Animalsと虚構の世界






地面の上に小石が一つ。
誰かがこれは私のものだと言えば、
誰かが「わかりました。
それはあなたのものだ」と言う。
明日から
「これは私のものだ」と言えば、
もう一人は「わかりましたと言う」
小石は何も変わらない。
形も重さも、
そこにあるという事実も
何一つ変わっていない。
ただ誰かが勝手に決めつけた
空想や幻想に小石が巻き込まれている。
動物たちは一体
僕たち人間が、お金と見ている紙を、
どんなふうに見ているんだろう。
僕たちが「ここからここまでは自分たちの国だ」と線引きしているその国同士の境目を、
動物たちはどう見ているんだろう。
この子は彼女、この子は友達。
この子は嫌い、この子は好き。
この子は仲間、この子は敵。
そんな目には見えない線引きを、
動物たちはどう見ているんだろう。
動物たちは
虚構を嘲笑うからのように見えた。
「Animalsと虚構の世界」
文章・写真 ©️Yuya Kiyosuke

