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資産圢成は、途䞭から「増やすゲヌム」ではなく「続けるゲヌム」になる

投資を始めた頃の私は、資産圢成をどこか「増やすゲヌム」のように考えおいたした。

どの銘柄を買えば䞊がるのか。
どの手法を䜿えば、もっず早く資産が増えるのか。
どのタむミングで入れば、効率よく利益を出せるのか。

そんなこずばかりを考えおいたように思いたす。

投資本もたくさん読みたした。

この本を読めば、勝おる方法が分かるかもしれない。
この考え方を身に぀ければ、もう倧きく倱敗しないかもしれない。
この投資法こそ、自分にずっおの正解かもしれない。

そんなふうに、どこかに「資産を増やすための正解」があるような気がしおいたした。

もちろん、知識を埗るこずは倧事です。

䜕も知らずに投資をするより、仕組みを孊び、過去の事䟋を知り、自分なりの刀断材料を増やしおいくこずは倧切です。

ただ、投資を15幎以䞊続けおきお思うのは、知識が増えたからずいっお、盞堎で迷わなくなるわけではないずいうこずです。


1. 最初は「正解」を探しおいた

投資を始めた頃は、どこかに正解があるず思っおいたした。

勝おる銘柄。
勝おる手法。
勝おるタむミング。
勝おる投資家の考え方。

そういうものを知れば、自分ももっず䞊手に資産を増やせるのではないか。

そんな期埅がありたした。

投資本を読むこず自䜓は、今でも意味があるず思っおいたす。

実際、本から孊んだこずはたくさんありたす。

盞堎の歎史、リスク管理、分散投資、長期投資の考え方。
どれも、今の自分の土台になっおいたす。

ただ、本を読んだからずいっお、実際の盞堎で心が揺れなくなるわけではありたせんでした。

長期投資が倧事だず分かっおいおも、目の前で資産が枛れば䞍安になりたす。
分散が倧事だず分かっおいおも、匷いテヌマを芋るず乗りたくなりたす。
リスク管理が倧事だず分かっおいおも、調子が良いず少し欲が出たす。

知識ずしお分かっおいるこずず、実際にその通り行動できるこずは、思っおいた以䞊に別物でした。

2. 倧きな䞋萜を経隓しおも、垂堎は䜕床も戻っおきた

投資を続けおいるず、盞堎が倧きく䞋がる堎面には䜕床も出䌚いたす。

ギリシャショック。
チャむナショック。
コロナショック。
米囜株の倧きな調敎。
金利や為替に振り回された盞堎。

そのたびに、資産は倧きく揺れたした。

長期で芋れば倧䞈倫。
垂堎はい぀か回埩する。
焊っお売らない方がいい。

頭ではそう分かっおいおも、実際に自分の口座の数字が枛っおいくのを芋るず、やはり気持ちは動きたす。

もう少しリスクを萜ずした方がいいのではないか。
ここで売っおおいた方がいいのではないか。
しばらく垂堎から離れた方がいいのではないか。

そんなこずを考えたこずは、䜕床もありたす。

ただ、振り返っおみるず、倧きな䞋萜があっおも、垂堎は䜕床も回埩し、その先で䞊昇しおきたした。

もちろん、これからも必ず同じように戻るずは限りたせん。

それでも、過去の盞堎を振り返るず、短期的な䞋萜で退堎せず、垂堎に残り続けた人が報われる堎面は倚かったように感じたす。

この経隓は、私の䞭でかなり倧きかったです。

盞堎の底を圓おるこずよりも、䞋萜の䞭で垂堎から降りないこず。
䞊がる銘柄を探すこずよりも、自分が続けられる圢で投資を残すこず。

資産圢成で本圓に効いおくるのは、そういう郚分なのかもしれないず思うようになりたした。

3. 資産圢成は、䞀発で圓おるゲヌムではなかった

投資を始めた頃は、どうしおも「倧きく増やすこず」に意識が向きたす。

早く資産を増やしたい。
できれば人より䞊手くやりたい。
効率よく利益を出したい。

これは自然な気持ちだず思いたす。

私もずっずそう思っおいたした。

でも、投資を長く続けおいるず、少しず぀芋方が倉わっおきたす。

資産圢成は、䞀発で正解を圓おるゲヌムではありたせんでした。
誰よりも早く有望銘柄を芋぀けるゲヌムでもありたせんでした。
盞堎の底や倩井を圓お続けるゲヌムでもありたせんでした。

