サンミゲルの名産物ずいえば、“矊毛”
「暑い囜なのに矊の毛かよ」ず突っ蟌みたくなるわけですが、その蚳を順を远っお説明したす。

家の庭先で飌われおいる牛柄の矊


🐑 サンミゲルが「矊毛の町」ず呌ばれる理由

サンミゲルは昔から 矊の飌育が盛んな地域 ã ã£ãŸã‚ã‘ではありたせんでした。もずもずは牛の畜産がメむン、その傍らで女性たちは綿の織物をしおいたした。

サンミゲルでの矊毛文化の歎史は、18䞖玀埌半の䞉囜同盟戊争以降から始たりたす。䞉囜同盟戊争䞭は畜産はおろか、蟲業や生掻を維持するこずさえ困難な状況に陥りたした。なにせ人口が半枛したのはもちろん、戊争前に200䞇頭以䞊いたず掚定される牛が、戊埌は1.5䞇頭以䞋にたで萜ちたずのこず。珟圚は人間より牛のほうが倚いず蚀われおいるほどに埩掻。すごい、えらい、パラグアむ

そんな壊滅した畜産ず囜の経枈を埩掻させるため、19䞖玀ごろからパラグアむ政府が倖囜からの家畜導入を積極的に始めたこずにより、アルれンチン人ずりルグアむ人により、矊毛の飌育が持ち蟌たれたこずから始たりたす。

䞉囜同盟戊争のこずはこちらから👇


次第に織物ずしお䜿われおいた綿に倉わり、矊毛を扱い始めるようになり、今や町を代衚する特産品ずたで成長したした。気候が枩暖で牧草が豊富なこの地では、矊の攟牧に適しおいたのです。やっぱり牛のほうがお金になるからか、飌育自䜓は珟圚だいぶ衰退。チャコ地方から毛を取り寄せるずいう話




地元の人々は、矊毛を叩き掗い、梳いお、玡ぎ、時には染めお、織物にする技術 を受け継いできたした。その結果、手織りポンチョや、䌝統ダンス甚の衣装、銬の鞍甚の敷物 ãªã©ãŒåœ°åŸŸã®ç‰¹ç”£ã«ãªã‚ŠãŸã—た。


👆私も簡単にDay1〜Day5たで、掗い〜糞にするたでの過皋を動画で玹介しおいるのでよかったら。


矊毛100%のポンチョず垜子。手前が銬鞍甚の敷物。


珟圚では、パラグアむ政府がサンミゲルを 「Capital Nacional de la Lana囜家矊毛の銖郜」 ず公匏に認め、昚幎(2025幎6月)には矊毛を扱う文化・技術(Ovecha Rague)が囜の無圢文化遺産に登録されたした。さらに、その高い技術力を持぀ご幎配の職人4名が人間囜宝たで認定されたりたでしお、だんだんず囜をあげおの文化保護が掚進されおいたす。

毎幎6月初旬には「Festival del Ovecha Rague矊毛祭」が開かれ、技術ず文化を讃え぀぀、䌝統音楜のコンサヌトなどが行われ、これらが芳光ず地域アむデンティティの䞭心になっおいたす。

人間囜宝のうちの1人ずその方の息子嚘10人。圌らの衚情が党おを物語っおいお、なぜか涙したのはここだけの話。


ずはいえ、矊毛っお暑くない䞀䜓誰が買うの あたり商売にならない気がする 。

ごもっずも。

確かに、パラグアむのような暑い囜で「矊毛補品」っお売れるのたしおや、䞭囜産も入っおきお、防寒具はかなり安く手に入る時代 。 ず思いたすよね。実際、その疑問は地元の職人や行政関係者も私も抱えおいる重倧なテヌマなんです。珟に私がこの町に来る前から思っおいたこずは、「文化がなくなるのは確かに残念だけど、商売にならないなら消滅しおも臎し方がないよな。」でした。

そこから私は、「文化を保護する意味、䟡倀」を探究し始め、文化孊や文化人類孊を勉匷し始めたした。そこで、文化がなくなるこずで起きる、町及び囜の均質化や地方の過疎化など、様々な問題の存圚を初めお認識したした。しかヌし、机䞊で勉匷するよりも䜕より玍埗を埗たのは、町の人たちの暮らしを芳察、䜓隓するこずでした。たさに文化人類孊の醍醐味

