映画『開戦前夜』良かった!
今日(金)封切りの映画、『開戦前夜』。良かった!
昭和16年、平均33歳の若手エリートが集結して、「総力戦研究所」が立ち上がり、アメリカら連合軍と総力戦をしたらどうなるかを検証し、「負ける」って結論になった。
でも、その報告を受けた政府は、その「負ける」戦争に突っ込んでいった。時代の「空気」に抗えずに。
という歴史は知っていた。「空気」に抗うためのインテグリティを研究し、『勇気の研究』を執筆している私には、欠かせない映画。
300万人の同胞が犠牲になった、あの戦争。
第二次世界大戦全体では、6000~8000万人の犠牲者。
なぜそんな戦争なんかしたのか?
軍部のせい?
陸軍のせい?
東條のせい?
帝国主義のせい?
時代のせい?
そうやって、誰かに、何かに他責するのではない。
自責する。
今の我々に、あの戦争について、どんな責任があるか
を深く問いかけられる映画です。
我々一人ひとりが、あの戦争から、何を受け取るか
を突きつけられる映画です。
東條英樹とか、近衛文麿とか、昭和天皇とか、武藤章その他の軍部の内面の「葛藤」がよく描写されていた。
クリアカットに良い奴、悪い奴ばかりがいたのではない。人間の中に、良い部分と悪い部分がある。
心中に天使と悪魔が蠢いている。
※ かように、善玉悪玉が分かりやすくないので、反戦!って思想の方とか、歴史が苦手な方には、モヤっとしてスッキリしない映画かもしれません。
あの時代、お上に盾つけば、すぐ赤紙1枚で、死地に送られた。
今の時代、上司に逆らっても、命が取られることはない。
だから、80年後の今の方が、はるかに自由。はるかにものが言える。
であるのに、我々は、本当に自由に、ものが言えているのだろうか。
などなど、いろんなことを考えました。
※東條英機を演じているのが誰かはエンドロールまで分からずじまい。佐藤隆太さんの演技力に伸びしろを感じた。
こちらが原作。
映画を観たら原作を読みたくなったので、今読んでます。
以下はおまけ。
私は私なりに「戦争責任」を取っています。
