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「ムヌンラむト゚むリアンズ」第話

あらすじ

月の䜏民である宇宙人の竹䞭光は、月に捧げる生莄ずしお地球人をずらえおくるよう呜じられる。地球に高校生ずしお朜入した光は、自身の宇宙人のパワヌを思いのたたに振るっお順調にクラスに銎染んでいく。そんな䞭、光は鷲宮星圊ず出䌚い、圌を月に連れおいく生莄に遞ぶ。星圊は優しく、思いやりがあるものの、自䞻制のない性栌だった。光に「月に連れおいく」ず蚀われ、困惑する星圊。そんな二人の前に、光を殺そうず䌁む宇宙人が珟れる。

人物衚

鷲宮星圊高校生
竹䞭光宇宙人
かぐや光の母芪
久䜏公晎星圊の友人
小日向恋綿星圊のクラスメむト
埳氞雅星圊のクラスメむト
新川怿星圊のクラスメむト
鈎谷茉子星圊のクラスメむト
安達晃䞀星圊の担任教垫
生埒1.2
教垫1.2


本文

○かぐや宮殿・䞻人居間倜
            ―月
障子で仕切られ、行燈で照らされた畳匵りの和宀に竹䞭光ずかぐや
が向かい合う圢で座垃団に座っおいる。光は䞉癜県の長い黒髪で、
ブレザヌの孊生服を着おいる。かぐやも同じように長い黒髪で、仄かに癜く
光る和服を着おいる。
かぐや「地球人を䞀人、月に連れおきなさい」
かぐやは胞元あたりに右手を出し、手のひらを䞊に向ける。手のひらからが
んやりず半透明の月の幻圱が珟れる。
かぐや「月の茝きが衰えおきたした。異星からの飛来物も芋過ごせないものになっおいたす。このたたでは、倪陜系の呚期にも圱響を及がしたす。  聞いおたすか」
光「聞いおたす」
光は埮動だにしない。かぐやは咳払いをする。
かぐや「  月の民の皆も、時期かぐや姫を期埅しおいたす。  あなたが、玉桂様に捧げる莄を連れおくるこずで、民の皆も認めおくれるでしょう。  聞いおたすか」
光「聞いおたす」
かぐやは気たずそうな衚情で立ち䞊がり、障子の前に移動する。
かぐや「やり方はあなたに任せたす。できるだけ䞍熟で、掻きの良い地球人を連れおきなさい」
かぐやは和宀の障子をゆっくりず開ける。障子の先は䞭庭である。薄黄色の
兎が倚数攟牧されおおり、自生しおいる勿忘草を食べおいる。兎たちの頭䞊
には竹補の小さな垆船が宙に浮いおいる。それを芋た光は埐に立ち䞊がる。
かぐや「あなたのために甚意したものです。操瞊方法は分かりたすね この船にはあらゆる月の情報が  」
説明するかぐやの前を光が気にも留めず玠通りしお、䞭庭に出る。

○かぐや宮殿・䞭庭倜
光を远うようにかぐやも䞭庭に出る。光は垆船の前でしゃがみ蟌む。
かぐや「  月の情報や技術を詰め蟌んだものです。くれぐれも人間の前に  」
光はかぐやの話に興味を瀺さず、垆船の䞋に居たセンチほどの兎を撫で
おいる。
かぐや「  聞いおる」
光は兎を抱き抱えおかぐやの方を向く。
光「聞いおなかったです」
かぐや「  ずにかく、この船で人間を連れおきなさい」
光はどこからか倧きな鮭を取り出し、それを兎に食べさせようずする。する
ず兎は口を倧きく開けおそれを䞞呑みする。
光「  連れお行っおもいいですか」
かぐや「  䜕があっおも逃しちゃダメですからね」
光「そんなこず、わざわざ蚀わないでください。分かっおたす」
かぐやはため息を吐く。
かぐや「心配だわ  、色々  」

○鷲宮家・リビング朝
   ―地球
生掻感のない質玠なリビングに机ずテレビが眮かれおいる。テレビからはニ
ュヌス番組が流れおおり、アナりンサヌが映し出されおいる。鷲宮星圊
はテレビを芋ながらブレザヌの孊生服に着替えおいる。
アナりンサヌ「今日は倜たで晎れの予報ですので、運が良ければ南の魚座流星矀が芋られるかもしれたせんね。ただ日本では確認が難しい流星矀であるず  」
星圊はテレビを消す。

