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【選挙ウォッチャー】 週刊元彦問題(#18)。

 公益通報者保護法違反をかましておきながら、その責任を取らず、今も兵庫県知事の椅子に座り続けている斎藤元彦。なぜ再び兵庫県知事の椅子に座ることができているのかと言えば、反社会的カルト集団「NHKから国民を守る党」の尊師・立花孝志がデマを撒き、選挙の結果を歪めてしまったからです。
 立花孝志は今、そのデマの責任を問われ、逮捕されて神戸拘置所で裁判を待っています。そして、シャバから消えている間に、コアなN国信者たちの離党が進み、「NHKから国民を守る党」は事実上の解散となりました。完全に滅されたのです。

 しかし、肝心の斎藤元彦は、いつまでも辞めません。
 今日も今日とて涼しい顔で記者会見に臨み、記者たちの質問に答えになっていないテンプレート回答をかまし、それでも「斎藤さん、ありがとう」の元彦信者たちがたくさんいるので、自分は安泰だと思っているのです。
 ただ、こうしている間にも、斎藤元彦という知事があまりに無能すぎるせいで、兵庫県は「起債許可団体」に転落し、国の許可がなければ借金ができない状態になっています。これはすなわち、どこかのタイミングで大胆にコストカットしなければならなくなる日が来て、次の知事が斎藤元彦の尻拭いをさせられて、独自の政策を打ち出しにくくなります。斎藤元彦が無能すぎて、次の知事が可哀想なのです。 


■ 3月4日の斎藤元彦記者会見

今日も斎藤元彦はノーネクタイで記者会見に挑んだ

 先々週は当たらず、先週はお休みだったので、今週はたくさん質問を用意していたのですが、「元彦くじ」は4番を引いてしまい、通常であれば質問の機会がなかったのですが、3番を引いた松本創さんが直前までの流れを見てパスをしてくれたため、僕に順番を回ってきました。
 今回の作戦は、斎藤元彦知事よりも先に「さまざま」を多用することにより、斎藤元彦の「さまざま」を封じ、こちらの聞きたいことを聞こうという作戦でした。

【質問①】
兵庫県が14年ぶりに「起債許可団体」に落ちてしまったことに関連して質問します。斎藤知事は、これまで予算を適正・適切・適法に振り分け、自分なりに精一杯やれることをやってきたと思いますが、さまざまな環境やさまざまな情勢の変化に伴い、さまざまな要因によって、このたび「起債許可団体」に落ちてしまったということでよろしいですか?

 質問の趣旨は、「起債許可団体に落ちましたが、理由は『さまざま』ですか?」です。こちらが逆に「さまざま、さまざま」と言っているので、斎藤元彦は「さまざま」を使わずに答える努力をしました。

【回答①】
元彦「まあ、あの、今回、令和7年度の決算において、兵庫県が起債許可団体に移行するという見通しになってます。あの、震災からの復興の過程での財政運営、そして公共投資の類似団体と比べて過大な状況などがですね、今回の金利上昇局面の影響で、公債費の負担が増えるということになりましたので、結果的に許可団体に移行するということになったと理解しています」

 実は、この答えはなかなか衝撃的です。というのも、どうして「起債許可団体」に落ちてしまったのかを端的に言うと、「金利が上がったから」だと説明しているからです。
 しかし、今ほど金利が上がる前から「このままでは財政許可団体に落ちてしまうのではないか」という指摘はありました。己の無能を「金利」のせいにしているのですから、普通はこの時点で「だめだこりゃ!」になります。
 ちなみに、こちらが「さまざま」を連発しましたので、斎藤元彦の回答からは「さまざま」が消えました。「さまざま」と言ってしまうと罠にかかってしまうと思って控えたのだと思いますが、こちらの狙いは「さまざま」を封じて答えてもらうことなので、「金利のせい」という答えを引き出すことができて、完全に計算通りです。

【質問②】
斎藤知事としては、これまでもその都度、適正・適切に、さまざまな環境や情勢の変化に対応しながら、しっかりと兵庫県のために、適正・適切に予算を組んできたということに変わりはありませんか?

