【人生の満足度 #8】「僕もほしい」姉の入賞を見て拗ねた息子が、本当に欲しかったもの
どうも。
サイドFIREして2年目の主夫パパです。
「僕も商品券ほしい」
ある日、息子がちょっと不機嫌そうに言いました。
その横では、
お姉ちゃんが、
お父さんとお母さんから、
「すごいじゃん!」
「よかったね!」
と褒められていました。
娘が、以前応募していた塗り絵のコンクールに入賞したんです。
作品がネットに掲載され、
賞品として1,000円分の商品券まで送られてきました。
娘は大喜び。
僕たちも嬉しくなって、
娘をたくさん褒めました。
そんな様子を見ながら、
弟が言ったのが、
「僕も商品券ほしい」
でした。
最初は、
単純に商品券が欲しいんだと思いました。
でも、
少し時間が経ってから、
ふと思ったんです。
もしかしたら、
欲しかったのは商品券だけじゃなかったのかもしれないな、と。
今回のコンクールは、
娘が自分で見つけて、
「これ、描きたい」
と言ったのが始まりでした。
本人がやりたいなら、
やってみたらいい。
僕としては、
そのくらいの気持ちでした。
だから、
入賞したという連絡が来たときは、
素直に驚きました。
僕には、
絵心というものがほとんどありません。
小学校や中学校の図工や美術を思い返しても、
自分の作品が何かに選ばれた記憶なんて、
まったくありません。
妻はどちらかというと、
絵を描いたり、
そういうことが好きなタイプなので、
「妻に似たのかな」
なんて思ったりもしました。
しかも娘は、
以前にも絵のコンクールで入賞したことがあります。
そうなると親としては、
「もしかして、絵の才能があるのかな?」
と、
ちょっとウキウキしてしまいます。
これから先、
何を好きになって、
どんな才能が伸びていくんだろう。
そんなことを想像するのは、
親として純粋に楽しいものです。
だから僕たちは、
娘に、
「すごいね」
「よく選ばれたね」
と声をかけました。
もちろん、
入賞したことを褒めるのは悪いことではありません。
本人も嬉しそうでしたし、
僕も本当に嬉しかった。
でも、
その横で少し拗ねている弟を見て、
あとになって考えました。
お姉ちゃんは、
お父さんとお母さんから、
たくさん「すごい」と言われている。
でも、
自分にはそれがない。
息子が何を考えていたのか、
本当のところは分かりません。
本当に1,000円の商品券が欲しかっただけかもしれません。
でも、
もしかすると少しだけ、
「僕のことも見てよ」
「僕のこともすごいって言ってよ」
そんな気持ちがあったのかな。
そう考えたとき、
自分の中で、
ちょっと引っかかるものがありました。
娘に絵の才能があるのだとしたら、
もちろん応援したい。
好きなら、
どんどん描けばいい。
コンクールにも挑戦すればいい。
でも、
僕が応援したいのは、
娘の「絵の才能」なんだろうか。
考えてみると、
ちょっと違いました。
僕が応援したいのは、
娘そのものです。
そして、
それは弟も同じです。
これから子どもたちは、
いろいろなことに挑戦していくと思います。
絵かもしれない。
スポーツかもしれない。
勉強かもしれない。
音楽かもしれない。
僕の想像もしなかった何かを、
好きになるかもしれません。
その中では、
選ばれることもある。
選ばれないこともある。
勝つ日もあれば、
負ける日もある。
頑張っても、
結果が出ないこともあるでしょう。
むしろ人生を考えれば、
何かに選ばれない日のほうが、
ずっと多いのかもしれません。
僕だって、
自分の子どもには活躍してほしい。
運動会で一番になったら、
きっとものすごく嬉しい。
試合に出たら、
活躍してほしいと思う。
コンクールに応募したら、
選ばれてほしいと思う。
親だから、
そう思ってしまうのは自然なことだと思います。
ただ、
一つだけ、
間違えたくないことがあります。
できるから、応援するんじゃない。
自分の子どもだから、応援する。
そこは、
忘れたくないんです。
「絵が上手だからすごい」
「勉強ができるからすごい」
「スポーツができるからすごい」
頑張ったことも、
結果が出たことも、
もちろんたくさん褒めてあげたい。
でも、
それだけになってしまったら。
子どもからすれば、
「できたときに認めてもらえる」
ということになります。
その裏側に、
「できない自分には価値がない」
「結果を出さないと認めてもらえない」
という気持ちが生まれてしまったら、
僕は少し寂しい。
何かができても。
できなくても。
選ばれても。
選ばれなくても。
うまくいっても。
失敗しても。
少なくとも家に帰ってきたときには、
「ここには自分の味方がいる」
と思ってもらいたい。
娘がコンクールに入賞した日も。
弟が何にも選ばれなかった日も。
そして、
いつか二人が大きな失敗をして、
落ち込んで帰ってきた日も。
「それでも、
お父さんとお母さんは自分の味方だ」
