コンテンツにスキップ

伊勢崎賢治

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
伊勢崎 賢治
いせざき けんじ
生年月日 (1957-07-06) 1957年7月6日(69歳)
出生地 日本の旗 日本・東京都
出身校 早稲田大学理工学部建築学科卒業
早稲田大学大学院理工学研究科都市計画専攻修了
前職 東京外国語大学教授
所属政党 (れいわ新選組→)
いのちの党
選挙区 比例区
当選回数 1回
在任期間 2025年7月29日 - 現職
その他の職歴
いのちの党政策審議会長
代表:山本譲司
(2026年8月6日 - 現職)
いのちの党国会対策委員長
代表:山本譲司
(2026年8月6日 - 現職)
いのちの党副代表
代表:山本譲司
(2026年8月6日 - 現職)
第2代 れいわ新選組政策審議会長
代表:山本譲司
(2026年8月5日 - 2026年8月6日)
第4代 れいわ新選組国会対策委員長
代表:山本譲司
(2026年8月5日 - 2026年8月6日)
れいわ新選組副代表
代表:山本太郎、山本譲司
(2026年2月16日 - 2026年8月6日)
テンプレートを表示
伊勢崎賢治
YouTube
チャンネル
活動期間 2025年-
ジャンル 国会質問など
登録者数 1.32万人
総再生回数 87万回
チャンネル登録者数・総再生回数は
2026年7月1日時点。
テンプレートを表示

伊勢崎 賢治(いせざき けんじ、1957年7月6日 - )は、日本の政治家。いのちの党所属の参議院議員(1期)、同副代表兼政策審議会長兼国会対策委員長兼参議院国会対策委員長。任意団体、自衛隊を活かす:21世紀の憲法と防衛を考える会呼びかけ人[1][2]。

れいわ新選組副代表兼政策審議会長(第2代)兼国会対策委員長(第4代)兼参議院国会対策委員長を歴任。

来歴

[編集]

生い立ち

[編集]

1957年、東京都で生まれる[3]。1976年3月、東京都立立川高等学校を卒業した。1980年3月、早稲田大学理工学部建築学科を卒業し、早稲田大学大学院理工学研究科に入学し、都市経済を専攻[1]。1982年、ボンベイ大学大学院社会科学研究科に留学し、ソーシャルワークを専攻した[1]。1984年6月、ボンベイ大学大学院社会科学研究科博士前期課程修了(後期中退)。インドの世界最大規模のスラムに住み込み、コミュニティー・オーガナイザーとして活動した[1]。1986年3月、早稲田大学大学院理工学研究科都市計画専攻修了。1987年、ボンベイ市公安局から国外退去命令を受け帰国[1]。

国際協力・NGO

[編集]

1988年、国際NGO「プラン・インターナショナル」に就職。シエラレオネ、ケニア、エチオピアに赴任し、農村総合開発を指揮した[1]。1997年からはプラン・インターナショナルの日本事務局である日本フォスター・プラン協会で国際援助部長として予算管理、広報戦略を担当した[1]。1998年、財団法人笹川平和財団に転職。調査役・主任研究員として中東和平に関わった[1]。1999年7月から2000年2月にかけて国際連合平和維持局ニューヨーク本部主催DDR特別運営委員会日本政府代表を務めた。同年3月から2001年5月にかけては、国際連合東ティモール暫定行政機構上級民政官として、同国コバリマ県の県政を指揮した[1]。その後、2001年6月から2002年3月にかけ、国際連合シエラレオネ派遣団、国際連合事務総長副特別代表上級顧問兼武装解除・動員解除・社会復帰(DDR)部長として、内戦後のシエラレオネでDDRを指揮する[1]。2002年4月、立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科教授に就任し、2006年3月まで務めた[1]。また、2003年2月からは日本主導で行われたアフガニスタンでの軍閥・武装勢力の武装解除を指揮した[1]。

研究・教育活動

[編集]

2006年4月、東京外国語大学大学院地域文化研究科平和構築・紛争予防学講座(PCS)教授に就任し、2009年3月まで務めた。2007年、衆議院テロ防止・イラク支援特別委員会に参考人として招致[1]。2009年、「アフガニスタンの和解と平和に関する円卓会議」11.23東京会議を主催[1]。2009年4月、東京外国語大学大学院総合国際学研究科国際協力専攻平和構築・紛争予防専修コース(PCS)教授に就任し、2023年3月まで務めた。

政治活動

[編集]

2024年の第50回衆議院議員総選挙では、れいわ新選組から比例東京ブロックで単独で立候補したが落選[2]。れいわ新選組の政策委員を務め、2025年2月9日のNHKの日曜討論に政策委員(外交・安全保障担当)として出演[2][4]。2025年6月23日、れいわ新選組は7月の第27回参議院議員通常選挙において伊勢崎を比例代表特定枠で擁立すると発表した[5]。7月20日の投開票の結果、当選を果たした[6]。8月6日、党参議院国会対策委員長に就任[7]。2026年2月16日、党副代表に就任[8]。同年8月5日より政策審議会長と国会対策委員長を兼務[9]。