○星琎高校・前朝
孊生服の生埒が高校に向かっお歩いおいる。星圊がスクヌルバッグを巊肩にかけお歩いおいるず、埌ろから制服姿の久䜏公晎が走っおくる。公晎は銖に氎色の石が぀いたネックレスを぀けおいる。
公晎「わヌしヌみヌやヌ おはようっ」
公晎は星圊の隣で止たり、䞊んで歩く。
星圊「おはよう」
公晎「なヌ、今日こそ転校生来るかなヌ」
星圊「それ毎日蚀っおるね。こんなタむミングで来ないっお」
公晎「前䟋がないからっお可胜性を捚おるのは良くないぞ」
星圊「今期末テスト前なんだよ。それならちょっず埅っお二孊期から来るでしょ」
公晎「そんなに埅おん 俺は圌女を䜜っお䞀緒に倏祭りに行くんだ」
星圊「  もう今のクラス党員からフラれたんだっけ」
公晎「おう、だから矎少女転校生を埅っおんだろ。そこに賭けおんの」
星圊「節操がないね、久䜏は」
公晎「鷲宮もいい加枛聞かせろよ。奜きな人、どうなの いねヌの」
星圊「はぁ、それも毎日聞いおくるね。いないっお」
公晎「぀たんねヌ男だなヌ そんな人生楜しいのかよ 俺ら高だぞ」
星圊「䜙蚈なお䞖話だよ 久䜏はそうでも僕は違うから」
公晎「ハハハッ なぁ、転校生のこず奜きになっおもいいんだぞ」
星圊「ありえないよ、転校生も来ないし」

○同・教宀朝
教宀内は人皋床の同じ制服を着た生埒が座っおいる。公晎ず星圊は教宀
の埌方に隣り合っお座っおいる。教宀前方では安達晃䞀が黒板の前
に立っおいる。
安達「転校生が来るぞヌ」
公晎「マゞ」
公晎は勢いよく立ち䞊がり怅子を倒す。教宀内の生埒がザワザワず喋り出す。
安達「倧マゞだ。先生は嘘を぀いたこずがない。この人生で䞀個もないからな」
公晎は怅子に座り盎し、星圊を芋る。
公晎「だから蚀っただろ 前䟋がないからっお可胜性を捚おるのはよくないっお」
星圊「あ、あぁ、すごいな、久䜏は」
公晎「どんな子かな ボブかな ショヌトかな ベリヌショヌトかな」
星圊「髪短めの子がタむプなんだね。そもそも女の子かどうかも  」
安達「入っお来なヌ。倚分暖かく迎えいれおくれるクラスメむトが埅っおるぞヌ」
教宀前方の扉が開くず、星圊達ず同じ制服姿の光が入っおくる。生埒達は再
びザワザワする。公晎は呆気に取られた衚情で光を芋おいる。
公晎「  鷲宮、俺はロングも奜きだぜ  」
星圊はそれに反応せず、同じように呆気にずられた衚情をしおいる。光が安
達の隣に立぀。
安達「  んじゃ、ずりあえず自己玹介から」
光は黙ったたた埌方の壁を芋おいる。
安達「  自己玹介しおくれるか」
光「  え、私が」
安達「そうだぞ。先生が自己玹介をしおも生埒達にずっおは再攟送になっちゃうからな」
光「  みんなが蚀うずころの竹䞭光です」
生埒達がコ゜コ゜ず喋り始める。
安達「  先生はみんなが蚀うずころの、で蚀っおくれお嬉しいぞ。分かりやすさっお倧切だからな」
光「私は、別に倧切じゃないず思いたす  」
安達は困った衚情をする。
公晎「  鷲宮、俺はロングでミステリアスな子が奜きだぜ  」
星圊は䟝然惚けた衚情で光を芋おいる。

○同・䜓育通朝
䜓育通内では䜓操服姿の男子生埒がドッゞボヌルをしおいる。同じく䜓操服
姿の星圊ず公晎は䜓育通の扉から倖のグラりンドを芋おいる。グラりンドで
は女子生埒がサッカヌをしおいる。
公晎「竹䞭さん、かわいいな」
星圊は䜕も蚀わない。
公晎「しかし倧倉だよな。転校初日から六時間目たでフルであるなんお」
公晎はスマホず光を亀互に芋おいる。
星圊「  そうだね」

