『cluster』とは何なのか ──医療における特殊性
こんにちは!星野うぇあです🌟
今日は、ワタシがなぜ cluster というメタバースを、医療や支援の文脈で使い続けているのか。
clusterで開催する「バーチャル英雄譚」特別企画の一環として、
今回はその話を書いてみます。
結論としては、
「夢を現実に出来る場所だ」と感じているからです。
clusterは、日本発のメタバースプラットフォーム。
PC・スマートフォン・VR、どのデバイスからでも参加できて、特徴はとてもシンプルです。
「同じ空間に集まる体験」を、かなり大事にしている
言い換えると「場を共有すること」に価値を置いたプラットホームです。
clusterの基本的な特徴
まずは、特徴をざっくり整理します。
アバター参加(顔出し不要)
音声距離による自然な会話
イベント・集会文化が前提
雑談や参加型企画が成立しやすい
日本語・日本文化との親和性が高い
ここまで聞くと、世界的なプラットホーム
「VRChatと何が違うの?」と思う人もいるかもしれません。

イベントや日本人コミュニティは
存在します。
他プラットフォームとの違い
海外発のメタバースは、
創作や没入体験、自己表現に重きを置くものが多い印象です。
一方でclusterは、
導入ハードルが低い
初参加でも迷いにくい
イベント運営が前提の設計
とにかく「人が集まる」ことに最適化されています。
この思想が、医療や支援の文脈に持ち込まれたとき、
ちょっと特殊な意味を持ち始めます。
医療におけるclusterの特殊性
医療の現場では、
「相談する」「助けを求める」こと自体が、
強い負荷になることがあります。
だからワタシ達が意識しているのは、
雑談空間と相談空間を併設するが、分けもするという設計です。


雑談空間は、目的を持たなくていい場所。
話さなくてもいいし、聞いているだけでもいい。
実際の運用では、
まず雑談空間に集まり、
しばらくしてから相談空間へ移動する人が多い。
ワタシ達の研究でも「雑談と相談の2重構造」について確認されています。
この「空間を移動する」という行為が、
言葉を使わない意思表明になります。
clusterならではの、静かな選択です。
これは、心理的安全性や
低閾値介入(low-threshold intervention)の考え方とも、
かなり相性がいい。
「相談しない参加」も、ちゃんと支援
面白いのは、
雑談だけで終わる参加者が一定数いることです。
でも、それでいい。
医療や支援の場って、
「何かを得なきゃ」「変わらなきゃ」という圧がかかりがちです。
clusterでは、
今日は話さない。今日は聞くだけ。
スマホで一瞬だけ挨拶に来る。
そんな関わり方も成立します。
強制しない構造が、結果的に継続を支えてくれます。

ダンスや音楽が場を変える
また、ワタシは集会や相談の他に、
あえてダンスや音楽の企画を挟むことがあります。
すると、空気が一気に変わるんです。
相談者・支援者・運営。
その役割が一度溶けて、
「一緒に歩める友達」になる。
こういった活動自体が、感情調整や関係性の再構築に寄与することも知られています。

医療らしさを薄めたとき、
逆に医療的な効果が立ち上がる。
これも、clusterという場だから起きやすい現象です。
(研究として様々な学会でも報告しています)
参加者が、ゆるく支援者になる
もう一つの特徴は、
参加者が少しずつ支援側に回っていくこと。
イベント参加、雑談、勉強会、ちょっとした手伝い。
役割を固定せず、段階的に関われる導線を用意しています。
支援する側・される側を分けすぎない。
この役割流動性のある構造は、
ピアサポートの持続性を高めるとされています。

なぜ、clusterなのか
医療って、世界で評価される前に、
まず制度に通らなきゃいけない。
法律、保険、倫理、職能団体、行政。
全部「日本語」です。
その点で、clusterは最初から違っていました。
日本の文脈。
日本の空気。
あの、少し面倒だけど無視できない感覚。
それを、後から翻訳しなくていい。
想いそのままに相手に伝わる。
だから夢みたいなフワフワした話じゃなく、運用の話ができる。
今日も明日も、誰とでも続けられる。
それがclusterならではのポイントだと思います。


まとめ
clusterは、医療の代替ではありません。
法律上、診断や治療を行う場所でも未だないです。
でも、
医療の前段階や外側を、支える場所にはなれる。
雑談する人が、
相談する人になり、
気づけば誰かを支える側になる。
その流れそのものが、
すでに医療的だと、ワタシは思っています。
そして、その流れはまるで「ヒーローの物語」そのもの。
みんが少しずつ、誰かを支える物語。
そう感じたからこそ。
ワタシが出会った「clusterの英雄(ヒーロー)」たちに声をかけて、
バーチャル英雄譚 Brave Beatを開催することにしました。
心理学で用いられる「物語療法」的な視点や、
「ヒーローズ・ジャーニー(英雄物語)構図」を活用した
全く新しい「メタバース×医療×社会福祉」のイベントとなります。
今回は、ワタシの思う「最高のロールモデル」となり得る方々をスタッフに迎えました。最大戦力で、clusterに新しい文化を芽吹かせます。

世界を驚かせるためじゃない。
日本の現場で、
今日と明日をちゃんと繋ぐために。
今日泣いても、明日は笑えるように。
泥だらけになって、一緒に悩みながら進んでいけるように。
それがワタシ達の思う「医療」であり、
clusterを選び続けている理由です。

バーチャル英雄譚は公開リハ、配布アイテム、後夜祭など
たくさん楽しめる要素を用意しています🌟
まだまだ秘密のトピックスも!
そう簡単には終わらない、息の長いプロジェクトに進化していきます。


Boothにて無料衣装も配布中!(2/28まで)
デザイン制作:真雛あきこ 様
というわけで!今回はこのへんで。

講演やイベント出演のご依頼など、なんでもお気軽にご相談下さい。
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