「施設を探せば、在宅介護は終わる」そう思っていた私。入所まで2年近くかかりました。
義母の在宅介護中に、介護者である私が交通事故に遭いました。
2か月間の入院と退院後のリハビリを経て、
ようやく日常生活に戻れるようになった頃、
再び、在宅介護の生活が始まりました。
前回の記事はこちら👇
皮肉なことに、退院してからの私は、
義母のために借りていたレンタルベッドと車椅子を、そのまま自分が使うことになりました。
まさか自分が使うことになるとは、
思ってもいませんでした。
リハビリの日々
腕も脚も骨折していたため、
リハビリに通う日々が続きました。
肋骨も折れていたので、動くたびに痛みが走り、
本当に辛い日々でした🥲
それでも、リハビリの先生方のおかげで、
少しずつ回復し松葉杖も必要なくなりました。
多少の不自由はあるものの、日常生活に支障はないところまで戻りました。

そして、義母もいつまでも病院にはいられません。
こうして、再び在宅介護の生活に戻る事になりました。
「期間限定」の在宅介護
在宅介護といっても、以前と違ったのは、
今度は「期間限定」の在宅介護だということです。
施設を探し、
入所するまでの期間を頑張ればいい。
そう思えたことで、
何とか頑張れる気がしました。
ケアマネージャーさんに相談しながら、
施設探しを始めました。
義母がデイサービスに行っている間、
子供たちが学校から帰ってくるまでの間に、
1人でいくつかの施設に見学して回りました。
義母の介護度や費用などを考えながら、
できるだけ自宅から近い所を探しました。
すぐに見つかるかと思っていましたが、
なかなか条件に合う所が空きがなく、
数ヶ所申し込みをして待つ事になりました。
そして、結局2年近く待つ事になったのです😓
空きが出た、と思ったら
施設探しを始めてから1年ほど経った頃だったでしょうか。
ある施設で、ようやく空きが出ました。
やっと入所できる。
そう思い、手続きをする段階まで話は進みました。
ところが、担当者が家に来て義母の状態を見て言いました。
「トイレはポータブルトイレに座ってもらいます。介助しますので大丈夫です」
私は耳を疑いました。
「えっ……?」
義母は、もうほとんど寝たきりです。
尿意や便意も分かりません。
そして、膀胱カテーテルも入っていました。
入院中に褥瘡(床ずれ)ができてしまい、
創部の汚染を防ぐためにカテーテルを留置していたのです。
車椅子に座らせることさえ簡単ではありませんでした。
身体が反ってしまい、車椅子に座らせても、
ずり落ちてしまうのです。
そんな状態の義母を、
「ポータブルトイレに座らせる」
と言うのです。
「どう考えても無理なのでは……?」
と思いました。
「大丈夫です」と言われても……
私たちは、施設側に義母の状態を説明しました。
「車椅子に座ることも難しい状態です」
「排泄の感覚もありません」
「カテーテルも入っています」
それでも担当者は、
「カテーテルを抜いて、ポータブルトイレに座ってもらいます」
と言います。
そして、
「介助しますから大丈夫です」
と。
私たちは、
「そんなことは望んでいません」
「介護する側の負担も大きくなってしまいます」
「今の状態では難しいと思います」
と伝えました。
それでも担当者は、
「大丈夫です。やります」
と譲りません。
私は、そのやり取りを聞きながら、
「本当に大丈夫なのかな……」
という不安しかありませんでした。
結局、夫も納得できず、
とうとう怒ってしまいました。

そして、その施設への入所はキャンセルすることになりました。
今思い出しても、
「どうして、あの状態でポータブルトイレに座らせようと思ったんだろう?」
と不思議に思います。
ウソのような話ですが、
本当にあった出来事です😓
施設には、それぞれの方針があります。
そして、施設側が「できる」と考えていることと、家族が「望んでいること」が、必ずしも同じとは限りません。
この一件で、
施設選びは、空きがあればどこでもいいというわけではないんだなと、身をもって感じました。
それでも施設探しはまだ終わらない
でも、施設探しはまだ終わりません。
結局、施設に入所できたのは、施設探しを始めてから2年近く経った頃でした。
私の在宅介護生活はまだまだ続きます。
続きは次の記事で書きますので、
読んでいただけたら幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