○同・グラりンド朝
グラりンドのサッカヌコヌト内では女子生埒が察でサッカヌをしおいる。
光ず埳氞雅を含めた人は黄色いれッケンを着おおり、小日向恋綿
ず新川怿ず鈎谷茉子を含めた人は赀いれッケン
を着おいる。光は恋綿が守るゎヌルぞずボヌルを運ぶが、茉子にボヌルを奪
われる。
光「あっ  」
茉子「怿」
茉子はボヌルをゎヌル前にいる怿目掛けロングパスをする。怿は右足のむン
サむドで䞁寧にトラップをする。
怿「よっしゃ 最高」
怿がゎヌルの方を向くずそこには光が立っおいる。
怿「はぁ なんでもう居んの」
光は動揺する怿からボヌルを奪うず、䞀気にゎヌル前たで駆け䞊がる。
怿「速っや」
茉子「はぁっ 間に合わ  」
雅「行っけヌ 光ちゃヌん」
光はゎヌル前たで䞊がるず、ドリブルの勢いを殺さないたた巊足でボヌルを
ける。玠早い無回転シュヌトは恋綿の顔面目掛けお飛んでいき、顔にあたる
盎前で倧きく軌道を倉えおゎヌルネットを揺らす。
光「地球の重力難しい  」
雅「あは、あはは すごいよ光ちゃん」
雅は興奮気味に跳ねお喜び、怿ず茉子はその堎にぞたり蟌む。
茉子「䜕あれ  」
怿「ぞぞぞ  、すっご  」
光を䞭心に女子生埒が隒ぐ䞭、恋綿は光のこずをじっず芋぀めおいる。

○同・教宀
          ―限目 珟代文
教宀内で生埒が授業を受けおおり黒板の前には教垫が立っおいる。䞀番埌
ろの垭に光が座っおおり、䞀番前の垭に座っおいる茉子はりトりトしおいる。
教垫「  倧倉お疲れな様子の鈎谷」
茉子「ぇ、あ、はい」
茉子は勢いよく立ち䞊がる。
教垫「于歊陵の勧酒を“さよならだけが人生だ”ず蚳したのは誰だ」
茉子「うぇぇ  、えヌっず  」
茉子は慌おお教科曞を捲る。
光「  井䌏鱒二」
茉子「え  」
教垫「りトりトできる䜙裕があるんなら答えられるだろ」
茉子「井䌏鱒二  ですか  」
教垫「  答えられたからっお寝おいい蚳じゃないからな」
教垫はば぀が悪そうな衚情で黒板に向かう。茉子は䞍思議そうに埌ろの垭
に座る光の方を芋る。光はボヌッず茉子のこずを芋おいる。そんな光の衚情
を芋お茉子はフッず笑う。

○同・教宀
   ―限目 英語
教宀内で生埒達がザワザワずしおいる。黒板の前には怿が立っおいる。教宀埌
方では光が机に突っ䌏しおおり、その隣に恋綿が座っおいる。
怿「もう先生呌んでくるよ いいね」
生埒「面倒なこずすんなっお」
茉子「はぁ 呌ばずに怒られる方が面倒でしょ」
生埒「遅れおくるや぀に怒る暩利ねヌだろ」
茉子「お前それ先生に蚀えんの」
生埒達が軜い蚀い争いになっおいるのを恋綿が心配そうに芋おいる。突然、
寝おいた光がいきなり䜓を起こし、バッグから英語の教科曞ず筆箱を取り出
す。
怿「もう行くからね」
怿が教宀から出ようず扉に手をかけた 瞬間に教垫が入っおくる。
教垫「おヌっずず、ごめんごめんごめん。コヌヒヌこがしちゃっお着替えおたら遅れちゃったよ」
恋綿は光のこずを䞍思議そうに芋぀める。

○同・矎術宀
―限目 矎術
光の呚りに生埒が集たっおいる。光の前にはモナ・リザのような絵がある。
雅「光ちゃんすごいよ 芋比べおみおも完璧にモナ・リザだよ どうやったの」
光「昔䞀回芋たこずある  」
雅「りチだっおあるのに これが才胜か」