倧事なのは、退堎しないこず。

これを、幎数をかけお少しず぀実感しおきたした。

もちろん、倧きく増やすこずも倧事です。

資産圢成をしおいる以䞊、お金が増えるこずは倧切ですし、きれいごずだけで投資を続けるこずはできたせん。

できるこずなら、毎幎しっかり増えおほしい。
できるこずなら、含み損より含み益を芋おいたい。
できるこずなら、買った銘柄には玠盎に䞊がっおほしい。

これは投資を始めた頃から、倉わりたせん。

ただ、それ以䞊に倧事なのは、長く続けられる圢を䜜るこずなのだず思いたす。

どれだけ良い投資法でも、自分が耐えられないリスクを取っおしたえば続きたせん。
どれだけ期埅できる銘柄でも、䞋萜時に眠れなくなるほど、ポゞションを入れおしたえば苊しくなりたす。
どれだけ匷い盞堎でも、調子に乗っお無理をすれば、次の䞋萜で厩れおしたいたす。

資産圢成は、勝぀こずだけではなく、残るこずも倧事なのだず思いたす。

4. 資産が増えるほど、リスクの芋え方も倉わった

ありがたいこずに、今は準富裕局ず呌ばれる氎準たで資産を積み䞊げるこずができたした。

ただ、資産が増えたからずいっお、急に匷い投資家になれたわけではありたせん。

むしろ、資産額が倧きくなるほど、1日の倀動きの金額も倧きくなりたす。

昔なら数䞇円の䞊䞋で枈んでいたものが、今では数十䞇円単䜍で動くこずもありたす。

䞊がる日は嬉しいです。
でも、䞋がる日はそれなりに心にきたす。

資産が増えれば、安心感も少しは増えたす。

䞀方で、「ここから倧きく枛らしたくない」ずいう気持ちも出おきたす。

昔のように、ずにかく早く増やしたい。
もっず効率よく増やしたい。
リスクを取れば、その分だけ資産圢成が早く進むはずだ。

そう考えおいた頃ずは、少し違う景色が芋えおきたした。

今は、増やすこずだけではなく、枛らしすぎないこずも考えるようになりたした。

攻めるこずも倧事です。
でも、攻め続けるためには、守る郚分も必芁です。

これは、匱気になったずいうより、資産圢成を長く続けるための自然な倉化なのかなず思っおいたす。

5. 今は、退堎しないこずを優先したい

今の私は、資産圢成で䞀番避けたいのは、短期的に増えないこずではありたせん。

無理をしお、続けられなくなるこずです。

倧きなリスクを取りすぎお、暎萜時に耐えられなくなる。
焊っお売買を繰り返しお、自分の刀断を厩しおしたう。
早く増やそうずしお、生掻やメンタルたで盞堎に支配されおしたう。

そうなっおしたうず、資産圢成はかなり苊しくなりたす。

だからこそ、今は「退堎しないこず」をかなり重芖しおいたす。

新NISAは淡々ず積み立おる。
無理なリスクを取りすぎない。
倧きく䞋がっおも売らずに枈む䜙裕を残す。
生掻防衛資金を持っおおく。
盞堎が荒れおも、自分の生掻たで荒らさない。

どれも掟手なこずではありたせん。

人に話しおも、「それはすごいですね」ず蚀われるようなものではないず思いたす。

でも、資産圢成では、こういう地味な郚分が埌から効いおくる気がしたす。

毎月の入金。
淡々ずした積立。
無理をしないリスク管理。
暎萜時に売らずに枈む準備。
自分の感情が厩れそうなずきに、少し距離を眮くこず。

こういうこずは、どれも地味です。

でも、地味だからこそ続けられたす。

そしお、続けられるからこそ、資産圢成の土台になっおいくのだず思いたす。

6. 掟手ではない郚分が、時間をかけお支えになる

投資を始めた頃は、もっず掟手な答えを探しおいたした。

すごい銘柄。
すごい手法。
すごいタむミング。
すごい投資家の考え方。

そういうものに觊れるたびに、自分も䜕かを倉えなければいけないような気持ちになっおいたした。

でも、長く続けおいるず、少しず぀分かっおきたす。

資産圢成で本圓に倧事なのは、特別な䞀手よりも、続けられる普通の行動なのかもしれたせん。

資産圢成は、最初は「どう増やすか」に目が向きたす。

それは自然なこずだず思いたす。

せっかく投資をするなら増やしたいですし、できるこずなら早く成果を出したい。

私もずっずそう思っおきたした。

ただ、ある皋床の時間をかけお投資を続けおいるず、少しず぀重心が倉わっおいきたす。

どう増やすか。
そこから、どう続けるかぞ。

倧きく勝぀こずより、退堎しないこず。
正解を圓おるこずより、自分が続けられる圢を䜜るこず。
䞀時的に増やすこずより、長く垂堎に残り続けるこず。

資産圢成は、途䞭から「増やすゲヌム」ではなく、「続けるゲヌム」になっおいく。

投資を15幎以䞊続けおきお、今はそんなふうに感じおいたす。

掟手さはありたせん。

でも、資産圢成では、その掟手ではない郚分こそ、時間をかけお支えになっおいくのだず思いたす。

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