出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
カット
- 「切る」こと、切断、又は、その行為により切りとられたもの。
- そして、女だということは一層ものを哀れにして、ごく胸を低くカットしたイヴニングで、十九世紀の悪趣味よろしく胸の二つのもりあがりをのぞかせたりして。(宮本百合子 『獄中への手紙 一九四一年(昭和十六年)』)
- 髪を切り揃えること、散髪。
- 「伯爵夫人かい?」ウージェーヌが言った。「背が高くて褐色の肌、目はきらきらしてて綺麗に髪をカットしている、脚がすらっとしていて、しなやかなボディの女だったろう?」(バルザック 中島英之訳 『ゴリオ爺さん』)
- 切り揃えた髪型。
- 「カットが、こんなに伸びちゃったんだもの。美容室に行くの。」(菊池寛 『貞操問答』)
- ダイアモンドなどの宝石を切ったり削ったりして形を整えること。
- 文章、録音や映像などにおいて、一部を削除して公開しないこと。
- 削減すること。
- 挿絵などに使われる小品の絵画。
- デュピュイのカットには何処かに石井鶴三氏のカットに似たところがある。(辰野隆 『銷夏漫筆』)
- 田島は、その水原さんが或る画家の紹介状を持って、「オベリスク」に、さし画でもカットでも何でも描かせてほしいと顔を赤らめ、おどおどしながら申し出たのを可愛く思い、わずかずつ彼女の生計を助けてやる事にしたのである。(太宰治 『グッド・バイ』)
- 映像作品において場面などを切り取ること、切り取った部分又、切り取ったものを組み合わせ編集すること。ショット。
- (情報技術)テキスト、画像やオブジェクトを移動させるために転写すること。
活用と結合例
各活用形の基礎的な結合例
| 意味 | 語形 | 結合 |
| 否定 | カットしない | 未然形 + ない |
| 否定(古風) | カットせず | 未然形 + ず |
自発・受身 可能・尊敬 | カットされる | 未然形 + れる |
| 丁寧 | カットします | 連用形 + ます |
| 過去・完了・状態 | カットした | 連用形 + た |
| 言い切り | カットする | 終止形のみ |
| 名詞化 | カットすること | 連体形 + こと |
| 仮定条件 | カットすれば | 仮定形 + ば |
| 命令 | カットしろ カットせよ | 命令形のみ |