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💁苗字の話 1494


旅行時に撥水スプレーを使ったら、思いのほか残量が少なくなった。
今直ぐ必要なわけではないけれど、「いつかそのうち」と放置していたら、いざ使いたいときに困るのが目に見える。
仕方ないなあと、黒耳号(人力ママちゃり)でホームセンターに向かう。

撥水スプレーの売り場は多分2号館。
先に1号館内の百均へ。
念の為、品出中の女性店員さんに「撥水スプレーは2号館ですよね?」と声をかける。

ホームセンターの



エプロンのポケットから取り出した売り場案内図を広げ、
「ここから2号館に入って、39番の通路の右側にあります」と指し示す。
「39番ですね、ありがとうございます」と立ち去ろうとすると
「1号館にも少しありますので、ご案内いたします」と、陳列途中の商品を端に寄せ歩き出す。

洗濯用品売り場にある衣料用と、靴売り場にある革製品用撥水スプレーを案内し、
「2号館には多用途対応やキャンプのテント用など、ここよりも多くの種類があります」と、にっこり。
元から2号館に行くつもりだったし、彼女の表情も仕草も態度も言葉も感じが良く、少しも押し付けがましくなかった。
「お客様の声」を投書できるなら、「○坂さんの接客が丁寧だった」と書けるのに。

園芸売り場には


2号館で撥水スプレーを見比べ、一般的な布地用にシリコーン系の安価なものと、ウレタンや皮革にも使えるフッ素系のものを選択してレジへ。
生活用品や百均やペットショップがある1号館とは違い、工具や塗料や資材なんかを扱っている2号館のレジは割りと空いている。

高校生かな?
シャイというには、あまりにも素っ気ないというか、無愛想な男子。
声は小さく、モゴモゴと何を言っているのかわからない。
○坂さんと足して2で割れればいいのに。
思わず名札を確認。
ん?
読めない……

時節柄



新赤い子ちゃん(赤くないiPhone)に表示されたバーコードを、ハンドスキャナーで何度も何度もピッ。
何なん?
読み取れないの?
オバチャンは気を取り直し、果敢に男の子くんに話しかける。
「難しいお名前ですね(にっこり)」
「………………はい(固まる)」
終了。

そういえばあの子、「お待たせいたしました」とも「ありがとうございます」とも言わなかったなあ。
別に言われたいわけじゃないけれどと、レシートの名前を確認。
カタカナで「イ•オ•ロ•イ」⁇


初めて勤めた会社には五百旗頭いおきべさんという人がいらっしゃったけれど、イオロイさんは初めて。
五百蔵と書いてイオロイさん。
知らなかったなあ。

こちらの表は
https://myoji.namedic.jp/sei/detail/%E4%BA%94%E7%99%BE%E8%94%B5 より



ほうほう、戦国時代の武家なんだって。
伊勢平氏の末裔なんだって。
レジの彼にしたら、「だから何?」だよね。
でもね、ちょっと聞いて。
アナタの苗字は珍しいだけに印象に残りやすい。
いいことも悪いことも、「ああ、あの珍しい名前の彼ね」ってなっちゃうよ。



なんてことをほざいている私の苗字は、旧姓も現姓もありふれている。
読み間違えられることはないし、書き間違えられることもない。
私にとって苗字(姓)は記号のようなもの。
特に思い入れはないけれど、改姓経験者としては選択的夫婦別姓が実現すればいいのにと思っており、no+eにも何度か書いている。

アジサイの種類が


「今更なんだけど、どうして•••••さん(私)は改姓しないでH(元夫)の姓のままなの?」
先日、ワタル(仮名、妹)から訊かれた。
ワタルはHのモラハラぶりを直に見ていて、よく知っている。

Eさんという、うんと歳の離れた友人がいる。
彼女は最初の法律婚(夫の酒乱で離婚)から、選択的夫婦別姓の実現を55年間も待ち続け(ヘッダー画像はEさんとの過去のLINE)、今のパートナー氏とは事実婚。
Eさんは私に「何でそんな人(=H)の名前を名乗ってるのよ、信じられない‼︎」と言い放つ。

沢山ありすぎて


「Eさんにも訊かれたし、信じられないって言われたけれど、改姓が面倒なだけ。
結婚したときの改姓は嬉しかったけれど、手続きは面倒だった。
Hとお別れしたときは改姓しなかったのに、手続きは結婚したときよりもうんと大変だった。
1日で運転免許や国家資格の変更もしたかったから、あちらこちらに走り回ったの。
未だ子どもたちと同居していたから、子どもと苗字を別にしようとは思わなかったし、私にとって苗字は記号と同じだから、Hの姓を名乗ってるとは思ってないんだよね」とワタルに返事をした。

ホームセンター1号館の○坂さんに話を戻すと、○に入るのは小学1年生で 習う漢字。
五百蔵いおろいさんと比べると、見た目はシンプルで読みやすそうに思えるし、珍名とも難読とも思えない。
ところがどっこい、○の読み方は思いのほか沢山あり、しかも「坂」はサカ?ザカ?
簡単に書けるけれど、簡単には読めない。

名前を覚えきれない



珍名といえば、Hの昔の友人に「御薬袋さん」という人がいらっしゃった。
あえてふりがなを振らないけれど、今は検索すれば何でも一発で判っちゃって、クイズにもならないんだろうね。
                2026.4.30.木










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