 今度は「適正・適切」を多用しましたが、実は、この質問の狙いは、逆に斎藤元彦知事から「適正」「適切」という言葉を引き出すための誘導尋問です。一言でも「適正」「適切」という言葉を使った時には、思いっきりリールを回そうと思っていました。

【回答②】
元彦「まあ、あの、知事就任後、コロナ禍での厳しい状況下で、予算編成や補正予算には『適切』に全力で対応してきました。まあ、そして、県庁舎の皆さんをはじめとする行財政改革にも取り組んできたということで、この間の財政運営については最大限努力を図ってきたというつもりであります」

 100%望んでいた答えが返ってきました。『適切』という言葉を使って
努力をしてきたという回答なので、あとは「かかった!」とばかりにリールをグルグル回すだけです。グルグルグルグル・・・。

【質問③】
そうだとすると、いずれも結果が出ていないどころか、いずれも悪い方向に進んでいますので、文書問題の対応を含め、斎藤知事が適正や適切だと思っていたものが間違えていたという可能性はないのでしょうか?

 火の玉ストレートです。めっちゃ核心を突く質問を投げ込みました。要するに「適正」「適切」にやっているんだったら結果が出るはずですが、ちっとも結果が出ていないということは「適正」「適切」だと思っているものが間違いではないかという話です。これは「国語」の問題です。
 これに対し、斎藤元彦はどう答えたかと言うと・・・。

【回答③】
元彦「まあ、過去からの公共事業の過大な状況などがですね、今回の金利上昇局面で、財政状況の、やはり公債費の上昇につながっているということです。これまでの過去の財政状況の運用を検証する形で、今回、有識者の会議を立ち上げるなどして、検証して、そして、それを未来の取り組みにつなげていくということが大事だと思いますので、財政健全化と未来への投資ですね。これを県民の皆さんにしっかりお示しをする形で、理解を得るように努めていきたいと思います」

 これが「オマエの適正とか適切が間違ってんじゃねぇの?」と答えです。また、財政が悪化した原因を「過去(井戸県政)」「金利の上昇」のせいにしています。しかし、バトンタッチされた時には、とっくに起債許可団体を抜け出していたのですから、自分がやらかしているのだということに気づいてもらわないと、いつまでも他責思考で乗り切れると思わないでもらいたいです。

【質問④】
文書問題では、斎藤知事を助けるために情報を流した職員が容疑者となって書類送検されています。兵庫県知事選では、斎藤知事を当選させるためにデマを撒いた立花孝志が逮捕され、マイナス6度の神戸拘置所で暮らしています。財政の面では震災があったわけでもないのに「起債許可団体」に陥りました。斎藤知事の考える「適正」や「適切」とは、どのようなものなのでしょうか、「適正」や「適切」という言葉を、どのような意味で使っているのか教えてください。

 引き続き、国語の問題です。
 斎藤元彦のせいで、斎藤元彦のために泥仕事をした人たちがことごとく犯罪者になり、あるいは、犯罪者を使って選挙を勝ち、財政は悪化しているわけですが、斎藤元彦の「適正」「適切」は何なのかということを改めて問う形になりました。

【回答④】
元彦「まあ、あの、財政については、過去の投資の影響が、これはあの借金をするっていう形になってますので、それが返還、返済の過程で金利の影響を受けているということがありますので、その点はご理解いただきたいと思います。まあ、県政運営については、あの、県職員の皆様などと、そして県議会とも議論を尽くしながら、きちっと前に進めていくということが大事だと思ってます」

 これには「適正」とか「適切」という言葉をどのような意味で使っているのかという質問をしたけれど、全然噛み合わない回答だったとツッコまずにはいられませんでした。

【質問⑤】
こうなってくると、議会の風当たりはますます強くなるのではないかと予測されるわけですが、スムーズに議会運営を進めるためにも、議員との連携が不可欠になると思います。議会では与党の立場である「躍動の会」の皆さんと連携はうまく取れているでしょうか?

