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まげる

出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』

日本語

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語源

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古典日本語 まぐ

  • 語義6は、(しち)に通じる字「(しち)」は、下が曲がっていることに因む、江戸~大正期の俗語。
  • 語義7は、「人差し指を曲げる」意。

発音

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動詞

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まげるげるげる

  1. 棒状又は板状のものの両端を近づける方向にを加えるように形を変えること。[720年~]
    対義語: のす, のばす
    • 1939年海野十三、太平洋魔城:
      だが、ペンチをにぎる手は冷えきって、鋼条をちょっとまげるのにも、たいへんだった。
  2. 移動において進行する方向に対して、又はに進行方向を変えること。[1857-63年~]
  3. 適用すべきルールを、適用しないこと。
    • 1929年佐々木味津三、右門捕物帖、卍のいれずみ:
      情状不憫にも思うが、天下のご法度まげることは相成らぬ。遠島申しつけられるよう上へ上申するから、さよう心得ろ!」
    • 1922年末弘厳太郎、嘘の効用:
      それがため事実をまげること――すなわち「嘘」をつくこと――すらあえて辞さないのである。 ですから法律発達の歴史を見ると、「嘘」は実に法律進化の仲介者たる役目を勤めているものであることがわかります。
  4. 信念信条主張することを止め、譲歩すること。[850年~]
    • 1950年坂口安吾、安吾巷談、天光光女史の場合:
      独自の見解をまげる必要はないではないか。あらゆる意見が同一でなければ夫婦とは申されないというなら、先ず夫婦というものは、この世に有りうべからざるものだと考えてマチガイはない。
  5. ある事柄などを変える。改竄する。[1885-86年~]
  6. (隠語) 持ち物をに入れ、金を借りること。[1678年~]
    • 1939年薄田泣菫、質屋の通帳:
      「実はこの羽織まげて幾らか融通したいと思ひましてね。」 K氏は著てゐる羽織に一寸眼を落しました。
  7. 盗む[1748年~]
  8. (隠語) 殺人する。

活用

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関連語

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翻訳

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  • 英語:(語義1)bend、(語義2)turn

脚注

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  1. NHK放送文化研究所『NHK 日本語発音アクセント新辞典』日本放送出版協会、東京、2016年。→ISBN
  • 楳垣実 (1979), “まげる”, 隠語辞典, 東京堂出版, →ISBN, 397ページ