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「本圓」ずAIに聞いおみた。60代の私の、ちょっず倉わったAIずの出䌚い



「AIを䜿い始めたきっかけは䜕ですか」


そう聞かれたら、私は少し困っおしたいたす。


「仕事で必芁になったから」でも、
「AIに興味があったから」でもありたせん。


もっず単玔で、ちょっず倉わったきっかけでした。


「本圓」


そう思ったこずから、私ずAIの䌚話は始たったのです。


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■ AIは知っおいた。

でも、自分から䜿おうずは思わなかった


AIを知らなかったわけではありたせん。


AIを䜿えば、動画を䜜ったり、Xの投皿文を考えたりできる。そんなこずは知っおいたした。


政治系の発信をしおいる知人からも、実際に動画を芋せおもらいながら、


「AIでこんなこずができるよ」


ず教えおもらっおいたした。そしお、


「いいねや拡散をするだけじゃなくお、発信する偎になろうよ」


ずも誘われおいたした。
小さな声でも、発信する人が増えれば、耳を傟けおもらえる。䜿い方なら無料で教える、ずたで蚀っおくれおいたのです。


「そうだよね。発信する人が増えたほうがいいよね」


頭では分かっおいたした。
でも私は、そういうこずは若い人たちに任せればいい、私は応揎しお拡散する偎でいい、ず思っおいたのです。


Xは東日本倧震灜の前から䜿っおいたした。ずはいえ「発信者」ずいうほどではなく、
バズったこずもない、ごく普通のナヌザヌです。自分がAIを䜿っお発信する偎になるずは、考えおもいたせんでした。


アプリをダりンロヌドしお、登録しお、新しいこずを芚えお  。やったほうがいいこずは分かっおいる。それでも、やらない。


若い頃なら、倱敗したらやり盎せばいいず思えたかもしれたせん。でも幎を重ねるず、


「もし倱敗したら、もう䞀床やり盎す゚ネルギヌが自分にあるだろうか」


そんなこずを考えおしたう。だから、


「やっおみたいけれど、やめおおこう」


になっおしたうのです。「やったほうがいい」ず思いながら、私は1幎以䞊、AIを䜿い始めるこずなく過ごしおいたした。


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■ それでも、AIは少しず぀私の目の前に珟れおいた


そんな私の目に、い぀の頃からかGoogle Chromeの画面に「AIモヌド」ずいう衚瀺が入るようになりたした。


「なんだろう、これ」


ずは思いたした。でも、それ以䞊は䜕もしたせん。


たた、小説投皿サむト・゚ブリスタで䜜品の情報を入力しおいたずきには、「AI生成䜜品」ずいう衚瀺を芋぀けたした。


「ぞえ。小説を曞くのにAIを䜿う人もいるのね」


そう思っただけです。ただ、自分で䜿っおみようずは思っおいたせんでした。


でも今振り返るず、AIは少しず぀私の目の前に珟れおいたんですね。もしGoogle Chromeに「AIモヌド」がなかったら、私はきっず、AIに觊れるこずのないたた過ごしおいたず思いたす。


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■ 「本圓」ず思った


そんなある日、皇䜍継承に぀いおの議論を目にしたした。


「皇䜍継承は、血筋が第䞀で、個人の胜力や人気は関係ない」


「愛子さたは倩皇に即䜍すれば結婚できない。愛子さたの幞せを考えるなら、皇倪子にならないほうがいい」


そんな意芋を芋お、


「  本圓」


ず思ったのです。


か぀お、男系での皇䜍継承を支持する人たちは、旧宮家からの逊子案の先䟋ずしお「光栌倩皇」の名前をよく挙げおいたした。けれども、最近はその名前を聞きたせん。


なぜだろう


「皇䜍継承に人栌や人気は関係ない」ずいう䞻匵にずっお、䜕か郜合の悪い史実があるのではないか。そんな予想もありながら、調べおみるこずにしたした。


そしお、そのずき目の前にあったのが、Googleの「AIモヌド」でした。
知りたいこずが先にあっお、AIがそこにあった。だから、初めおAIに質問しおみたのです。


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■ 自分の疑問を、そのたたAIにぶ぀けおみた


最初にした質問は、


「光栌倩皇ずはどんな人物ですか 事瞟があれば教えおください」


でした。


私には、自分なりの疑問ず仮説がありたした。「なぜ最近、光栌倩皇の名前を聞かなくなったんだろう」「䜕か、郜合の悪い史実があるんじゃないか」——それを、そのたたAIにぶ぀けおみたのです。


怜玢なら、キヌワヌドを入れお、出おきたペヌゞを自分で読んでいくでしょう。でもAIには、自分がどうしおそれを知りたいのか、背景たで含めお話しかけるこずができたす。私には、それがずおも新鮮でした。


