正規表現のおすすめ本5選 まったく分からない状態から現場で引けるまで
正規表現に最初に出会ったのは、Javaを勉強している最中でした。文字列を扱う場面で唐突に出てきて、記号の羅列にしか見えなかったのを覚えています。
その後もずっと、同じところでつまずき続けました。書きたいものが書けない。他人の書いた正規表現が読めない。そして一度調べて動いたパターンを、次に必要になったときにまた調べている。この三つを全部やりました。
厄介なのは、正規表現が「ちゃんと勉強する対象」として扱われにくいことだと思います。必要になったときにネットで調べれば動くものが見つかる。だから毎回そうする。そして毎回忘れる。私も長い間その状態でした。
正規表現の本は、いま自分がどの段階にいるかで選ぶべき一冊が変わります。この記事では、実際に読んだ5冊を「まず分かる」「手に覚えさせる」「現場で引く」の段階別に紹介します。
迷ったらこれ 段階別の3冊
まったく分からない人 → そろそろ常識? マンガでわかる「正規表現」
毎回調べてしまう人 → 反復学習ソフト付き 正規表現書き方ドリル
きちんと理解したい人 → 詳説 正規表現 第3版
自分の現在地に一番近いものから読めば失敗しません。以下、5冊を段階順に紹介します。
まず分かるようになる1冊
そろそろ常識? マンガでわかる「正規表現」

正規表現が全く分からない状態から、基本を理解するための一冊です。
対話形式でイラストが多いので、活字ばかりの技術書はおっくうだという人でも進められます。記号の羅列にしか見えない段階だと、そもそも解説の日本語が頭に入ってこないことがあります。この本はその手前から始めてくれます。
扱う範囲は最低限です。深いところまで知りたい人には物足りませんが、まず「正規表現とはこういうものだ」と分かりたい人には、ここから入るのが早いです。
正規表現という単語を知り、最初に読んだのがこちらの書籍です。
知識ゼロから読みましたが、非常に読みやすく、解説も丁寧でした。
また、実際に自分で考えながら手を動かし、こちらの書籍で確認しつつ進めていく事で、学習したその場から知識として身についていくと思います。
手に覚えさせる1冊
反復学習ソフト付き 正規表現書き方ドリル

正規表現を何度も繰り返して、手に覚えさせるための一冊です。
私が長く抜けられなかったのは、毎回調べてしまう状態でした。読んで理解はできる。でも次に必要になったときには、また検索している。この本はドリル形式で、反復学習ソフトも付いているので、覚えるところまで持っていけます。
意外と覚えられないのが正規表現ですが、一度覚えてしまうと地味ながら本当に楽になります。調べる時間がなくなるだけでなく、書けるという前提で設計を考えられるようになる。理解するだけでなくスキルとして身につけたい人に、いちばんおすすめしたい一冊です。
問題が非常に多く、説明も軽く読んだ程度ではありますが,わかりやすく書かれていると感じました。
正規表現をマスターするに辺り、一番の近道はとにかく正規表現で試す事だと想いますし、本書はその点では他の書籍よりかなり優れてると思います。
きちんと理解する1冊
詳説 正規表現 第3版

正規表現の定番書で、この分野の基準になっている一冊です。
正規表現の概念から、正規表現エンジンの動き、書き方によるベンチマークまで扱っていて、論理的な理解を深められます。それだけでなく、実践可能な表現方法まで学べるのが良いところです。
特に効くのは、様々なアンチパターンと修正案を見ていく部分でした。読んでいるうちに、最適な書き方が身についていきます。他人の書いた正規表現が読めなかった私に足りなかったのは、この「なぜその書き方なのか」の部分でした。
これ一冊持っておくと、正規表現で困ることはほとんどなくなります。
言語ごと固めたい方は、Javaのおすすめ本6選も合わせてどうぞ。
分かりやすい。正規表現は何度やっても苦手意識があったけど
この本の初めの方を読むだけでも正規表現に対してポジティブに見られるようになった。
ネットや各プログラムのマニュアルを読むなら、この本を読むことをお勧めします。
現場で引く1冊
正規表現辞典 改訂新版 DESKTOP REFERENCE

