💁あれからどうなった?【苗字の話】 1508
ホームセンターのレジで、「ちょっとどうなの?」と思う店員さんがいらっしゃった。
「何てお名前?」と名札を見ても読めず、レシートのカタカナ表記で初めて五百蔵さんだとわかった。
「珍名といえば、H(元夫)の昔の友人に『御薬袋さん』という人がいらっしゃった。」と書いた。
ルビを降らなかったのだけど、検索された方もいらっしゃった。
正解は「みなえさん」。
日本では58,254位、全国に約30人しかいらっしゃらない超レア苗字(名字由来net https://myoji-yurai.net/main.htm 以下も同じ)。
Hは御薬袋さんのことを「俺のツレ」と言っていた。
家族ぐるみのお付き合いがあったらしく、「一時期とはいえ親しかったのね」と特に違和感はない。
一方、同じ学年だっただけ、同じクラスだっただけで、それ以上の接点を持たない人にも、「俺のツレ」を連発。
それって何、友達多いアピール?
向こうにしたら「そんな奴、クラスにいたっけ?」かもしれないのに(知らんけど)。
5/15(金)に「勿論、沖縄本土復帰記念日だということも忘れてはいない」と書いた(投稿は5/16)。
忘れないのは、小5の担任伊集先生が沖縄出身の人だったから。
広島•長崎に投下された原爆のことは習っても、沖縄戦を学ぶ機会はなかった。
伊集先生もことさら沖縄戦や沖縄の歴史を話したりはされなかった。
でも子どもって残酷。
眉が濃くて目がはっきりしている伊集先生に向かって、平気で「沖縄人」と言い放ったし、伊集先生に職員室から呼び出しの放送がかかると、「沖縄沈んだ、早よ帰れ‼︎」と笑い合った。
私たちは決して伊集先生を嫌いではなく、面白がっていても、虐めているとは思っていなかった。
それが証拠に伊集先生がご結婚•ご出産されたときには、先生に会いたい一心でご自宅にクラス有志で押しかけた(大迷惑‼︎)。
伊集先生には、あれもこれも謝りたい気持ちでいっぱい。
「伊集」という苗字は、全国5,369位で約1,800人。
もちろん沖縄に多く、「沖縄県中頭郡中城村伊集」が発祥らしい。
「いじゅう」と読むほか、「いじゅ」「いしゅう」「いず」と読むらしい。
まあまあの珍名さんだった。
今の職場に入職してから10ヶ月あまり。
部署により名札着用が順守されておらず、他部署には未だに名前を存じ上げない人が大勢いる。
「○タケさん」もそのうちの1人。
しかも呼ぶ人によっては、「アタケ」にも「カタケ」にも「サタケ」にも「タタケ」にも「ナタケ」にも「ハタケ」にも「ヤタケ」にも「ワタケ」聞こえ、「ラタケ」には聞こえない。
入職して直ぐに確認すればよかったのに、時間が経つにつれどんどんと訊くきにくくなってしまった。
いつからだったか、何のためなのか、タイムカードの打刻時刻を記入する表が導入された。
全職員の氏名が印刷されていて、出勤•休憩開始•休憩終了•退勤時刻を記入。
面倒やなあ……
はっ、○タケさんのお名前がわかるかも。
ところがこの表、A4タテに名前がみっちり。
五十音順じゃないし、部署ごとでもない。
もしかして入職年次?
○タケさんがいつ入社か、いつ異動してきたかなんて知らない。
仕方なく上から指でなぞっていく。
誰にも怪しまれませんように。
表には「○竹」も「○武」もなかった。
他に「タケ」と読むのは……?
そういえば高校時代に「フジタケくん」がいた。
フジタケくんの「タケ」は「●」だった。
誰も来ないでと思いながら、今度は「●」のつく名前を指で探す。
あった‼︎
これは読めないわ……
「○タケ」姓は22,824位、全国には約170名。
しかも、発祥•由来は不明。
「御薬袋」には及ばないけれど、非常に珍しい激レア苗字。
てっきり、「佐竹さん」か「畠さん」だと思っていたのに、レアすぎてここには書けない。
こんなに近くにいらっしゃったよ、珍名さん。
苗字の多くは地名や地形に由来。
広がりには地域ごとに特徴がある。
全国1位の佐藤姓は、北海道や東北の大半でトップ。
2位の鈴木姓は、静岡•茨城でトップで関東•中部に多い。
4位の田中姓は、近畿や九州に多く、鳥取•佐賀など10府県でトップ。
9位の山本姓は、中国•四国6県を含む10県でトップ。
面白いと思ったのは、全国73位の工藤姓が、青森ではトップ。
363位の黒木姓が、宮崎ではトップ(2026.5.10.日 朝日新聞 データで探る47都道府県)‼︎
なぜ?不思議だ……
名字は国籍取得などによってあらたなものが生まれる一方、人口減や結婚による変更で失われていくものも少なくない。婚姻届を出す夫婦の94%が夫の姓を選ぶのが現状で、選択的夫婦別姓を望む声も高まっている。
ヘッダーの画像(LINE)は歳の離れた友人Eさんと。
E姓は、22,426位で全国には180名。
酒乱だった元夫と離婚したとき、旧姓のE姓に戻し、E姓を失いたくなくて現パートナーとは事実婚。
選択的夫婦別姓が実現すれば、現在事実婚している約58万7千人が法律婚に替えると推計される(一般社団法人「あすには」が昨年公表)。
勿論Eさんもそのうちの1人。
旧姓使用の法制化や旧姓単記では、消えゆく苗字を残すことはできないし、改姓の煩わしさから解放されることもない。
どうしてこんなシンプルなことを解ろうとしないのかなあ?
たとえ自分に関係なくても、想像力を働かせることくらいはできるだろうに。
最後はやっぱり恨み節になってしまった。

2026.5.20.水
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