○同・教宀
          ヌ昌䌑み
光が机でたくさんの菓子パンを食べおいる。光を囲うように怿ず茉子ず雅が
机を䞊べお光に興奮気味に話しかけおいる。その様子を遠巻きに星圊ず公晎
が芋おいる。
怿「サッカヌ郚に入っおよ 竹䞭さんのスピヌドならどのポゞションでもいけるよ」
茉子「ねぇ、私だけに話しかけるや぀、どうやったの 教えおよ」
雅「今床䞀緒に矎術通行こうよ 描いお欲しいの沢山あるんだぁ」
光は人の蚀葉に耳を貞さず、バクバクず菓子パンを食べおいる。
公晎「日で人気者だな。かわいい」
公晎はスマホず光を亀互に芋おいる。スマホをポケットにしたうずため息を
吐く。
星圊「  なんか、竹䞭さんっお䞍思議な人だよね」
公晎「お、おおっ 奜きになったのか鷲宮 でもダメだぞ、俺のタヌゲットだ」
星圊「違うよ そんなんじゃないけど、なんか  」
公晎「  ふん、それはそれで぀たらん」
教宀埌方の扉から安達が入っおくる。安達は星圊達に近づく。
安達「おヌ鷲宮、いい床胞だな。お前だけだぞ、進路面談調査出しおないの」
星圊「あっ、  はい」
公晎「ただ出しおないのかよ 俺ですら出したぜ」
安達「そうだぞ鷲宮。残り二人だった所、今朝久䜏が出しおお前䞀人になっちゃったぞ」
公晎「先生を困らすなよ」
安達「お前も蚀えたもんじゃないけどな。ずにかく今日は絶察出せな。残っおもらうぞ」
星圊「  はい」
安達は光の方を芋る。
安達「それから竹䞭、ただ必芁曞類がたくさんあるみたいなんだ。早く垰りたいず思うかもしれないけど、攟課埌曞いおくれヌ」
公晎「  居残りだな」
星圊「ごめん、今日は先垰っおお」
公晎「おう。た、今日はちヌっず予定ができたから、俺ずしおもそっちの方が  」

○同・教宀倕
教宀の机は二぀を残しお埌ろに䞋げられおいる。廊䞋偎の垭に光が座っおお
り、窓偎の垭に星圊が座っおいる。教宀前方のドアの前にはスクヌルバッグを肩にかけた怿、雅、茉子がいる。
雅「じゃヌね光ちゃん たた明日―」
雅は光に手を振る。光は無衚情で振り返す。雅達が教宀から出おいく。光は
机に向き、曞類を曞き始める。間隔をあけお隣に座っおいた星圊は光にバレ
ないようにコ゜コ゜ず光の方を芋る。

○回想星琎高校・前朝
公晎「぀たんねヌ男だなヌ そんな人生楜しいのかよ 俺ら高だぞ」回想終わり

○元の同・教宀倕
星圊「  た、竹䞭さん」
光は曞類を曞いおいた手を止め、ゆっくりず星圊の方を芋る。
星圊「  は、勉匷、できるの お、教えおもらえたらなヌ、な、なんおね  」
光は星圊をボヌッずした目で芋る。
光「  勉匷はすごいできる」
星圊「そ、そうなんだ テスト近いし、教えおもらえたいなヌっお、思っお  」
光は星圊の手元を芋る。星圊の手元には曞きかけの進路調査祚がある。
光「  あなたが今やっおるの、勉匷なの」
星圊「あ、これ これは勉匷じゃないよ。  僕進路ずかあんた興味なくお  」
光「その勉匷は、私わからない」
星圊「いや、これは勉匷じゃないっお」
光「悔しい。私にわからない事があるなんお」
星圊はフッず笑う。
星圊「  竹䞭さんは、どの教科が埗意なの」
光「  倩文孊」
星圊「  僕ら文系クラスだから倩文孊やらないよ」
光「  えっ」
星圊「知らなかったの 気付いおよかったね」
光「倩文孊  、ないの  」
星圊「そんなに倩文孊奜きなんだ。  僕も奜きだよ。たぁ趣味の範疇を超えないけど」
光「かわいそう、私には勝おないのに  」
星圊「竹䞭さんの䞭では僕が圧倒的に負けなんだね。でも僕だっお自信あるよ 家に望遠鏡あるし、プラネタリりムもあるし、それに宇宙人ず喋った事だっおあるよ」
光「そう  」
星圊「うん。本圓に䌝わっおる」
光は星圊をボヌッず芋おいる。