2024年10月17日、立川駅北口でれいわ新選組の山本太郎と演説する伊勢崎

人物

[編集]

学生時代は空手を習っていたが、体育会系などの集団行動が大の苦手という旨の発言をしている[10]。

アフガニスタンにいた45才の時にトランペットを始め[11]、ジャズトランペッターとしても活動している[12]。

MBS「情熱大陸」では、伊勢崎のことを「紛争解決請負人」と紹介した[13]。

政治的思想

[編集]
  • 伊勢崎は、日本の安全保障について「軍事化よりも非武装化」を重視する立場をとる。特に沖縄や北海道を「ボーダーランド」と位置づけ、基地強化は偶発的衝突や軍拡競争を招くと批判し、将来的な「非武装化」を提唱している[14]。北欧諸国の事例を引き合いに、ノルウェーが冷戦期に米軍常駐を認めなかったことや、アイスランドが国軍を持たない体制を維持してきたことを紹介し、日本も米国との同盟を維持しつつ周辺国を刺激しない「緩衝国家」としての役割を果たすべきだと主張する[14]。伊勢崎によれば、軍拡は「安全保障のジレンマ」を深刻化させ、沖縄の軍事化はむしろ戦争時に最初の標的となる危険を高めることであると指摘している[14]。
  • 2025年の参議院議員選挙において、関東大震災時の朝鮮人虐殺などの歴史的事実を挙げ、ヘイトスピーチや差別的扇動が大量殺人や外交的孤立を招く危険性を指摘した。また、政治家が少数派をスケープゴートにして社会不安を操作する手法を批判し、歴史に学ぶ重要性を訴えている[15][信頼性要検証]。
  • ロシアのウクライナ侵攻については即時停戦の立場をとり、ウクライナ戦争はロシアと西側諸国の代理戦争であり、争われている領土の帰属は国連の監視による住民投票で決着すべきだと主張している[16]。2023年4月5日には学者やジャーナリストら約30人とともに記者会見を開き、停戦交渉の仲裁国となることを日本政府に求めた。なおこの際、ウクライナを取材した記者から、提案が占領の固定化につながるロシア寄りのものではないかと疑念を呈されている[17]。

社会的活動

[編集]

著書

[編集]

単著

[編集]

共著

[編集]
  • (稲田十一・吉田鈴香)『紛争から平和構築へ』(論創社,2003年)
  • (ロメオ・ダレール)『ロメオ・ダレール――戦禍なき時代を築く』(日本放送出版協会,2007年)
  • (播磨益夫・デズモンド・マロイ・グンナール・レークビィック)『日本の国際協力に武力はどこまで必要か』(高文研,2008年)
  • (田中裕二・太田光)『爆笑問題のニッポンの教養 平和は闘いだ 平和構築学』(講談社,2008年)
  • (マガジン9条)『伊勢崎賢治の平和構築ゼミ』(大月書店,2009年)
  • 吉川元・中村覚(編)『中東の予防外交』 信山社、2012年8月
  • (柳澤協二・小池清彦)『「国防軍」 私の懸念 安倍新政権の論点〈1〉』(かもがわ出版,2013年)
  • 黒柳徹子ほか『世界を平和にするためのささやかな提案』 河出書房新社、2015年5月
  • 浅田次郎ほか『安保法制の落とし穴』 ビジネス社、2015年8月
  • 内田樹ほか『現代用語の基礎知識2017』 自由国民社、2016年11月
  • 布施祐仁『主権なき平和国家 地位協定の国際比較からみる日本の姿』 集英社クリエイティブ、2017年10月
  • 加藤陽子ほか『憲法サバイバル: 「憲法・戦争・天皇」をめぐる四つの対談』筑摩書房 2017年4月
  • 山尾志桜里『9条「加憲」案への対抗軸を探る』かもがわ出版、 2018年7月
  • 山尾志桜里『立憲的改憲』ちくま新書、2018年8月
  • 小林よしのり『属国の9条 ゴー宣<憲法>道場II黒帯』毎日新聞出版 2018年10月
  • 田原総一朗ほか『脱属国論』毎日新聞出版 2019年4月
  • 加藤朗ほか『抑止力神話の先へ: 安全保障の大前提を疑う』かもがわ出版、2020年3月
  • 『9・11から20年 人類は教訓を手に入れたのか』かもがわ出版、2021年8月
  • 加藤朗ほか『非戦の安全保障論 ウクライナ戦争以後の日本の戦略』集英社新書、2022年9月
  • 加藤朗ほか『戦争はどうすれば終わるか? ウクライナ、ガザと非戦の安全保障論』集英社新書、2024年2月

