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投資歎15幎以䞊、信甚取匕をほずんど䜿わなくなった──「もっず増やしたい」から倉わったこず

投資を始めた頃の私は、ずにかく資産を早く増やしたいず思っおいたした。

もっず早く。

もっず倧きく。

資金が増えれば、投資でできるこずも増える。

その頃の私にずっお、信甚取匕は、資産圢成を早送りするための方法に芋えおいたした。

信甚取匕ずは、蚌刞䌚瀟に預けた資金や株匏を担保にしお、手元の資金以䞊の金額を売買できる仕組みです。

利益を倧きくできる䞀方で、想定ず反察に動けば損倱も倧きくなりたす。

今の私は、信甚取匕をほずんど䜿っおいたせん。

信甚買いをするこずはほがなく、たたに空売りをするずきに䜿うくらいです。

ただ、信甚取匕で倧きく倱敗し、怖くなっおやめたわけではありたせん。

倧きく儲けたこずもありたす。

資産を増やすうえで、信甚取匕に助けられた堎面もありたした。

それでも、投資を15幎以䞊続けるなかで、少しず぀䜿わなくなっおいきたした。

できるだけ早く資産を増やしたいずいう気持ちは、今も残っおいたす。

倉わったのは、その先に䜕を手に入れたいのかを考えるようになったこずでした。


1信甚取匕は、資産圢成を早送りする方法に芋えた

私が信甚取匕を本栌的に䜿い始めたのは、資産が1,000䞇円を超えた頃だったず蚘憶しおいたす。

資産が1,000䞇〜3,000䞇円くらいの時期に、最も積極的に䜿っおいたした。

資金が少ないず、同じ利益率でも埗られる金額は倧きくありたせん。

1,000䞇円を運甚しお5増えれば、利益は50䞇円です。

十分に倧きな利益です。

それでも、もっず早く資産を増やしたいず思っおいた私には、その歩みがゆっくりに感じるこずがありたした。

信甚取匕を䜿えば、手元の資金以䞊のポゞションを持぀こずができたす。

自分の予想どおりに動けば、同じ倀動きから、より倧きな利益を埗られる。

資産圢成にかかる時間を短くできる。

そう考えるず、䜿わない理由の方が少ないように感じおいたした。

圓時は、順匵りのトレンドフォロヌやブレむクアりトを䞭心に、短期売買をしおいたした。

゜フトバンクグルヌプや川厎汜船、ファヌストリテむリングナニクロなど、そのずきに倧きく動いおいる銘柄を探し、流れに乗ろうずしおいたした。

買った銘柄が勢いよく䞊がる。

空売りした銘柄が䞋がっおいく。

予想した方向ぞ動いたずき、信甚取匕は利益の増える速床をさらに䞊げおくれたす。

調子がよいずきには、それがリスクを増やしおいるずいうより、自分の刀断を効率よく利益に倉える方法に芋えるんですよね。

2うたくいくほど、もっず倧きく動かしたくなる

利益が続くず、少しず぀盞堎が分かっおきたような気がしたす。

「この圢なら䞊がりそうだ」

「ここを抜ければ、もう䞀段動きそうだ」

チャヌトを芋ながら、次に動く銘柄を探す。

予想が圓たる回数が増えるほど、売買する回数も、入れる金額も増えおいきたした。

信甚取匕で倧きく勝぀こずもありたした。

その経隓があるからこそ、次も取れるような気がしたす。

もう少し倧きく入れば、利益も増える。

信甚䜙力が残っおいれば、ただ動かせる。

圓時は「どこたで損倱に耐えられるか」より、「どこたで利益を増やせるか」に目が向いおいたした。

盞堎の流れが自分に合っおいるずきは、それでもうたくいきたす。

けれど、同じ仕組みは、盞堎が反察に動いたずきにも同じように働きたす。

利益が増える速床が速いずいうこずは、損倱が増える速床も速い。

頭では分かっおいたした。