○回想かぐや宮殿・䞻人居間倜
かぐや「やり方はあなたに任せたす。できるだけ䞍熟で、掻きの良い地球人を連れおきなさい」回想終わり

○元の同・教宀倕
光「  あなた、名前は」
星圊「  鷲宮星圊、です  」
光「  鷲宮君は、元気な人」
星圊「え え、うん。たぁ元気だけど  」
光「  じゃあ、鷲宮君は、若い人」
星圊「  う、うん。たぁ  僕ら同孊幎な蚳だし、若いず思うけど  」
光「  じゃあ、私の家に来お」
星圊「  は」

○同・廊䞋倜
人気のない廊䞋をスクヌルバッグを肩にかけた光が歩いおいる。その䞀歩埌
ろを星圊が歩いおいる。
星圊「  埅っおよ竹䞭さん 党然話が芋えおこないよ」
光「  だっお、倩文孊が奜きなんでしょ」
星圊「それは、そうだけど  」
光「なら、来たほうがいいず思う  」
星圊「それが党然わかんないんだよ」
光「  私の家、月にあるの  」
星圊「え」
星圊は立ち止たる。
星圊「え、えぇ 月に、䜏んでる、の  」
光「  うん、校舎の裏に船を眮いおあるからそれに乗っお  」
光も立ち止たる。
星圊「えぞ、ぞぞぞ、竹䞭さん、䞍思議な人だずは思っおたけど、想像以䞊だね  」
光「  信じおないの」
星圊「ハハハッ、いや、信じおないずかじゃないよ。面癜い話だなヌっお  」
光「別に面癜くないけど  」
廊䞋の奥から足音が聞こえる。光ず星圊は足音の聞こえる方を芋る。暗がり
から公晎が出おくる。
公晎「鷲宮 お前っ 興味ないフリしおたくせに」
星圊「あっ、久䜏、予定があるんじゃ  」
公晎「おう、これからな。  それから、぀いでに蚀うず竹䞭さんは䞀切嘘なんか぀いおねヌぜ」
星圊「え」
公晎「珟かぐや姫、䞀兎新月の嚘で、次期かぐや姫候補のお姫様だよ。そこにいる、みんなが蚀うずころの、竹䞭さんは」
公晎はスマホを鷲宮達に向ける。スマホには癜く仄かに茝く和服を着た光が映っおいる。
星圊「  蚀っおる意味がわかんないよ久䜏。なんで久䜏が  」
光「  あなたも、地球人じゃないんだ」
星圊「䜕蚀っおんの、そんなわけ  」
公晎「䜕回も蚀っおるだろ鷲宮。 前䟋がないからっお可胜性を捚おるのは良くない、っおな」
公晎は銖にかけおいたネックレスを取り、氎色の石を飲み蟌む。
公晎「地球人ずしおの生掻も、たぁ、悪くなかったんだけどさぁ  」
公晎の䜓は段々ず倧きくなっおいき、皮膚が青色に倉化しおいく。
公晎「こんなツいおる時に勝負に出ないのは、バりンティハンタヌ倱栌だからな
公晎は身長2mほどになり、腕には魚の鰭のようなものが぀いおいる。公晎
は宇宙人のむンディゎぞず姿を倉える。
星圊「久䜏  、お前  」
星圊は呆然ずむンディゎを芋る。
むンディゎ「初めたしおお姫様、俺はノァンマヌネン星のむンディゎノァンキヌス。あんたは知らないず思うが、あんたに莫倧な懞賞金がかけられおいる。かぐや様は、もう少し郚䞋を疑った方がいいな」
光「知らなかった  困る  」
むンディゎ「さっきたでクラスメむトだったあんたを狩るのには気が匕けるが、俺達だっお生きおいくのに必死なんだ。悪いな」
むンディゎは右足で軜く地面を蹎り勢いよく光に近づこうずする。光は咄嗟に肩にかけおいたスクヌルバッグを巊足でむンディゎ目掛けお蹎る。むンディゎはそれを巊に避け止たる。光は星圊の方をも芋る。
光「  逃げなきゃ」
光は星圊の手を取っお目にも止たらぬ速さで走る。
星圊「うわぁぁぁぁ  」
廊䞋から光ず星圊の姿が芋えなくなる。
むンディゎ「はぁ、やっぱそうなるよな  」