 実は、この質問は次の質問への振りでしたが、ここで斎藤元彦知事が職員に目配せをして、「次を最後の質問にしてくれ」という圧力をかけました。
 質問をしている最中に、質問の内容を適当に聞いていたので、躍動の会について質問をしているのに「各会派の皆さんと連携を取っている」というクソ回答でしたので、最後の1問として、恒例のアレを聞きました。

【質問⑥】
最後に、これだけ聞かせてください。斎藤知事は「ふくまろ」、または「ふくまろネットニュースチャンネル」を知っていますか。これまで何度も質問していますので、そろそろお答えいただきたいんですけども。

 どうせ答えないことは前提にしていましたが、最後の最後に、とんでもなく面白い回答を引き出すことに成功しました。斎藤元彦知事は、往年のドラマ「古畑任三郎」の犯人のように、知っている人しか答えられない答えをさりげなくかましていたのです。

【回答⑥】
元彦「まあ、あの、さまざまなSNSですね、における発信をされているっていうものがあるということはあるんだと思いますけれども、個別具体のところへの言及っていうものは差し控えさせていただきたいと思います」

 斎藤元彦知事は、記者会見の追及から逃れたくて、あまりにも早く終わらせたい気持ちに引っ張られて、「ふくまろ」「報道機関」という位置付けだったことを忘れ、「SNSで発信している人」と言ってしまいました。
 そうです、確かに「ふくまろ」「報道機関」ではなく、ただのそこらへんにいる「YouTuber」であり、けっして記者ではありません。ここが最も大きな差であり、そして、なぜ「ふくまろ」がさまざまな場所に入ることが許されているのかが一番謎の部分です。
 そもそも、なぜ僕が記者会見場に入って質問できているのかと言えば、それは僕が「ブロガー」「YouTuber」ではなく、「ジャーナリスト」だからであり、なぜ「ジャーナリスト」なのかと言えば、新聞や週刊誌に記事を書き、さらには書店に並ぶ本を書いて売れているという「実績」があるからです。
 そういったものが一切なく、斎藤元彦知事を応援する人たちに向け、個人的なYouTubeを発信し、その投げ銭が収入になっている人物が、兵庫県のさまざまなイベントに入り込めている理由を知りたいのです。だから、斎藤元彦知事の口から「SNSで発信している人」という認識がうっかり口に出てしまったことは、実は、とんでもなく大きな「ゲロ」です。個別具体的な言及を差し控えても、「SNSで発信している人」という認識が出てしまった時点で、「ふくまろ」の疑惑はますます深まることになったのです。


■ 選挙ウォッチャーの分析&考察

 実は最近、つくづく思っていることがあります。
 昨年の夏から兵庫県庁に通うようになり、まもなく半年が経とうとしているわけですが、この生活をあと2年8ヶ月も続けなければなりません。
 しかし、こうしたQ&Aを見ても分かるように、毎週、わざわざ神戸まで往復の新幹線代やホテル代をかけ、答えになっていない答えを聞きに行くのは、正直言って、めちゃくちゃ無駄ではないかと思います。
 もちろん、だからと言って、神戸に行くのをやめるわけではありません。斎藤元彦が知事を辞めるまで、毎週、神戸に通うことは通うのですが、それでも「斎藤元彦のために神戸に行く」というのは、やっぱり無駄であると思うようになりました。
 具体的にどういうことかと言うと、「めちゃくちゃうまいトンカツを食べるために神戸に行って、ついでに元彦」とか「めちゃくちゃ雰囲気の良いお気に入りのバーに行くために神戸に行って、ついでに元彦」ということでなければ、わざわざ答えが返ってこない記者会見を「第一の目的」にして神戸まで行くのは無駄であると思うようになりました。
 つきましては、「神戸に何をしに行くのか」という「第一の目的」を探すところから始めて、ついでに「元彦」ということにしたいと思います。

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