春風の思慕 ―文学フリマ40販売作品
──言葉にはできない想いを、”四行”に乗せて
5月11日 文学フリマ東京で発売する小説集『だから、文学が存在する。』
この本は、
「文学とはなにか?」
「なぜ人は物語に心を動かされるのか?」
という問いに向き合い、その答えを5つの短編物語に託した一冊です。
その4作目として書いたのが、『春風の思慕』です。
帝国軍人・児島源之助と、寡黙な戦友・野坂典馬。
戦場という極限の場所で、ふたりが唯一、本心を交わしあえたのはたった四行の短い詩だった。
そこには声にできなくても伝えたかった何かがあり、
名づけることのできない関係があった。
風の音が耳を貫くように通り過ぎていく。
青い焚き火の光に、君の影がゆらめく。
私の名を呼ぶ声が、あの頃と同じ響きをしていた。
心が溶けそうになるのに、夜はまだ明けない。
手紙という名の本心が綴られるたび、ふたりの間にだけ確かに流れる大切な時間があったのだ。
この物語は、たった四行の詩に、すべてを託したふたりの記憶のようなものです。
伝えるべきだった想いほど、人はなぜか、言葉にするのが怖くなる。
でも、語られなかったことが、そのまま「なかったこと」になるわけじゃない。
詩というかたちでだけ許された、ひとつの関係と、ひとつの願い。
読むことで、きっとあなたのなかにも眠っていた“まだ語られていない想い”が、そっと動き出すかもしれません。
そんな静かな手紙のような一編です。
▼こんな方にきっと響くはず
✔ 誰かと“言葉にならない関係”を抱えたことがある
✔ 手紙や詩にしか託せなかった想いがある
✔ 過去に交わせなかった“返事”が、ずっと胸に残っている
✔ 「言葉にできなかったからこそ、本当だった」と思う感情がある
✔ ずっと胸の奥にある“あの人”への言葉をまだ探している
✔ 明治時代の軍人が好き
▼『だから、文学が存在する。』についての制作背景はこちら
▼出店情報
------------------------*
5月11日(日) @東京ビッグサイト
文学フリマ東京40
ブース:G-49〈ぶんぱく〉
名前:ちえみ(共同出店者:ちふみ)
発売物:『だから、文学は存在する。』(70P)
------------------------*
当日お会いできるのを楽しみにしています!
遊びに来てください〜♡♡
!ちなみに!
この小説のモデルは名前からして分かるかと思いますが…
児玉源太郎と乃木希典(明治時代の軍人)です。
そしてそして。性格のイメージは
七松小平太と中在家長次(忍たま乱太郎 六ろ)です。
私の趣味が詰まっています。
私の趣味しか詰まっていません…!!ww
