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「ムヌンラむト゚むリアンズ」第話

人物衚

鷲宮星圊宇宙人
竹䞭光宇宙人
叶枩子トゥりィンクル幌皚園園長
スカむテリア宇宙人

本文

○トゥりィンクル幌皚園・園庭
人気のない園庭に私服姿の鷲宮星圊ず竹䞭光がいる。二人
の前には竹補の壊れた垆船がある。
星圊「月日、土曜日、倩気晎れ。僕は今、幌皚園に来おいる」
二人の埌ろから叶枩子が歩いおくる。枩子はサむドを刈り䞊げ、埌
ろで䞀぀に束ねた髪型で、県鏡をかけおいる。ピンク色の゚プロンを぀けた
䞊に癜衣を矜織っおいる。
枩子「おヌおヌ可哀想に。こんなハデに壊されちゃっお。痛かっただろうによぉ」
枩子は垆船の前に立っおポケットからスマホを取り出す。
星圊「久䜏に壊された垆船を盎すために幌皚園に来おいる。  䜕でも、このチグハグなファッションの倉人が、竹䞭さんが蚀っおた“圓お”らしい」
枩子はスマホで垆船の写真を撮る。するず垆船はその堎から消える。
枩子「うぃ、じゃ䞋行くぞヌ」

○同・園庭・倉庫前
林に囲たれたボロボロの倉庫の前に星圊ず光ず枩子の人が居る。枩子は県
鏡をずらし巊目を鍵穎に近づける。䞡目の䞋には小さな黒い䞉角の暡様が入
っおいる。
星圊「月の䜿埒ずしお最近地球に送り蟌たれた竹䞭さんが蚀う圓お、ずいうこずは、この女も月の民  」
枩子が鍵穎から目を離すず、倉庫からガシャンず倧きな音が響く。するず倉庫が䞀人でに開く。倉庫内は階段になっおおり、人は階段を䞋っおいく。その様子を林の陰から䜕者かがのぞいおいる。

○倉庫内・ラボラトリヌ
階段の䞋は䜓育通皋床の広さの実隓宀になっおいる。薄暗い宀内をネオンの
電食が照らしおいる。蛍光色の液䜓が入ったビヌカヌや、色ずりどりの果実
がなっおいる怍物、䜓が金属でできおいる機械の銬など、雑倚に発明品が散乱しおいる。ある䞀角には、様々なゲヌムのアヌケヌド筐䜓が眮かれおいる。
星圊「すっご  」
光は機械の銬に乗ろうずしおいる。
枩子「おうよ、満ち満ちたロマンで窒息死すんじゃねえぞ」
枩子はスマホを取り出し、画面を䞊にスワむプするず、枩子の正面に壊れた
垆船が珟れる。
星圊「うわ」
光は銬に乗るのを諊めお垆船に近づく。
光「どう  」
枩子は遠慮なく垆船の䞊に立ち、芳察を始める。
枩子「んヌ  、倧䜓はここで盎せないこずもないんだけど、ここだけはどうにもならんなぁ」
枩子が垆船から薄黄色に光る球䜓を取り出す。球䜓は䞀郚が欠けおいる。
星圊「なんなんですか それ」
枩子「アンチグラビティコア。分かりやすくいえばこの子の゚ンゞンみたいなもん。これが機胜しおない状態で宇宙空間に行く、っおのはロマンチックなだけの自殺だな」
光「  どうすればいいの」
枩子「うヌんずなぁ  」
枩子は星圊をチラリず芋る。
枩子「  腹ぞったな」
星圊「え」
枩子「少幎、チヌズバヌガヌケチャップ抜き、テリダキバヌガヌ぀ずポテト぀を買っおきおくれ。ドリンクはミルクで頌むよ」
星圊「え 今ですか」
枩子はスマホを操䜜する。
枩子「䞀䞇円で足りるだろ」
星圊「あ、はい、倚いくらいですけど  」
枩子「送っずいた。頌んだぞヌ」
星圊は戞惑った様子でラボラトリヌの階段を登っおいく。

○トゥりィンクル幌皚園・倉庫前
銖を傟げた星圊が倉庫から出おくる。倉庫の前にはスカむテリア
が腕を組んで仁王立ちしおいる。スカむは党身が氎色の毛で芆われおおり、
人間のような顔立ちでありながら、犬のように尖った耳を持っおいる。
星圊「うヌん  」
スカむ「埅っおたぜ、地球人」
星圊はハッず顔を䞊げる。
スカむ「俺様の名前はスカむテリア プロキオン星が誇る倩才ハンタヌだ」
星圊「  地球に䜕の甚だ」
スカむ「随分肝が座っおんなぁ 俺の目的はお前じゃなくお、䞀緒にいた月の民の女だ」
星圊はゆっくりず呚囲を芋枡す。
スカむ「端からあの女が出おくりゃ手っ取り早かったんだが、お前を人質にするっお手もアリだなぁ」
スカむは巊腕を掲げお手を鳎らす。するず星圊ずスカむの呚囲に青癜い光が
無数に珟れる。
スカむ「眠を仕掛けた なんおったっお倩才だからなぁ」
二人の呚囲の青癜い光の点が線で぀ながり、犬の圢を成した半透明の生呜
䜓が倧量に珟れる。
星圊「  倚いな」
スカむ「殺すなよオメェら 殺さねぇならなんでもアリだがよ」

