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民主主義が健全に立ちゆくには実は条件があるよ、というお話

*設定上有料にしてありますが全文無料で読めます。
*このnoteは前回の続きです。



「戦争させないために民意を無視する」は是か非か

「正しい我々が社会を牽引します。あなた方は黙りなさい」
これが独裁的な思考だということは理解されやすいのですが、
「差別的な/戦争したい/排外的な 人たちは危険なのでカウントすべきでない。平和を望む/穏やかな 我々で平和な世界を築こう」
になるとあっさり同意が集まります。

今回は「戦争しないために、戦争したい人や差別的な人を無視しよう」をどう捉えるべきか、というお話です。

「べき」というのは、日本が選んだ民主主義や立憲主義の名の下にあってどう捉えるべきかという意味です。
そしてこの問いは、独裁を強く批判する人たちから往々にして是とされています。

今回の選挙(2025年7月の参院選)では、「改憲案が発議されたら終わり」と言う人がたくさんいました。(本当にそうなのかについては 前回のnote を参照してください)
「もし国民投票になって、万が一戦争や徴兵制への賛成が得られたら危険だから発議させてはいけない」
つい納得しそうになるんですが、これは「国民には未来を選ぶだけの能力がない」としているということで、「させてはいけない」とはどういう立ち位置から言っているのかということです。

もし仮に、仮にですよ、衆議院2/3→参議院2/3→全国民の1/2以上の賛成がクリアされたならそれが民意です。
決まり事を無視して「間違っている」を理由にそれをさせないのは、一見正しそうでも独裁です。
なぜなら、万人に対応できる絶対的な正義は存在しないから。

我々から見れば誰にとっても正しいはずの「人を殺してはいけない」ということすら、絶対的な正義ではない。
諸外国の例を引くまでもなく、例えば死刑という制度は日本国の法によって定められた正しい殺人です。しかしその正しさは、同じ決まりごとを共有する集団(日本国)内でしか共有できません。

民主主義が健全に立ちゆくためには

しんどいね。
それでも他のシステムよりはましだから我々の国は民主主義を採っている。
コロナ禍を経ていろんな人たちが可視化された今、不安になる気持ちもよく解る。

陰謀論周りはちょっとどうしようもないところがあるんですが、知ろうと思えばいくらでも学ぶことが出来る空前の時代です。
民主主義が健全に立ちゆくためには、国民の大多数に合理的な判断力と基礎学力が必要です。

誰かの話の請売りで伝言ゲームに参加するのではなく、自分でいろんなことを考えて学んで、社会の奔流に竿さして踏み止まる。
民主主義を健全に立ちゆかせるには、それぞれが考えることを放棄せず、自立し強くなるしかないとほわたんは思っています。

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