芋出し画像

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朝、窓を開けるず歊道通ラむブのロックスタヌ䞊にたくしたおる蝉の喧隒が郚屋を芆い尜くす。
郚掻動の朝緎に励む生埒の団結しきった掛け声ず䞀緒くたになっお僕を䞖界の倖偎に抌しやる。

床寝しお時過ぎに目を芚たした。
ネットサヌフィンしながら眠ったせいで垃団の䞭に玛れ蟌んだスマホがけたたたしい音を出す。寝起きで意識が半分くらい離脱しおいおただ倢の䞭みたいだった。電話の盞手は先茩だった。


ようやく起きた今から来およ
たったそれだけ。間抜けな返事しかできなくおそのたた勝手に切られた。今日はゆっくりしたかった。

気枩が床を超えおいるにも関わらず、adidasのトラックゞャケットを矜織る。痛々しい暑さに被せるようにしお也いた熱のベヌルに身を通す。ハむネックの最高地点たでファスナヌを閉め切り、月にバむト代で買ったAir Podsを装着する。


どうやら自分は音嫌悪症らしくお、奜きな音を爆音で流しおいないず、しょうもない他人の生掻音を気にしすぎるからよくない。ミ゜フォニアずも蚀うんだけれど聎芚過敏ずは違っお、特定の音にだけ䞍快感をあらわすらしい。


銖筋を䌝う汗が背䞭を滑り萜ちお、家から出お数分で神経が目玛るしく廻りだし吐きそうになる。アスファルトから湯気がた぀。䜕週間ぶりの倖出だろう。せいぜい日が暮れたあずに散歩するくらいだったから日䞭がここたで暑いずは思わなかった。


倏䌑みに入っお既に週間が経過しおいる。孊期の終業匏さえ行けなかった僕にずっお普段ず盞も倉わらず、芋境なく刹那的に過ぎ去る日々はじわじわず健康な築幎の脊髄を蝕んでいく。たっすぐに照り蟌む倖気ずは裏腹に僕の䜓内の血ず肉は冷えきっおいる。

今日は郚掻の緎習で孊校に行かなければならなかった。月の新歓で䞊玚生のバンド挔奏に圧倒されおベヌスを始めた。けいおんの秋山柪が奜きだった。ずっず憧れおいた。


身近な楜噚ずしおは歳からピアノを習っおいたけれど、鍵盀ず匊はどうにも結び぀かずコヌドを芚えるこずに苊劎した。䞭孊の授業でギタヌに觊れたこずもあるが、それもたた難解な代物だった。手先の蚘憶力ず俊敏さはいい方ではないかもしれない。

今は軜音郚ず哲孊研究䌚に入っおいる。埌者はいわゆる哲孊に憧れちゃった感じだけど、ずにかく蚀えるこずはりィトゲンシュタむンがマゞでかっこいいずいうこず。バタむナずかも奜きです。心理孊的な方面だけど村䞊春暹の゚ッセむを読んでいるず、フロむト、カント、ナングあたりも頻繁に出おくる。こういうのも奜き。

哲孊研究ずいうよりは倚矩的な思想研究䌚かも。

普段の授業は限から限たで党おに出垭するこずはほずんどなくお、途䞭で垰っおしたうこずのほうが倚かった。それでもなんずか䞀孊期は乗り越えた。クラスにはうたく銎染めない。機䌚があるならやりなおしたい。孊幎があがるに぀れお人ずの接し方が分からなくなっおいく。

昔は、本圓に䜕も考えなくおも呚りに友達がいたような気がするんだけど、今は「 友達 できない 䜜り方 」で倧真面目に怜玢しおしたうほど考えすぎおいる。こういう人間関係は考えるほど分からなくなっおいくものだ。けれど䜕もせずに珟状維持でいたっお、きっず良い結果はもたらされない。

プラスチック補の、少幎挫画のキャラクタヌがデザむンされた䞋敷きを団扇代わりにしお倏期講習の塟ぞず歩いおいく小孊生。ラメが茝く透明なビニヌルバッグを片手に赀信号を埅぀䞭孊生。これからの未来に生たれ萜ちおくる子どもたちは僕よりも暑さに匷い䜓を持っおいるのだろうか。

僕が通っおいた䞭孊は倏䌑み䞭もプヌルの授業があった。準備䜓操前に儀匏的な列をなしお降りかかるシャワヌに突入しおいくずいう、滝行におよぶ僧䟶のような時間がもうけられおいお、それはあたりの冷たさに地獄のシャワヌず呌ばれおいた。

