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もし清原和博のクジを当てていたら⑭

この作品はファンタジーです。

新人監督中村勝広は景気の良いことは言わない。
ルーキー野茂英雄に関しても
「まあ、ルーキーですのでね。あまり大きな期待をかけ過ぎても本人も大変でしょうから…」と。

この年は中村たっての希望で川藤が総合コーチとして入閣。口の悪いファンは「川藤に何を教えれるんや!」と言っていたが、実は川藤のベンチ入りを歓迎していた男がいた。
そう、他ならぬ清原和博である。
思えばルーキー時代の清原にプロ野球のイロハ、何より阪神とは?というのを教え込んだのが川藤であり、以来清原は川藤を人生の師として尊敬していた。
当の本人である川藤は「おめえのようなスーパースターがワシを師匠とかアホなこと言うな!バカタレ!口うるさい親戚のオッサンと言うとけ!」と照れ笑い。

中村はコーチ陣と話し合い開幕投手は野茂で行くことを決めた。
それと並行して自身の在任中にチームの若返りを完成させることも…村山が道半ばにして出来なかった若返りだ。とは言え真弓も岡田もまだまだ人気も実力も若手に負けておらず…
「今年のルーキーには大きな可能性は感じておりますのでね。ま、長い目で見ていただければ笑」とは中村の談。

「今年の新庄とここ数年の金子や鮎川、亀山が出て来たら外野も内野もガラッと変えることが出来るのだがなあ…」
しかし、川藤は早急な世代交代には反対だった。
「オカもジョー(真弓)も田尾もまだまだやれるやないか。ポジションは力がある奴が取るんや。そんなもん与えたからって上手くなる訳ねぇだろうが!」
それには中村も「まあまあ、ゆくゆくは…の話だよ」と

先発ローテーションには外国人ながらエース格のキーオ
ゴールデンルーキー
野茂
復活を期す元祖エース
池田
悩めるサウスポー
猪俣、仲田幸司
彼らに期待をして中西、中田良弘、久保といったベテランにリリーフを任せる腹づもりだ。
打線は去年良かったので大きな変化はなく
1番(中)大野
2番(二)和田
3番(左)真弓
4番(一)清原
5番(三)岡田
6番(右)田尾
7番(遊)八木
8番(捕)嶋田兄
9番(投)野茂

90年のペナントレースの幕が開く。

(続く)
この作品はフィクションです。

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