監修

[編集]
  • 『中東編 世界の人びとに聞いた100通りの平和』 かもがわ出版、2015年10月
  • 『アメリカ・アフリカ編 世界の人びとに聞いた100通りの平和』 かもがわ出版、2015年11月
  • 『アジア編 世界の人びとに聞いた100通りの平和』 かもがわ出版、2016年1月

出演

[編集]

テレビ番組

[編集]

ウェブ番組

[編集]

映画

[編集]

選挙歴

[編集]
当落選挙執行日年齢選挙区政党得票数得票率定数政党内比例順位
/政党当選者数
落 第50回衆議院議員総選挙 2024年10月27日 67 比例東京ブロック れいわ新選組 ーー ーー 19 3/1
当 第27回参議院議員通常選挙 2025年 7月20日 68 参議院比例区 れいわ新選組     50 1/3 (特定枠)

脚注

[編集]
  1. 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 伊勢崎賢治『国際貢献のウソ』 筑摩書房、2010年、pp204-207
  2. 1 2 3 “れ新 東京 伊勢崎賢治 | 第50回衆院選”. 毎日新聞. 2024年11月19日閲覧。
  3. ↑ “伊勢崎賢治 | 情報・知識&オピニオン imidas - イミダス”. 情報・知識&オピニオン imidas. 2025年7月21日閲覧。
  4. ↑ “第1部:日米首脳会談は 石破首相に問う 第2部:与野党に問う トランプ政権で日本は - 日曜討論”. NHK. 2025年7月21日閲覧。
  5. ↑ “【参院選】れいわ・比例代表特定枠に伊勢崎賢治氏を擁立「国会の幼稚園レベルの議論に本物を持ち込む」”. 東京スポーツ. 2025年6月23日. 2025年6月23日閲覧.
  6. ↑ “比例「特定枠」でれいわ新選組の伊勢崎賢治氏が初当選”. 読売新聞オンライン (2025年7月20日). 2025年7月21日閲覧。
  7. ↑ “れいわ 伊勢崎賢治氏が参院国対委員長に就任 日米地位協定改定や外交安全保障で超党派呼びかけ”. 東スポweb. 2025年8月6日. 2025年8月7日閲覧.
  8. ↑ “れいわ新選組 新体制(2026年2月16日決定)”. れいわ新選組 (2026年2月16日). 2026年8月2日閲覧。
  9. ↑ “れいわ新体制発表 共同代表に天畠氏 6日に党名検討の会合”. 毎日新聞. 2026年8月5日. 2026年8月5日閲覧.
  10. ↑ 『武装解除――紛争屋が見た世界』(講談社現代新書)10頁、11頁より。
  11. ↑ 『本当の戦争の話をしよう: 世界の「対立」を仕切る』朝日出版社 2015年
  12. ↑ “伊勢崎賢治(@isezakikenji)|Twitter”. 伊勢崎賢治. 2017年6月13日閲覧。
  13. ↑ “情熱大陸「伊勢崎賢治(紛争解決請負人)」”. 毎日放送 (2003年12月14日). 2012年5月16日閲覧。
  14. 1 2 3 マガジン9編集部 (2023年2月15日). “伊勢崎賢治さんに聞いた:沖縄の「軍事化」よりも「非武装化」を──かつての北欧に学ぶ「緩衝国家」としてのあり方”. マガジン9. 2025年8月21日閲覧。
  15. ↑ “【文字起こし&動画】山本太郎代表×伊勢崎賢治(全国比例 公認候補) 2025年7月17日 茨城・古河駅西口”. れいわ新選組 参院選2025. 2025年8月21日閲覧。
  16. ↑ 伊勢崎賢治『14歳からの非戦入門』ビジネス社、2024年6月。
  17. ↑ ウクライナ侵攻、政府に仲裁求め学者ら声明 報道陣から批判的質問も(朝日新聞、2023年4月5日)2026年9月17日閲覧。
  18. ↑ “エアレボリューション”. ニコニコチャンネル. 2025年1月8日閲覧。
  19. ↑ デモクラTV (2025-05-08), デモクラTV RADIO HIKESHI Live! 第191回 2025年7月2日閲覧。https://www.youtube.com/watch?v=xu__7mt66_c
  20. ↑ “映画「戦車闘争」公式WEBサイト”. sensha-tousou.com. 2024年11月19日閲覧。

外部リンク

[編集]
党職
先代
大石晃子
れいわ新選組
→いのちの党政策審議会長

第2代:2026年 -
次代
現職
先代
山本譲司
れいわ新選組
→いのちの党国会対策委員長

第4代:2026年 -
次代
現職