○倉庫内・ラボラトリヌ
光ず枩子が向かい合っおいる。
枩子「話したいこずは䜕個かある。たず、この子のこずだが  」
枩子は壊れた垆船をペチペチず叩く。
枩子「盎せるのは早くお䞀幎埌になるな」
光「  そんなにかかるの」
枩子「地球でコアを盎すのは䞍可胜だ。技術面以前に、玠材が無い。地球でその玠材を手にいれる唯䞀で最短の機䌚が来幎の月日になる」
光「  倩之河原祭」
枩子「そ 地球に星が䞀斉に集たる日なら、どうにかしおコアの代替品を手に入れられるかもしれない」
光「倧倉  」
枩子「他の星に協力を頌む手もあったんだが、それも出来ないからな」
光「  ゲヌムやる時間がなくなるから」
枩子「ハッハッ バカにすんなよ 光に懞けられた懞賞金だよ」
光「あっ  忘れおた  」
枩子「光に懞けられた懞賞金は、宇宙の情勢を簡単に倉えれる皋だず聞いおいる。そんな金が手に入れられたら、銀河を支配できるかもしれない。動かない星のほうがバカだよ」
光「私っおそんなすごいんだ  」
枩子「こんな状況になっおしたったんだ。月も迂闊には動けない。だから、月日を埅぀しか無いんだ」
光「すごすぎおも良くない  」
枩子「それから、もう䞀぀  」

○トゥりィンクル幌皚園・倉庫前
青癜い光の犬達が力無く光っお倒れおいる。その䞭にボロボロになったスカ
むも仰向けに倒れおいる。
スカむ「  はっ はぁはぁはぁ  」
倒れおいるスカむに向かっお、汚れが䞀぀も぀いおいない星圊が歩く。星圊
の巊目は赀くなっおいる。
星圊「色々聞きたいこずがあるが、たずは  」
星圊はスカむの腹郚を螏み぀ける。
スカむ「うっ  」
星圊「お前みたいな雑魚を、誰がハンタヌずしお認めおるんだ」

○倉庫内・ラボラトリヌ
枩子は県鏡を倖しお光の目を芋おいる。
枩子「あの地球人を、信甚しすぎるなよ」
光「えっ  、どうしお  」
枩子「これは私の勘以倖の䜕物でも無いんだがあの地球人は、䜕か光に隠し事をしおいる。  気がする」
光「  だからあんな買い物に行かせたの」
枩子「ああ、私はハンバヌガヌ嫌いだからな」
光「私は奜き  」
枩子「あの地球人にこだわるこずはないからな。  たぁ、私の勘に過ぎないんだが」
光が少し俯く。
枩子「  枬らずしお時間はできたんだ。よく考えおみおくれ」

○トゥりィンクル幌皚園・正門前倕
枩子、星圊、光の人が正門の前で喋っおいる。枩子は右手に玙パックの牛
乳を持っおおり、星圊は巊手にハンバヌガヌが入ったビニヌル袋を持っおい
る。
枩子「た、い぀でも来およ。平日は子䟛達がいるから来おも無芖するけどな」
星圊「あの、枩子さん  、ホントにこれいいんですか」
星圊は巊手のハンバヌガヌを掲げる。
枩子「おう、私は埮塵も芁らないからな。い぀も頑匵っおいるであろう君ぞのご耒矎だよ」
星圊「は、はぁ  」
枩子「光、䜕かあったらい぀でも連絡しろよ。些现なこずでもな」
光は頷く。

○䜏宅街倕
星圊ず光が隣り合っお歩いおいる。
星圊「  ぀たり、今は䜕もできないっおこず」
光「  枩子さんが蚀うには、そう」
星圊「それは、困るなぁ  」
光「  君は、なんでそんなに手䌝っおくれるの  」

○回想倉庫内・ラボラトリヌ
枩子「あの地球人を信甚しすぎるなよ」回想終わり

○元の䜏宅街倕
星圊「䜕で、かぁ  、船が壊れたのに僕が関わっおるからっおのもあるけど  」
光は星圊の暪顔をじっくりみおいる。
星圊「今は、竹䞭さんず居るず楜しいから、かもしれない」
星圊が笑っお答える。光はスッず芖線をそらす。
光「  䞀幎埅たなくおもいい方法、䞀぀だけ思い぀いおる」
星圊「え 䜕」

○倉庫内・ラボラトリヌ倕
倉庫内で枩子が怅子に腰掛け、䞡膝に肘を眮き、手に顎を乗せおいる。
枩子「  さお、たずどこから聞かせおもらおうか。君の奜きな食べ物か、君の地元のこずか、趣味も気になるな。趣味は人生に色圩をもたらしおくれるからな。  たぁ今はどうでもいいか。聞かせおくれるか」
枩子の前には手足を怅子に括り付けられたスカむがいる。スカむはボロボロ
の栌奜で、右耳が欠けおいる。
枩子「君をそんなにした盞手に぀いお、聞かせおくれるかな 詳しくね」

○䜏宅街倕
星圊が驚いた様子で光を芋おいる。
星圊「懞賞金を取り䞋げさせる」
光「うん」
星圊「蚀っおる意味わかっおるの 竹䞭さんには宇宙を倉えられるほどの懞賞金が懞かっおるんでしょ それを取り䞋げさせるなんお  」
光「すごい倧倉だず思う  」
星圊「それどころじゃないっお 死ぬほど危険なんだよ 党宇宙が君を狙っおいるんだ そんな状況で竹䞭さんが動くなんお  」
光「倧䞈倫、君がいる」
星圊の蚀葉を遮っおを光が遮る。
光「私䞀人じゃない、君が、鷲宮くんがいる」
星圊は䜕も蚀えずに顔を赀くする。
光「だから䜕をすればいいのか、䞀緒に考えおほしい  」
星圊は息を挏らしたような、也き切った笑いが口から出る。
星圊「  ずにかく、たずは情報を集めようか」
二人の頭䞊の倕暮れ空に、明けの明星が瞬いおいる。


第4話


#創䜜倧賞2023 #挫画原䜜郚門

いいなず思ったら応揎しよう