どの職人に話を聞いおも、誇りを持ちながら幞せそうに仕事しおいるのが印象的


この技術ず文化を容易になくせない最倧の理由は、この地域の人たちのアむデンティティず誇りになっおいるこずにありたす。たた、この地域では、芪戚ぐるみで手工芞店を経営しおいたり、手工芞店を持っおいない人でも、仕事の合間に矊の毛を糞にしたり、織ったり線んだり、ず片手間に生業ずしおいる人が倚く、今や矊毛文化がこの地域の立掟な経枈源になっおいたす。

぀たり、矊毛の生産から補品づくりたでが 地域の生掻ず密接に結び぀いおいお、そう簡単には切り離せないのが珟状です。

掗い立おの矊毛で玡いだ糞


🌡 暑い囜で、なぜ矊毛が䜜られ続けるのか

昔は、唯䞀寒さを凌ぐ方法ずしお、矊毛しかなく、冬になるず䜏民はこぞっお矊毛の衣服を着おいたした。でも、今は䞭囜から安い衣服を簡単に手に入れられるようになり、さらに枩暖化により、寒い日も枛り、茪をかけお需芁がなくなっおいっおいたす。

では、なぜ、そんな生蚈が成り立぀かわからない商売を続けるこずができるのか。その疑問に、私なりの憶枬が3぀ありたす。

①実甚的な䟡倀

パラグアむは内陞郚にあり、冬6〜8月の朝晩はかなり冷え蟌みたす。
矊毛補品はその時期に倚少なりずも需芁がありたす。実は移䜏しおびっくり、「暑い囜幎䞭暑い」ではないんです。しかも20代の若者曰く、ポンチョ×ブヌツブヌムが少し来おいるずの暡様。

② 文化䜓隓ずしおの䟡倀

サン・ミゲルの矊毛補品は、今や実甚品ずいうより文化的・象城的な存圚 です。䟋えば、䞀番倚く぀くられおいるポンチョは、パラグアむのアむデンティティを瀺す衣装の䞀぀。祭り・匏兞・特別な行事で着るもので、実質は日垞的な衣服ではありたせん。でもお祭りの日には需芁がある。だから「暑くおも䜜る・売る」ずいう文化的な理由があるのです。

③ 芳光商品ずしおの䟡倀

芳光客にずっおはその土地の「䌝統工芞」そのものが魅力です。芳光立囜ずはほど遠いパラグアむですが、それでも「パラグアむ手工芞機構」ずいう独立行政機関も2004幎から立ち䞊がり、少しず〜぀泚目を集めおいたす。


぀たり、実甚文化䜓隓芳光商品 ずいう3぀の䟡倀があるから、この町での矊毛文化の存続ができるんじゃないか、ずいうのが私の憶枬です。

この子矊は母が乳を䞎えおくれないので、人間が芪代わり。犬みたいに懐っこい。


ずはいえ、お察しの通り、「商売」ずしおの限界はありたす。なので、「私」ずいう存圚がここで䟡倀をなしおきたす。←

最近は

  • デザむンをモダン化商品開発

  • 芳光客向け䜓隓型ワヌクショップ糞玡ぎや織物䜓隓

  • オンラむン販売

  • ブランドの魅力化

ずいった方向にシフトできるよう、支揎しおいたす。「文化を守りながら収入を埗る」ための工倫を熱意ある職人さんたちず二人䞉脚で行っおいる最䞭です。

ずはいえ、もちろん、珟地の人も真倏は売れないこずを芋越しお、倏は綿のハンモックを売ったり、銬の鞍甚マット䟛絊が足りないほど需芁があるらしいを収入源にしおいる人たちもいお、倚くの人たちが自転車操業で日々暮らしおいたす。

ずいっおも、土地ず食糧、人脈が豊かなこの囜では生掻コストが䜎いので、そんなに頑匵らなくおいいずいうのが前提。こればかりは本圓に日本人ずしお矚たしい。。。行動も倉化もかなりゆっくり。日本ずの䟡倀芳・環境が真逆の䞭で生きる幎4ヶ月目やっずここたできた 。、2回目の冬をぬるっず過ごしおいたす。

町がカラフルになる倏

いいなず思ったら応揎しよう

この蚘事が参加しおいる募集