見出し画像

【ゼルサポ遠征記】2604 ACLE決勝 <プロローグ>推しは推せる時に推せ(1)

<プロローグ>

“推しは推せる時に推せ”
決め手はこの言葉だった

J2地方巡業で鍛え上げ国内には絶対的な自信を持つ僕が、不慣れな海外、ましてやなんの知識も持ち合わせない未知の国サウジアラビアに行く決断をするまでの話(脱線多め)

本編を読む


(1)
2025年9月、翌年4月まで続く長丁場の戦いACLE25/26のリーグステージが始まった。そんなのまだ5年くらい先だろうと思っていた僕は、想定より遥かに早く訪れたACLEという大舞台に完全に舞い上がり、数年前までJ2で苦しんでいたクラブがアジアだと!?FCソウルのサポさんに会ったらアニョハセヨでいいのかな??野津田にACLEアンセムが流れてる!!初の海外遠征がマレーシアって難易度高すぎ!!などと興奮するばかりで、クラブの早すぎる成長に僕自身がまったく追いつけていなかった

国内ならどこまででも躊躇なく遠征する僕も、そんな状態では当然ながら半年以上も先に不慣れな海外、ましてや未知の国サウジアラビアで行われるファイナルズに進出した場合の“仮定”の話など、その時は1㎜も考えていなかった

ましてやファイナルズはリーグステージを突破し、さらにラウンド16を勝ってようやくたどり着ける遥か遠くの舞台、海外で試合をした事のない初出場のゼルビアにとっては全くもって現実味が無かった

記念すべきリーグステージ第1節FCソウル(韓国)戦
ついに野津田の電光掲示板にACLEエンブレムが!!

ゼルビアはリーグステージ前半戦、しっかりとアジアの洗礼を浴びて1勝2分1敗と苦戦、特にホームで行われた第4節メルボルン・シティFC(オーストラリア)戦では、開始早々のオウンゴールに加え後半ロスタイムのショッキングな決勝点献上に珍しくサポーターからブーイングが飛んだ

ブーイングは表現方法としては賛否あるが、僕はこの日のブーイングは選手の心に火を点けたと思っている。なにやってんだ、ゼルビアはこんなもんじゃないだろ!そんなサポーターの熱い想いがたくさん詰まっているように感じた

そしてサポーターの熱い想いに押されるかのように、ここからゼルビアの快進撃が始まる。ACLEと並行して行われていた天皇杯を見事に初制覇、クラブ初メジャータイトル獲得の勢いそのまま、リーグステージ第5節 江原FC(韓国)、第6節 蔚山HDFC(韓国)に連勝し、リーグステージ東地区の順位も神戸に次ぐ2位まで浮上、チームは最高の形で2025年を締めくくった

リーグステージで唯一遠征をした“初”尽くしの
第2節ジョホール・ダルル・タクジムFC(マレーシア)戦
なぜマレーシアなのにマーライオンなのかはまたいずれ
ACLEの反転攻勢に繋がった天皇杯制覇
試合前、スタンドにはクラブ創設年である1989と
町田市の市章がコレオグラフィーで浮かび上がった

リーグステージ8試合中6試合を終えたこの時点でゼルビアは12チーム中2位、上位8チームがラウンド16に進めること、残り2節の相手がやや力の劣る中国勢であることを考えると、リーグステージ突破に現実味が帯びてきた

あれ?これもしかしてファイナルズ進出しちゃうかも?いやいや、W杯だってラウンド16が一番の鬼門だし、そんな簡単じゃないよ、まして初出場だし。でももしよ、もし本当に進出したらどうする・・・。少しずつ膨らむ期待とそれを打ち消すなんとも言えない未知すぎる国への不安、そんな複雑な想いを抱えながら僕の2025年は幕を閉じた

年明けも複雑な想いを引きずっている僕とは対照的に、年明けの沖縄キャンプを経てさらに勢いを増したゼルビアは、2月中旬に行われた残り2節の中国勢をなんなく退け、リーグステージ後半戦を見事な4連勝で締めくくった

しかも、最終節で神戸をかわし初出場ながらリーグステージ東地区首位突破という素晴らしい成績をおさめ、3月上旬に行われるラウンド16では同8位江原FC(韓国)と対戦することが決まった

1月に楓大の故郷・名護で行われたキャンプ
オフにはユウキを筆頭に悲しい別れもあったが
エリキ帰還やテテ加入で着実に戦力アップ!
高江洲そば(浦添市)のゆしどうふそば
何回食べても毎回感動する美味しさ
ジューシーも忘れずに!

ホーム&アウェイで行われるラウンド16の韓国遠征は早々に行くことを決めた。沖縄より近い韓国はもはや国内扱いだ。この頃から、もしファイナルズに進出したらどうするかについて想像し始めていた

しかし、地図を眺めたり空路の選択肢を探る程度で、本格的な情報収集を始めるほどの熱量には達せず、なんとなく頭の片隅でムニャムニャしたままだった

ラウンド16とファイナルズの間が1ヶ月強空いていたので、進出が決まってからでもその気になればなんとかなるだろう、そんな風にどこかで思っていたし、ずっと抱えたままの未知の国への不安もまたそのムニャムニャの一因だった

(2)へ続く

いいなと思ったら応援しよう!