SillyTavern導入ガイド:自分のパソコンでAI彼女・AI彼氏を管理する方法【2026年版】
前回の記事で、自分のパソコンにLM Studioを入れて、日本語AIモデルで会話をするところまでご紹介しました。しかし使い込むごとに物足りなさが出てくると思います。
今回ご紹介するSillyTavernというソフトを使用すれば、キャラクターや世界観の管理、外部ツールとの連携を簡単にできるようになります。
しかも完全無料で、自分のパソコンだけで完結するので、プライバシーや検閲の心配がありません。
前回の記事をまだ読んでない方は、先にこちらをご覧ください。
SillyTavernとは:LM Studioと何が違う?
SillyTavernは、複数のキャラクターや世界観の設定を管理し、ロールプレイをするためのツールです。
AIの本体は、AIモデル(LLM)にあります。LM StudioはAIモデルを管理することができ、基本的なチャットをすることはできますが、キャラクター管理をする機能は持っていません。
SillyTavernはキャラクター管理をするための専用ツールです。ただし管理するだけなので、AI本体は別で用意することが必要です。
この記事では初心者でも使いやすいLM Studioと接続していますが、別のアプリ(Ollama等)や、クラウドAIと接続をすることもできます。
SillyTavernでできること
SillyTavernでできることを簡単にご紹介します。オープンソースコミュニティで日々開発が続いていおり、商用アプリでできる機能は、大体揃っています。
初級
複数のキャラクターを管理する
複数のペルソナ(自分の設定)を管理し、キャラクターごとに切り替える
中級
世界観の設定をする
長期記憶を持たせる
グループチャットする
キャラクターから自発的に喋らせる
キャラクターと一緒に冒険する(TRPG)
スマホから接続する
上級
Web検索と組み合わせる
画像生成と組み合わせる
音声入力、音声出力と組み合わせる
会話に合わせて立ち絵を自動で切り替える
Live2Dと組み合わせる
SillyTavernのインストール
SillyTavernを動かすのに必要となるのは「Git」「Node.js」「SillyTavern本体」「AIアプリ(この記事ではLM Studio)」の4つです。
これらをインストールする作業は、一見難しそうに見えますが、手順通りにやればそれほどでもありません。Windows向けに、順番に解説します。
注意:初心者向けに「SillyTavern Launcher」をおすすめされることがありますが、色々まるごとインストールされて、むしろ分からなくなるという声が多いので、個別にインストールする方法でご紹介します。
Gitのインストール
Gitとは、プログラムの変更履歴を管理するためのツールです。これがなくてもSillyTavernを動かす方法はありますが、アップデートができなくなります。
ブラウザで「https://gitforwindows.org/」を開き、インストーラーをダウンロードします。

インストーラーを実行したら、画面に指示に従い「次へ」を連打するだけで完了します。
Node.jsのインストール
Node.jsは、本来ブラウザ内でしか動かないJavaScriptを、パソコン上で動かせるようにするものです。
ブラウザで「https://nodejs.org/」を開き、「Node.jsを入手」をクリックします。

少しスクロールして「Windowsインストーラー」をダウンロードします。

後はインストーラーを起動して、「次へ」を連打すれば終わりです。
SillyTavernのインストール
まず、SillyTavernをインストールするためのフォルダを作成します。この例では「C:\AI」としていますが、何でも構いません。ただし「Program Files」等は避けるようにします。

エクスプローラーで「C:\AI」に移動したら、アドレスバーに「cmd」と入力し、Enterを押します。

黒い画面(コマンドプロンプト)が開きます。
「C:\AI」となっていることを確認してください。

以下のコマンドをコピペして入力します。
git clone https://github.com/SillyTavern/SillyTavern -b releaseこんな感じの画面となり、「C:\AI」に戻ったら完了です。

「C:\AI\SillyTavern」というフォルダが作成され、その中に色々ファイルができているはずです。
「Start.bat」を探し、ダブクリックして起動します。