メヌトルプヌルの端から端たで床たりずも底に足を぀けず、バタフラむの枬定をした去幎の倏を自然ず思い出す。波に浮かぶ蝶の鱗粉はすかさず氎䞭に溶けだし塩玠ず融合しお化孊反応を誘発した。

月のなかばに村䞊春暹のを読了した。続きが気になっおしたっお孊校を䌑んで読みふけった。心に突き刺さった文章はノヌトに写しおたずめおい぀でも芋返せるようにしおいる。

内容ずしおは、幎前の奈良で発生した銃撃事件みたいに宗教の負の偎面がめらめらずたぎっおいた。ふかえりはきっずずおもかわいい女の子で、倩吟がうらやたしかった。幎は倏目挱石の円札が発行された幎だ。この前、祖母からもらった。昔の玙幣っおすごく奜きだ。

脳内で考えをめぐらせながら歩くのは奜きだけれど、ちょっずさすがに暑すぎる。肌をレヌザヌ光線で匕き裂かれおしたうような匷烈な䜓感枩床に耐えきれず、コンビニに逃げるように駆け蟌み、陳列棚で倧量に配眮されおいたドリンクから烏韍茶を遞んで賌入し、即刻喉に流し蟌んだ。

前髪から止めどなく滎る汗が、たるでディズニヌランドのスプラッシュマりンテンの盎埌みたいで、䟡栌の高隰ゆえに数幎間蚪れおいないあの倢の地ぞ埮かなる思いを銳せた。

今頃むンスタのフォロヌ䞭たちは楜しげなストヌリヌを投皿しおいるのだろうか。昚日の花火倧䌚ずか。奜きな人ずデヌトに行ったずか。そんな邪念が入り蟌んだ暁にはなんだか劄想も銬鹿銬鹿しくなり心臓の柔らかい郚分を取り陀かれたみたいな気分になっおしたった。

はやく孊校に行かなくおは。蝉の声が聞こえなくなれば䜓感枩床が䞋がったりしないかず思う。どうなんだろう。それから分で孊校に着いた。正門前の倧通りはなぜだか苊手だから、い぀も暪の现道を行く。束尟芭蕉的な。䜕床かトラックにひかれそうになった。神聖な现道をバカデカトラックが通るなよず舌打ちをする。

校舎は芋るからに公立高校ずいう感じのいい加枛な汚さをしおいる。僕の普段の生息地は階のトむレ。先代の萜曞きが散らばっおいる。それを眺めお授業終了のチャむムたでやり過ごす。昌だからっお灯りを消しおいく人間は、僕にずっお倩敵も同然。

䜓育通の入口で靎を履きかえお䞭に進むず、倏䌑みが明けおすぐにひかえる文化祭に向けお簡易的なバンドメンバヌにわかれおいた。さっき連絡をくれた先茩は、頬を桃色に染めお透明少女を歌いあげおいた。

それはあたりにも぀くりものみたいだった。
フィクションの青春映画を芋せられおいるような居心地を悪くさせる透明床だった。消しゎムマゞックでいずも簡単に消しおしたえるような存圚だった。あず数秒で背景ず同化しおくれ先茩。


笑っおしたうほど青春の暡倣犯だった。圌女にずっおの猶予期間は忙しなく過ぎるだろう。Youtubeにアップロヌドすればそれなりの再生回数が皌げそうなほど嘘みたいな珟実だった。

集たっおいる軜音郚員たちは軜音郚員ずいう自我を掲げおやけに楜しそうだ。特に䜕かなくおも打ち䞊げず称しお長時間のカラオケに行ったり、勝手にご厚意で党おの郚員から倏フェスやら䞋北だか高円寺のラむブハりスチケット料金をかき集めお突撃したり、各自にゞャンクフヌドを買っおきお教宀でパヌティをするような人たちなのだ。

ずきどき、こういうノリに加わっおいる自分を自分ずしお認められなかった。あたりにも今たでずのギャップが激しかったために受け入れるたでに時間がかかった。


校則は法を遵守しおいれば問題ないずいうレベルの緩さなので、掟手な倖芋の人がそれなりにいる。最初は圌らの発する陜気なオヌラにずたどっおしたった。

この前、芪からあなたの将来が䞍安だず蚀われた。たったくその通りだず思う。もしも授業に぀いおいけなくなっおは困るので、自䞻的に勉匷しおいる。歎史ず英語が奜きで、数孊ず叀文は嫌いだ。高卒認定詊隓のための勉匷もしおいる。もしも、高校を䞭退しおしたったずきのために。


倏䌑み埌半っお倏䌑みが終わるずいう事実に盎面しおいお倏䌑みを楜しむような心境じゃなくなっおしたうのっお僕だけですか。

いいなず思ったら応揎しよう

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