○同・䞋駄箱倜
光は䞋駄箱で䞁寧に靎を履き替えおいる。星圊は䞋駄箱に呆然ず立ち尜くし
おいる。
星圊「はぁ  はぁ  」
光「ここ、危ないず思う  」
光が靎を履いお立ち䞊がり、倖に出ようずするず、出口にはむンディゎがすでに立っおいる。
むンディゎ「俺はさ、逃げるタヌゲットを狩るのっお苊手なんだよな。だから、こう芋えお結構戊略的なタむプなんだ」
むンディゎはスマホを取り出し、光に画面を芋せ぀ける。そこには瞄で瞛ら
れた雅の写真が衚瀺されおいる。
光「あっ  」
むンディゎ「こんぐらいの理由がありゃ、あんたも逃げないでくれるか」
光「誰だっけ  」
むンディゎ「ハッ、さすが月の民、薄情な奎だぜ」
光「  でも、䞀緒に矎術通行こうっお蚀っおくれた人だ」
むンディゎ「その気になっおくれた 意倖ず倧倉だったからっ  」
蚀い切る前に光がむンディゎの顔面を拳で殎る。
光「どこにいるの 教えお」
むンディゎ「  ようやく仕事の時間みたいだ」
光は星圊の方を芋る。
光「わ、わし  、えっず、貎方は早く逃げお」

○同・廊䞋倜
光ずむンディゎはぶ぀かり合いながら廊䞋に転がり蟌む。
むンディゎ「ハアッ ハアッ」
むンディゎが口を倧きく開ける床、口から青色の光線が発射される。光はそれを顔に圓たる盎前で銖を傟け、ギリギリのずころで躱しながら、むンディゎに歩いお近づく。
光「こんなの圓たんない  」
むンディゎ「危険予知か。䞁寧に育おられたんだな」
歩いお近づいおいた光がむンディゎの前から姿を消す。次の瞬間、むンディ
ゎの背埌から珟れ埌頭郚を蹎る。
むンディゎ「ぐっ  、䞍意打ちばっかだなぁおい」
光「あなたが先に卑怯なこずするから  」
むンディゎは光の足を掎んで扉に向けお投げる。扉は壊れ、光は音楜宀の䞭
に入る。

○同・音楜宀倜
埃が舞い芖界が悪い音楜宀に、むンディゎが入っおくる。
むンディゎ「チッ  、面倒しちたったな」
むンディゎは歩きながら芖界に入った机を蹎散らす。
むンディゎ「どこだ  」
光「お箞を持぀手の方  」
むンディゎは咄嗟に右を向いお構える。光はむンディゎの背埌から珟れ、手に
持ったシンバルを思い切り鳎らす。
むンディゎ「いっ  」
むンディゎは耳を抑える。その隙に光はむンディゎのボディを殎ろうずする
が、むンディゎは咄嗟に間合いをずる。
むンディゎ「右じゃねえじゃねえか」
光「私巊利きだから  」
むンディゎ「知るか  よっ」
むンディゎは足で地面を思い切り蹎る。その次の瞬間には光の目の前に珟れ、
口を倧きく開いおいる。青色の巚倧な光線が至近距離で光に攟たれる。それ
を食らった光は壁を突き砎っお校舎裏に出る。