そう思ってもらえる親でいたい。
今回の出来事をきっかけに、
そんなことを考えました。
そして、
ここまで考えて、
もう一つ気づいたことがあります。
たぶん、
この考え方は、
僕が自分一人で作ったものではありません。
僕自身も、
そうしてもらってきたからです。
僕の母親は、
昔からずっと、
僕のことを応援してくれていました。
子どもの頃だけではありません。
大人になった今でも、
振り返れば、
ずっと自分の味方でいてくれているように思います。
何かができたから、
応援してくれたわけではない。
一番になったからでもない。
いい会社に入ったからでもない。
何かに成功したからでもない。
僕が僕だから、
応援してくれていた。
そんな感覚があります。
母親から、
「私は無条件であなたを応援します」
なんて言われた記憶があるわけではありません。
でも、
言葉にされなくても、
なんとなく分かる。
途切れることのない愛情みたいなものを、
僕はずっと受け取ってきたんだと思います。
だから今、
自分の子どもたちにも、
「何ができるかではなく、その子自身を応援したい」
と思えるのかもしれません。
そう考えると、
なんだか少し、
ほっとしました。
幸せって、
自分一人で作るものばかりじゃないんだと思います。
自分が子どもの頃にもらったものが、
何十年か経って、
今度は自分の子どもへ渡っていく。
僕が母親から受け取った、
「何があっても味方でいるよ」
という感覚。
今度は僕が、
子どもたちに渡していけたらいい。
そしていつか、
子どもたちにも、
家族だけじゃなく、
「この人なら自分の味方でいてくれる」
と思える人ができたらいい。
友達でも、
パートナーでも、
誰でもいい。
世の中には、
勝ち負けもあるし、
選ばれる人がいれば、
選ばれない人もいます。
ずっと成功し続けることなんて、
たぶんできません。
だからこそ、
自分のことを無条件で応援してくれる人が一人いる。
それだけでも、
人生は随分違うんじゃないかと思います。
まずその一人目に、
親である僕たちがなれたらいい。
もちろん、
僕も完璧な親ではありません。
これから、
子どもの結果に一喜一憂することもあると思います。
他の子と比べてしまうことも、
もしかしたらあるかもしれない。
「もっと頑張ればいいのに」
なんて思ってしまう日だってあるでしょう。
それでも、
大事なところだけは、
忘れないようにしたい。
才能があるから、
応援するんじゃない。
結果が出たから、
大切にするんじゃない。
あなたがあなたでいることを、応援する。
そんな親でありたいと思います。
コンクールでもらった、
1,000円の商品券。
娘にとっては、
とても嬉しいご褒美になりました。
そして、
「僕もほしい」
と言った弟。
あの日、
息子が本当に欲しかったものが何だったのかは、
僕には分かりません。
でも、
そのひと言のおかげで、
僕は親として、
とても大切なことを考えることができました。
そして、
自分自身も、
ずっと誰かの味方でいてもらったんだということに、
改めて気づくことができました。
人生の満足度は、
自分が幸せになることだけでなく、
自分が受け取ってきた幸せを、
次の誰かに渡していくことでも、
少しずつ積み上がっていくのかもしれません。
🌱「人生の満足度」シリーズについて
このシリーズでは、
健康・時間・家族・お金・楽しみなど、
日々の暮らしの中にある小さな出来事から、
「人生の満足度を少しずつ積み上げていく」
ことについて書いています。
大きな何かを手に入れたら、
人生が一気に幸せになる。
そんなものではなくて、
「今日はちょっと良かったな」
「これをやってみてよかったな」
そんな小さな実感を、
一つずつ増やしていく。
その積み重ねが、
少しずつ人生の感じ方を変えていくのかもしれません。
そんなことを、
自分自身の生活の中で試しながら記録しています。
あなたは、
何かができたときだけではなく、
「この人なら自分の味方でいてくれる」
と思える人がいますか?
そして、
あなた自身は、
誰かにとってそんな存在になれているでしょうか。
ここまで読んでいただき、
ありがとうございました。
📖 人生の満足度
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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大きな何かを手に入れたら、人生が一気に幸せになる。
そんなものではなくて、
「今日はちょっと良かったな」
「これをやってみてよかったな」
そんな小さな実感を、一つずつ増やしていく。
その積み重ねが、少しずつ人生の感じ方を変えていくのかもしれない。
そんなことを、自分自身の生活の中で試しながら記録しています。
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