また黒い画面が自動的に開き、処理が色々と始まります。初回は少し時間がかかるかもしれません。

ブラウザで自動的に「http://127.0.0.1:8000」が開き、以下のような画面になったら成功です。

なお、表示言語を日本語にすることもできますが、Englishのまま使用することをおすすめします。AI用語を日本語に翻訳されると、意味が分からなくなるためです。(Temperature=温度、など)
Persona(ユーザー名)は後から変更できるので、悩む必要はありません。
SillyTavernの開始と終了
SillyTavernを終了するには、ブラウザのタブを閉じ、黒い画面(コマンドプロンプト)上で「Ctrl+C」を押します。
ただし、この方法で終了させても、node.exeプロセスが残ることがあります(SillyTavernではなくWindowsの不具合とのこと)。その場合は、タスクマネージャーからnode.exeを終了させてください。
開始するには「Start.bat」または「UpdateAndStart.bat」(最新版に自動更新)をダブルクリックして実行してください。
SillyTavernのアンインストール
SillyTavern本体をアンインストールするには、作成したフォルダを丸ごと削除してください。レジストリ等は使用しません。
GitとNode.jsは、Windowsの「インストールされているアプリ」からアンインストールしてください。
SillyTavernの使い方
LM Studioとの連携
LM Studioのインストールとモデルのダウンロードが完了していない方は、下記の記事をご参照ください。
LM Studioを起動したら、画面左の「Developer」アイコンから、「Load Model」をクリックし、使用するモデルを選択します。
ロードしたモデルが「Ready」となったら、「Reachable at:」のURLをコピーしてください。後ほど使用します。

SillyTavernの「コンセント」アイコンをクリックし、以下のように選択・入力します。
API:Text Completion
API Type:Generic(OpenAI-compatible)[LM studio, LiteLLM, etc.]
ServerURL:先ほどコピーしたURL
入力できたら、「Connect」をクリックします。(凄く分かりにくい)
モデル名が表示されたら成功です。

接続できたら、会話をしてみましょう。
デフォルトの「Assistant」から返事が返ってくれば成功です。

キャラクターカードの読み込み
次にいよいよキャラクター設定となるのですが、SillyTavernにはキャラクターカードという機能が備わっています。
これは、キャラクター情報を画像のメタファイルに埋め込むことで、画像を読むだけで設定も自動的に入るというものです。
サンプルとして画像を用意しましたので、以下からダウンロードしてください。
注意点として、pngそのままでダウンロードする必要があります。noteにアップロードした画像は、自動変換されてしまいキャラクター情報が消えてしまいます。catboxのリンクからダウンロードしてください。
https://files.catbox.moe/4v33dr.png

SillyTavern上部の「Character Management」アイコンをクリックし、「Import Character from file」アイコンから画像を読み込みます。
成功すると、自動的にキャラクターが追加されます。

画像と一緒に、このような情報が読み込まれています。
Character Name:名前
Description:概要
First Message:一番最初の自動メッセージ
Personality summary:性格
Scenario:状況
Examples of dialogue:会話例(話し方のスタイルとなるので重要)

キャラクターの手動追加
キャラクターカードではなく手動で追加するには、「Create New Character」アイコンをクリックします。

最低限必要な情報は名前だけです。
キャラクターとの会話
キャラクターが追加できたら、会話をしてみましょう。しっかりと設定が反映されていますね。
しかし名前が「User」のままでした。

ペルソナの設定
ユーザー側の設定は「Persona Management」アイコンから行います。
ただしキャラクター設定に比べて、こちらは自分自身のことなので、設定を作り込む必要性はあまりありません。
ペルソナを複数作成し、キャラクターごとに切り替えることもできます。

以上で、SillyTavernで基本的な会話をすることができるようになりました。
ただし実際に会話をしてみると、何か噛み合わなかったり、出力がおかしかったりすることがあると思います。
実は、読み込むモデルや目的に合わせてパラメーターを調整する必要があります。次回の記事ではその辺りを解説いたします。
おまけ:キャラクターカードの配布
上記のサンプルキャラクターの他に3名作成しましたので、参考までに配布します。
Geminiに「なんかキャラクター設定作って」と雑に依頼し、ChatGPTにその設定を元に画像作成してもらったものです。(最初からChatGPTでよかった)
画像は「2:3の縦長」が推奨です。
noteの画像ではなく、catboxのリンクからpngのままダウンロードしてください。
https://files.catbox.moe/8ifa5k.png

https://files.catbox.moe/enc6rj.png

https://files.catbox.moe/ac9qli.png