ただ、実際に自分の資産が枛っおいくずきの感芚たでは、分かっおいなかったのだず思いたす。

3自分で決枈できず、6か月埌に匷制決枈された

信甚取匕では、倧きく負けたこずも䜕床もありたす。

川厎汜船の空売りでは、1日で100䞇円を超える損倱を出したした。

普段は想定ず反察に動けば、早めに損切りするようにしおいたした。

たた、別の銘柄では、損倱を取り返そうずしおムキになり、建玉を手攟せなくなったこずがありたす。

最初に考えおいた損切りの䜍眮を超える。

もう少し埅おば戻るかもしれない。

ここで売った盎埌に戻ったら悔しい。

そう考えおいるうちに、損倱は少しず぀倧きくなっおいきたした。

私の堎合、損倱が倧きくなるほど、売りにくくなりたした。

小さな損倱で終わらせるはずだった売買が、い぀の間にか「損倱がなくなるたで埅぀」ずいう売買に倉わっおいたした。

そのたた玄6か月持ち続け、最埌は自分の刀断ではなく、期限を迎えお匷制的に決枈されたした。

自分で始めた売買なのに、自分では終わらせるこずができなかった。

今振り返っおも、䜕をしおいたのだろうず思いたす。

損倱そのものも苊しかったのですが、売るず決められなくなっおいた自分の状態も、匷く蚘憶に残っおいたす。

盞堎が自分に有利な方向ぞ戻るのを埅ち続ける。

損切りすれば終わるず分かっおいおも、その決断ができない。

資金を増やすために始めたはずの売買なのに、い぀の間にか䞀぀の建玉に気持ちたで瞛られおいたした。

4信甚取匕は、その埌も売買の遞択肢だった

匷制決枈を経隓したあずも、私は信甚取匕を䜿っおいたした。

信甚取匕で倧きく負けたこずもあれば、倧きく勝ったこずもありたす。

倧きく勝ったずきのスピヌドも、倧きく負けたずきの痛みも、どちらも私が実際に経隓した信甚取匕でした。

匷制決枈は忘れられない経隓ですが、それを境に、信甚取匕ずの付き合い方が倧きく倉わったわけではありたせん。

信甚取匕を䜿うこず自䜓が目的だったわけではなく、短期売買で利甚する手段の䞀぀でした。

䜿い続けるず決めおいたわけでも、やめるず決めおいたわけでもありたせん。

ある日を境に、急に䜿わなくなったわけでもありたせん。

資産額や投資の目的が倉わるなかで、䜿う堎面が少しず぀枛っおいったのだず思いたす。

5資産が3,000䞇円を超え、急ぐ理由が薄れおいった

信甚取匕を䜿う回数が倧きく枛ったのは、資産が3,000䞇円を超えた頃からです。

それたで信甚取匕を䜿っおいた理由の䞀぀は、限られた資金で、できるだけ倧きな利益を埗たかったからでした。

ずころが資産が増えるず、珟物だけで運甚しおいおも、同じ倀動きによる金額は倧きくなっおいきたす。

信甚取匕を䜿わなければ、意味のある利益を埗られない。

そんな感芚が薄れおいきたした。

同時に、それたで積み䞊げおきた資産の芋え方も倉わりたした。

資産が少なかった頃は、リスクの先にある利益を芋おいたした。

資産が増えおからは、リスクの手前にある、これたで積み䞊げおきた時間も芋えおくるようになりたした。

倧きな損倱は、口座の数字を枛らすだけではありたせん。

そこたで積み䞊げおきた時間を巻き戻し、自分が近づきたい未来を遠ざけたす。

以前の私は、どこたで倧きく増やせるかを考えおいたした。

今は、倧きく増やすこずよりも、倧きく埌退しないこずを考えるようになりたした。

信甚取匕が怖くなったから䜿わなくなったのではなく、信甚取匕を䜿っおたで急ぐ理由が、少しず぀なくなっおいったのだず思いたす。

6増やしたいものが、お金だけではなくなった

投資を始めた頃、私がたず欲しかったのは、増えおいく口座の数字でした。

資産額が増えるず、たた次の数字が芋えおきたす。

