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グアドループ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
グアドループ
Guadeloupe
グアドループの グアドループの
グアドループの旗 グアドループの紋章
グアドループの位置
公用語 フランス語
行政所在地 バステール
地域圏 グアドループ
県番号 971
本国 フランスの旗フランス
大統領 エマニュエル・マクロン
プレフェ(知事) グザヴィエ・ルフォール (Xavier Lefort)
評議会議長 ガイ・ロスバー(Guy Losbar)
面積
 -  総面積 1,705 km²
 -  水面積率 (%)
人口
 -  推計(2014年) 403,800人
 -  人口密度 266/km²
GDP (PPP)
 -  合計
通貨 ユーロ (EUR)
時間帯  
ISO 3166-1 GP / GLP
ccTLD .gp
国際電話番号 +590

グアドループ(Guadeloupe、アンティル・クレオール語: Gwadloup)は、カリブ海に浮かぶ西インド諸島の中のリーワード諸島の一角をなす島嶼群であり、フランスの海外県である。言語はフランス語が主流だが、1999年12月時点ではホテルなどでは英語も通用していたという[1]。

最も大きい島はバス・テール島とグランド・テール島で、このふたつでグアドループ島を構成している。ほかに、マリー・ガラント島、ラ・デジラード島、プティト・テール諸島、レ・サント諸島などの島々からなる。サン・マルタン島とサン・バルテルミー島はグアドループに属していたが、2007年にグアドループから分離してそれぞれ独自のフランス海外準県となった。

面積1,703 km2、人口403,800人(2014年1月1日)。時間帯はUTC-4、国番号は590で、ドメイン名は.gpである。

日本からグアドループへの交通手段は、大きく分けてアメリカ合衆国経由とフランス本土のパリ経由の2ルートがあり、往復航空料金は1999年12月時点で約20万円であった[2]。グアドループはヘラクレスオオカブト Dynastes hercules の産地として知られている[3]。グアドループに分布するヘラクレスオオカブトは、日本国内で最も人気の高い原名亜種の D. h. hercules で[2]、現地のヘラクレスオオカブトはバス・テール島の標高400 mの森林に生息しており[1]、珍しくはないが[4]、保護種に指定されており、採集、島外および国外への持ち出しが禁止されている[2]。

歴史

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島名のグアドループとは、スペインのサンタ・マリア・デ・グアダルーペ王立修道院に祀られたグアダルーペの聖母にちなむ。新大陸発見へのとりなしを感謝したクリストファー・コロンブスが名付けた。

政治

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フランスの海外県である。グアドループ海外県はフランス国民議会に4名、元老院に2名の代表を送る権利を持つ。

かつてサン・マルタン=サン・バルテルミー郡を構成していたサン・マルタン島とサン・バルテルミー島は独自の地方議会を有していた。しかし、グアドループの一部ではなく独自の行政区となることを望んで2003年の投票でグアドループからの分離を選び、2007年2月22日にサン・マルタン島とサン・バルテルミー島はそれぞれフランス海外準県になった。

1980年代にグアドループの独立運動が盛んになり、カリブ革命同盟 (ARC) などの独立派がある。1984年、独立を目指すカリブ革命同盟がフランス本土で過激な爆弾テロの事件を起こしたため、フランス政府は戦闘的な自治運動組織であるカリブ革命同盟を非合法化した。

地理

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グアドループの地図
グアドループの衛星写真

グアドループの主島グアドループ島は蝶が羽を広げたような形をしている。西側のバス・テール島とすぐ隣にある東側のグランド・テール島は狭い水路であるサレ川(フランス語版)を挟んで繋がっており、この二島がグアドループ島を構成する。西側のバス・テール島は起伏の激しい火山島(最高峰は標高1467 mのスフリエール山)で、島の中央部には樹木の密集した熱帯雨林が広がり、西部の海岸は火山性の黒浜である。標高400 mの森林にはヘラクレスオオカブト Dynastes hercules hercules が生息しており、1月と、7月から8月にかけての時期にそれぞれ成虫が発生する[1]。ヘラクレスオオカブトの生息地である森林の気温は18 - 25℃である[1]。一方、東部のグランド・テール島は石灰岩からなる標高の低い島で、海岸は白砂が多い。一帯はユネスコの生物圏保護区に指定されている[5]。

北部のグラン・キュル=ド=サック・マラン(フランス語版)にはラグーン、汽水域、サンゴ礁、干潟、海草の藻場、マングローブ、淡水湿地林などがあり、ラムサール条約の登録地である[5][6]。ラグーンにはアオウミガメ、魚類、海綿動物、ウミトサカ類、ウニ、シカツノサンゴ(英語版)などが生息し、マングローブにはアンティルカオジロヘラコウモリ(英語版)、ドミニカアメリカムシクイ(英語版)、グアドループキツツキ(英語版)およびカッショクペリカンを含むペリカン類、アジサシ類、バン類(英語版)、カモ類、サギ類、カワセミ類などの渡り鳥が生息している[5][6]。

経済

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砂糖とバナナが経済の中心で、観光産業も盛んである。フランス、欧州連合(EU)からの多大な援助でグアドループの経済は成り立つ。

交通

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住民と文化

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近代奴隷制以来、アフリカ系、混血のクレオール人がほとんどで、少数だがヨーロッパ系白人(主にフランス人)や印僑、華人などがいる。言葉はフランス語とクレオール語で、宗教はカトリックがほとんどである。

住民の間で流行しているグォカ(英語版)の音楽、クレオール語の歌唱とダンスは2014年にユネスコの無形文化遺産に登録された[7]。

出身者

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脚注

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出典

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  1. 1 2 3 4 外報局 2001, p. 19.
  2. 1 2 3 外報局 2001, p. 18.
  3. ↑ 『毎日新聞』2006年7月14日東京夕刊2頁「寝ても覚めても:チュラムが流した涙=冨重圭以子」(毎日新聞東京本社 専門編集委員)
  4. ↑ 外報局 2001, p. 20.
  5. 1 2 3 “Archipel de Guadeloupe Biosphere Reserve, France” (英語). UNESCO (2020年4月). 2023年2月26日閲覧。
  6. 1 2 “Grand Cul-de-Sac Marin de la Guadeloupe | Ramsar Sites Information Service”. rsis.ramsar.org (2023年7月13日). 2023年7月20日閲覧。
  7. ↑ “UNESCO - Gwoka: music, song, dance and cultural practice representative of Guadeloupean identity” (英語). ich.unesco.org. 2023年2月26日閲覧。

参考文献

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  • 外報局「Dynastes hercules herculesの森を訪ねて!」『KIYORA』第1巻第1号、ワイルドプライド、2001年11月24日、18-20頁。  - 創刊号。

関連項目

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外部リンク

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座標: 北緯16度15分 西経61度35分 / 北緯16.250度 西経61.583度 / 16.250; -61.583