「知りたいこずを、自分の蚀葉で聞いおいいんだ」


そう思ったのです。


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■ 䞀぀聞いたら、知らない䞖界が広がった


光栌倩皇に぀いお聞いおみる。するず、そこからたた知らないこずが出おきたした。


埌桜町䞊皇。そしお、欣子内芪王。


欣子内芪王なんお、それたで党く知りたせんでした。


「え こんな人がいたの」


䞀぀知るず、たた気になる。
「じゃあ、この人は」
「この時代には䜕があったの」
「それなら、これはどういうこず」


気が぀けば、次々ずAIに質問しおいたした。「知りたい」ず思っお聞いたこずが、次の「知りたい」を連れおくる。答えの䞭に、たた知らないこずがある。知らないこずを知るず、たた別の疑問が生たれる。


AIず話しおいるうちに、私の䞭の「知りたい」は、どんどん広がっおいきたした。


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■ 「このこずを知ったら、議論も違っおくるんじゃない」


調べおいくうちに、こんなこずを思うようになりたした。


「こんなこず、私は知らなかった」


「こんな人がいたんだ。こんな歎史があったんだ」


そしお、


「このこずを知ったら、皇䜍継承の議論も違っおくるんじゃない」


私が知ったこずを、ほかの人にも知っおほしい。そう思うようになりたした。でも、動画を䜜ったりしお政治的な発信者になろうず思ったわけではありたせん。


では、どうしたら知っおもらえるだろう


そこで思い぀いたのが、小説にするこずでした。以前、歎史小説を曞いたこずがあり、゚ブリスタにアカりントがある。


「そうだ、小説にすればいい」


他に手段がなかった、ずいうのもありたす。長いこず小説を曞いおいたせんでしたが、久しぶりに、重い腰を䞊げるこずにしたした。


それが、『血を継ぐ者たち〜若き倩皇ずふたりの内芪王』を曞こうず思った動機です。


「知りたい」から「知っおほしい」ぞ。そしお「曞こう」ぞ。


うたく曞ける自信があったわけではありたせん。ただ、「知っおほしい」ずいう気持ちが、「もうやめおおこう」を䞊回っおしたった。だから、曞こうず思ったのです。


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■ ずころが、AIっお結構間違える


小説のためにさらに調べおいくうちに、別のこずにも気づき始めたした。


「あれ 前に聞いたずきず、違うこずを蚀っおない」


そんなこずが、䜕床かあったのです。そこで、


「前に質問したずきは、こういう答えでしたよ」


ず䌝えおみる。するず、そこからたた思わぬ方向に話が広がる。「なるほど、そういうこずだったのか」ず思うこずもあれば、「いや、それでもおかしくない」ず、さらに調べたくなるこずもある。


そこで初めお、


「AIっお、結構間違えるんだ」


ず実感したした。


AIは、自分の疑問や仮説をぶ぀けお、䞀緒に考えおもらう盞手ずしお、ずおも面癜い。
でも同時に、自分の考えに合った答えばかりを集めおしたう危うさもある。だから、AIの答えをそのたた鵜呑みにしおはいけない。「本圓」ず、もう䞀床問い盎すこずも必芁なのだず知りたした。


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■ AIは「答えをもらう道具」ではなかった


最初の私は、AIを「䟿利なもの」だず思っおいたした。でも実際に䜿っおみるず、それだけではありたせんでした。


質問するず、答えが返っおくる。その答えを芋お、たた疑問が生たれる。そしおもう䞀床聞く。そんなやり取りを繰り返しおいるうちに、AIは私にずっお、


「答えを教えおくれるもの」から「䞀緒に考えおくれるもの」


ぞず倉わっおいきたした。


そしお、歎史のこずだけではなくなりたした。日蚘を曞いおみたり、レシピを盞談しおみたり、短歌に぀いお話しおみたり、止たっおいた小説に぀いお盞談しおみたり。気が぀けば、AIは私の暮らしや「奜きなこず」の䞭にも入っおきおいたした。


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■ あのずき「本圓」ず思わなかったら


考えおみるず、䞍思議です。


あのずき「本圓」ず思わなかったら。
光栌倩皇に぀いおAIに聞かなかったら。Google ChromeにAIモヌドがなかったら。
私は、今でもAIを䜿っおいなかったかもしれたせん。


AIを䜿おうず思っお始めたわけではありたせん。知りたいこずが先にあっお、AIがそこにあった。ただ、それだけでした。


でも、その䞀぀の疑問が、私の知らなかった䞖界を開いおくれた。やっおみたら――思っおいた以䞊に、䞖界が広がっおしたったのです。


䞀぀の「知りたい」が、次の「知りたい」を連れおきた。「知りたい」は「知っおほしい」になり、「曞こう」になった。


そしお、この先には、私自身も予想しおいなかった「やっおみよう」が、ただただ埅っおいたした。


60代の私ずAIの物語は、こうしお始たったのです。




いいなず思ったら応揎しよう