カミーノに行く前に、歩いた人と居酒屋で2時間話すなら
私は40代の会社員です。
2025年春、仕事を少し離れて、フランス人の道を約775km歩きました。
特別に体力があるわけではありません。登山やアウトドアが好きで、普段から多少身体を動かしているくらいです。
友人が来年カミーノに行くらしいと聞いて、自分が出発する前のことを少し思い出しました。
当時はネットの記事もかなり読みましたし、YouTubeも見ました。道具を調べるのも楽しかったです。
ただ、実際に歩いたことのある人は身近にいませんでした。できれば一度、そういう人とゆっくり話してみたかったです。
「宿って実際どうでした?」
「何に困りました?」
「その道具、本当に必要でした?」
攻略法を教えてほしいというより、実際に歩いた人がどうだったのかを聞きたかったんだと思います。
居酒屋で2時間くらい話せたら、それくらいがちょうどよかった気がします。
このnoteでは、そんな僕が実際に歩いて感じたことを、私の友人(これからカミーノを歩く人)と会話するような形式で残しています。

知りすぎると、答え合わせの旅になってしまう
一方で、実際に歩いた今は、あまり知りすぎない方がいいとも思っています。
事前に全部わかっていると、
「ここではこれをする」
「この町ではここに泊まる」
「次はこれを食べる」
と、だんだん答え合わせみたいになってしまいます。
予定どおり進めることが目的になると、旅というよりタスクをこなしている感じにもなります。
僕は、知らなかったから面白かったことも多かったです。
その場で決めたことや、予定どおりにならなかったことが、あとになってよく記憶に残っていたりもします。
なので、このnoteでは何でもかんでも書くつもりはありません。
知らない楽しさは残して、困りすぎないための話だけする。
今のところ、これくらいがちょうどいいと思っています。

でも、知っていても損をしない話はあります
たとえば湿布です。
僕は現地でも買いましたが、これがけっこう高い。しかも貼りづらいし、すぐ剥がれるし、効き目もいまひとつでした。
「湿布くらい日本から持ってくればよかったな」と思いました。

こういう話なら、先に知っていても旅の楽しさはあまり減らないと思います。
道具やアルベルゲ、食事、お金、足や身体のこと。
実際に困ったことや迷ったこと、期待していたほどではなかったもの、
逆に「これは助かった」と思ったもの。
そういうことを、これから少しずつ書いていきたいです。
ただ、「これが正解です」と言うつもりはありません。
僕の場合はどうしたのか。
実際にはどうだったのか。
今ならどうするのか。そのくらいの距離で書いていきたいと思っています。
「居酒屋で2時間話すなら」という距離感
このnoteのタイトルを、「カミーノに行く前に、歩いた人と居酒屋で2時間話すなら」にしたのは、そんな理由です。
居酒屋で2時間も話していたら、たぶん本題だけでは終わりません。
「あの宿ではこんなことがあって」と脱線したり、
「それ、買うときはかなり迷ったな」と思い出したり。
失敗した話も出てくると思います。
でも、僕が出発前に聞きたかったのは、たぶんそういう話でした。
きれいに整理された攻略情報というより、実際に歩いた人に、
「で、実際どうだった?」と聞いたときに返ってくる話。
正解だけではなく、迷ったことや勘違いしていたことも、そのまま残していきます。
質問されることで思い出したこと
このnoteでは、AIを聞き役にしています。
記事の中心にあるのは、僕が2025年に実際に歩いたときの体験です。
僕が歩いたときのことを話して、AIには「これから初めてカミーノを歩く人」の立場から質問してもらっています。
自分ではもう当たり前になっていることでも、
「それって、出発前は不安じゃなかったんですか?」
と聞かれると、
「ああ、そういえば結構不安だったな」
と思い出します。
この前も出発初日のパリについて話していたら、ホテルのシャワーが壊れていたことや、Amazonで評判を見て買った電源アダプターがまったく使えなかったことを思い出しました。
まだカミーノのスタート地点にすら着いていないのに、初日からなかなか散々でした。
そんなふうに質問してもらいながら、自分でも忘れていたことを思い出しています。
AIにカミーノの一般的な情報を集めてもらって、それを記事にしているわけではありません。
中心にあるのは、僕が実際に歩いて、困って、迷って、その場で決めたことです。
思い出したことから書いていきます
このnoteは、たぶん順番どおりにはなりません。
写真を見て思い出すこともあれば、使ったザックや靴を見て、
「これについては一度ちゃんと書いておきたいな」
と思うこともあります。
誰かに質問されて、
「そういえば、それは出発前に知りたかったな」
と気づくこともあると思います。
道具、アルベルゲ、食事、足や身体、お金、歩くこと、人との出会い。
思い出したところから、少しずつ書いていきます。
これからカミーノに行こうと思った人がこのnoteを見つけて、気になる記事を何本か読んでくれたらとても嬉しいです。
全部読む必要はありません。
居酒屋で2時間話すとしても、たぶん全部話しきれないので。
友人に一言だけ伝えるなら
なんとかなるから大丈夫。トラブルも楽しい。
でも、気になることがあれば聞いて。僕の場合どうだったかは話せます。
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もしもチップを頂けたら、熊野古道を歩いてデュアル・ピルグリムになるための資金にします。無事に歩けたら、次は熊野の居酒屋で2時間です。