必要な表現を、その場で調べるための辞典です。
表現したいものをネットで調べようとすると、意外とドンピシャなものが見つかりません。近いものはあっても、条件が微妙に違う。この本を持っておくと、そこを引けます。
多くの処理系や言語に対応しているので、ほとんどの場面で対応できます。正規表現は言語によって細かい仕様が違うので、この対応範囲は実務でそのまま効きます。サイズも持ち歩きやすくて便利です。
この表現に対してどの言語が使えて、使えないのか、単語ページトップで一目瞭然。
ネットの方が言語別で調べたりする手間があるので、多言語学ばれてる方には助かるかなと思います。
手元に置いておく1冊
正規表現スーパーショートリファレンス

現場でよく使う正規表現を、ざっとさらうための薄い一冊です。
内容としてはよく使われるものが中心で、薄いと言われればそのとおりです。ただ、この本の価値は価格にあります。たったの100円で、現場で頻出する正規表現をさらえる。それだけで持っておく理由になります。
前述の辞典が「調べるための本」だとすれば、こちらは「思い出すための本」です。両方持っていても邪魔になりません。
基本的な部分はしっかり書かれてますね
正規表現はそれほど使う頻度も多くないしすぐに忘れがちなので思い出すのにいいかなあと
まとめ
正規表現の本選びも、自分の段階で決めるのが失敗しないコツです。まったく分からないなら「マンガでわかる正規表現」、毎回調べてしまうなら「正規表現書き方ドリル」、きちんと理解したいなら「詳説 正規表現 第3版」、現場で引きたいなら「正規表現辞典」、手元に置いておくなら「スーパーショートリファレンス」。
正規表現でいちばん厄介なのは、調べれば動くものが見つかってしまうことだと思います。だから毎回調べる。そして毎回忘れる。私はその状態を長く続けました。
抜け出すには、一度だけ本気で覚える機会を作るしかありませんでした。覚えてしまえば、書ける前提でものを考えられるようになります。検索している時間より、そちらの方がずっと大きい差になります。現在地に合う本から始めてみてください。
文字列処理を実際に書く場面から入りたい方は、Pythonのおすすめ本7選もどうぞ。
正規表現を実際に使う場面として、Webスクレイピングのおすすめ本4選もどうぞ。
本で押さえたら、実践の型を固める
正規表現は、読んで理解した気になっても、いざ自分で書こうとすると手が止まります。実際に使われている場面を見るのが、いちばん早い近道でした。動画で学びたい場合は、こちらの講座がつながりが良いです。
正規表現入門 作業効率アップに役立つ38個の方法

なんとなく理解していただけの正規表現が、実際に使われるところを動画で見ることで身につきました。本で書き方を押さえた後、どの場面でどう使うのかを掴みたい方に向いています。
電子書籍を読むならAmazon Kindle Unlimitedがおすすめ

Kindle Unlimitedとは、Amazonが提供する電子書籍読み放題サービスです。
Kindle Unlimitedの料金は、月額980円(税込)で利用でき、30日間の無料お試し期間があります。技術書であれば、1冊1,000円以上する本が多いため、1冊読むだけで月額料金の元を取ることができます。

さらには200万冊以上の電子書籍が読み放題です。初回30日間は無料体験があるので合わなかったら無料期間中に退会してしまいましょう。
移動中や作業中に読書するならAudibleがおすすめ

Audibleは、Amazonが提供するオーディオブックおよびオーディオコンテンツの配信サービスです。
書籍の朗読版(オーディオブック)や、ポッドキャスト、オリジナルの音声コンテンツをスマートフォンやタブレット、PCなどで聴くことができます。本を読む時間が取れない場合でも、通勤中や家事をしながら本を「聞く」ことができる。

Audibleの料金は、月額1500円(税込)で利用でき、30日間の無料お試し期間があります。サービスをお試しで使ってみて、合わなかったら無料期間中に退会してしまいましょう。
※本ページではアフィリエイトリンク(PR)が含まれています