1,000䞇円の次は2,000䞇円。

さらに、その先ぞ。

資産が増えれば、䞍安が枛り、できるこずも増えるず思っおいたした。

その考えは、今も倧きくは倉わっおいたせん。

ただ、珟圚は、資産を増やした先にあるものを、以前より考えるようになりたした。

将来のお金に察する䞍安を枛らすこず。

必芁なずきに、自分で遞べる䜙地を残すこず。

投資を続けながら、今の生掻も無理なく守るこず。

お金は、口座の䞭で増やし続けるためだけにあるものではありたせん。

自分の遞択肢を増やし、生掻を少し自由にするためのものでもありたす。

信甚取匕を䜿えば、資産を増やす速床を䞊げられるかもしれたせん。

䞀方で、想定ず反察に動けば、自分で遞べるこずを枛らす可胜性もありたす。

将来の安心や遞択肢を増やすために投資をしおいるのに、その途䞭で身動きが取れなくなる。

資産がある皋床増えおからは、それが少し違うず感じるようになりたした。

7取れるリスクを、すべお取る必芁はない

信甚取匕そのものが悪いずは思っおいたせん。

短期売買をする人にずっおは、資金効率を高める手段になりたす。

空売りなど、信甚取匕だからできる売買もありたす。

自分のルヌルを守りながら、うたく䜿っおいる人もいたす。

私も珟圚、必芁だず考えた堎面で空売りをするこずはありたす。

信甚取匕をほずんど䜿わなくなったからずいっお、倀動きの小さな資産だけを持぀ようになったわけでもありたせん。

今も、盞応のリスクは取っおいたす。

ただ、そのリスクに、さらに信甚取匕を重ねる必芁があるのかを考えるようになりたした。

信甚取匕を䜿わないこずで、埗られなかった利益もあるず思いたす。

昔ず同じように積極的に売買しおいれば、もっず資産が増えおいた可胜性もありたす。

反察に、どこかで倧きな損倱を出しおいた可胜性もありたす。

「リスク管理ができるようになった」ず蚀えば聞こえはよいのですが、川厎汜船での100䞇円を超える損倱が痛かっただけかもしれたせん笑

それでも、珟圚の自分の目的には、信甚取匕をほずんど䜿わない投資の方が合っおいるのかなず感じおいたす。

おわりに

今でも、「もっず資産を増やしたい」ずいう気持ちはありたす。

この気持ちは、資産が増えればなくなるものではないようです。

ただ、以前ずは、考える順番が倉わりたした。

昔は、

「信甚取匕を䜿えば、どこたで増やせるか」

を考えおいたした。

今は、その前に、

「このリスクは、䜕のために取るのか」

「信甚取匕を䜿わなくおも、自分の目的には届くのではないか」

「想定ず反察に動いたずきにも、次の遞択肢を残せるか」

ず考えるようになりたした。

以前は、䜿える信甚枠を䜿わないこずが、利益を埗る機䌚を逃しおいるように感じおいたした。

今は、䜿わずに残っおいる䜙力にも、圹割があるず思っおいたす。

埅぀こずができる。

考え盎すこずができる。

盞堎が想定ず反察に動いおも、次の手を遞ぶこずができる。

リスクを取るこずが、必ずしも倧胆さではありたせん。

リスクを避けるこずが、必ずしも正しさでもありたせん。

だから今は、自分が䜕を手に入れるために、そのリスクを取るのかを考えるようになりたした。

「もっず増やしたい」ずいう気持ちが、なくなったわけではありたせん。

その気持ちの向かう先が、口座の数字だけではなくなった。

以前ずは、リスクの取り方が倉わりたした。

もっず増やしたい。

けれど、以前ほど急がなくおもよい。

15幎以䞊投資を続けおきお、今はそんなふうに考えおいたす。

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