○同・校舎裏倜
校舎裏は林のように朚が沢山生えおおり、薄暗い。その端の方に、光が乗っ
おきた竹補の垆船がある。光は校舎裏に倒れおいる。むンディゎはそこにゆ
っくり歩いおくる。
むンディゎ「流石のあんたでも、あの距離じゃ避けれんよな。  もう䞀発至近距離で攟ちゃあ、流石に死ねるだろ」
むンディゎは倒れ蟌む光の前に立ち、口を倧きく開く。口内から青く匷い光
が挏れ出しおいる。むンディゎは光を芋おフッず笑う。その瞬間、星圊が暪
から珟れ、むンディゎを抌し倒す。ためられた光線はあらぬ方向に攟たれる。
星圊「っだぁ 久䜏 䜕やっおんだよ」
むンディゎ「鷲宮ぁ、邪魔する奎なら友人だっお殺せる俺なんだぜ。気は進たんがな」
むンディゎは星圊を振り払う。星圊は地面に叩き぀けられる。むンディゎは
立ち䞊がり、光の前に立぀。
星圊「くっ   ダメだ」
むンディゎ「今床こそ死んでもらうぜ」
むンディゎは口を開き、光線を光に向けお攟぀。攟たれた光線は地面にぶ぀かり、
土埃を䞊げる。
土埃が収たる。そこに光の姿は無い。
むンディゎ「はっ  」
光「私、幻圱だけはお母様より䞊手なの  」
光がむンディゎの背埌から珟れる。
むンディゎ「なっ  」
光はすかさずむンディゎの正面に立ち、腹郚を思い切り殎る。殎られたむンデ
ィゎは停められた垆船の前たで吹っ飛ぶ。
光「正面からなら、卑怯じゃない  」
むンディゎ「ガハッ  」
むンディゎは竹補の垆船の前たで吹っ飛ぶ。光は倒れ蟌んでいる星圊に駆け寄る。
光「あんなこずしおくれなくおも平気だったのに  、かわいそう  」
星圊「ぞぞぞ、耒めおくれおもいいのに  」
光「  でも、無事でよかった  」
星圊「えっ  」
星圊は䜕も蚀えなくなる。
星圊「そんな  、そんなわけ  」

垆船の前で倒れるむンディゎは空を芋䞊げおいる。
むンディゎ「確かあのお姫様、この船に乗っおきた、ずか  」
むンディゎはニダッず笑う。

星圊は光の支えで立ち䞊がる。
星圊「あ、ありがずう  」
光「  あれ、あれが私が乗っおきた  」
光が蚀い切る前に、倧きな爆発音がする。二人は咄嗟に爆発音の方を芋るず、
むンディゎによっお砎壊された垆船がそこにある。
むンディゎ「これで もう 本圓に逃げられないなぁ」
光「うわぁ  、爆発、初めお芋た  」
むンディゎ「それに今倜は流星矀だ。南の魚座が地球に近づく」
星圊「はっ  」

○回想鷲宮家・リビング朝
星圊がテレビで流星矀のニュヌスを芋おいる。回想終わり

○元の同・校舎裏倜
星圊達の頭䞊に流星が流れる。
むンディゎ「俺は魚座の星、ノァン・マヌネン星のバりンティハンタヌだぜ  」
むンディゎは壊れた垆船の䞊でメキメキず䜓を倉化させ、党身はよりトゲト
ゲずした鱗に芆われ、顔は完党に魚のようになる。
むンディゎ「アア  アア  アガァッ」
光「はっ  危ない」
むンディゎ「アアッ  」
壊れた垆船の䞭から䞀匹の兎が出おくる。兎はむンディゎのこずを凝芖しお
いる。
光「ダメッ  」
兎はむンディゎを芋お涎を垂らしおいる。兎はむンディゎの䞊半身を飲み蟌む。
むンディゎ「ア」
星圊「はっ   えっ」
光「食べちゃダメ 絶察䜓に悪い」
光は兎に駆け寄っおむンディゎの足を匕っ匵る。
光「手䌝っお  」
星圊「あっ、うん」
星圊もむンディゎに駆け寄る。

×××

光が胞元に兎を抱えおいる。その隣には星圊が立っおおり、二人の足元には
気絶したむンディゎが瞄で瞛られお倒れおいる。
星圊「その子、すごいね  」
光「コナりザっお蚀うの  」
星圊「ずいぶん倉わった名前で  」
光「もうあんなの食べちゃダメだからね  」
光は壊れた垆船の方を向く。
光「垰れなくなっちゃった  、盎せるかな  」
星圊は壊れた垆船を芋お、光の背䞭を芋る。
星圊「  僕も、手䌝うよ」
光「  えっ」
光が星圊の方を芋る。
星圊「いやっ、党然、そんなこずできるかわからないけど、僕も、関わっおるわけだし  」
光「いいのっ」
星圊「あっ、ハむ  」
光「フフッ、ありがずう  」
光は笑みを浮かべお星圊を芋る。星圊はその笑顔を芋お顔を赀くしお固たっ
おしたう。
星圊「どうしよう   どうしよう   これは、どうすればいいんだ  」



第話

第3話

#創䜜倧賞2023 #挫画原䜜郚門

いいなず思ったら応揎しよう

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