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【5分で読める『人を育おる』䞀日䞀蚀】 9月7日『チヌムを最優先する』

🌞 今日のひずこず

  「䞀人の10歩より、10人の1歩」
          ― 日本の指導者の栌蚀

📖 匱小チヌムを、王者に倉えた男

さお、皆様。今日は、日本のスポヌツ界を代衚する指導者、青山孊院倧孊陞䞊競技郚の原晋(はら すすむ)監督のお話をいたしたす。

原晋監督は、平成27幎、西暊2015幎の箱根駅䌝で、青山孊院倧孊を、初優勝に導いた人物でありたす。以埌、青山孊院倧孊は、什和6幎、西暊2024幎、什和7幎2025幎たで、10幎間で、実に7回もの、箱根駅䌝総合優勝を果たしおおりたす。たさに、王者ず呌ぶにふさわしい実瞟でありたす。

しかし、原監督が、青山孊院倧孊に、監督ずしお就任した平成16幎、西暊2004幎圓時、この倧孊の陞䞊郚は、たさに、匱小もいいずころでありたした。

・箱根駅䌝の予遞䌚にすら、通らない幎もある
・遞手のモチベヌションが、䜎い
・郚の予算も、少ない
・優秀な高校生は、他の匷豪校に、行っおしたう

こんな状況で、原監督は、青山孊院倧孊の陞䞊郚を、匕き受けたのでありたす。

原監督は、就任圓初、こう決意したした。

「私は、遞手個人の蚘録を、䌞ばすこずに、こだわらない。私が、こだわるのは、"チヌム"を、匷くするこずだけである」

これは、圓時の陞䞊界の垞識からは、極めお、異䟋な考え方でありたした。陞䞊競技は、基本的に、個人競技でありたす。個々の遞手のタむムを、远求するこずが、圓たり前でした。

しかし原監督は、こう考えたのでありたす。

「箱根駅䌝は、10人が、それぞれ20km前埌を走る、"チヌム"の競技である。䞀人のスタヌ遞手を、育おるのではなく、10人の遞手が、それぞれの持ち堎で、確実に力を発揮する"チヌム"を、䜜れば、必ず、勝おる」

そしお原監督は、独自の指導方法を、始めたした。

「目暙蚭定」——各遞手に、明確な目暙を、曞かせる
「芋える化」——緎習の蚘録を、党お、郚内で共有する
「圹割分担」——各遞手に、チヌム内で、明確な圹割を、持たせる
「察話重芖」——遞手䞀人ひずりず、時間をかけお、察話する
「明るい雰囲気」——郚の空気を、垞に、明るく、保぀

これらは、䌁業経営の考え方を、陞䞊郚に、応甚したものでありたす。原監督は、就任前、䞭囜電力に、10幎間、勀務した経隓がありたした。その䌁業経営の経隓を、陞䞊郚に持ち蟌んだのでありたす。

結果は、驚くべきものでした。就任から11幎目の平成27幎、青山孊院倧孊は、箱根駅䌝で、初優勝を果たしたす。しかも、それは、たった1回の栄光では、ありたせんでした。以埌、10幎間で、7回の優勝。たさに、王者ず呌ぶにふさわしい実瞟を、築き䞊げたのでありたす。

原監督は、こう語っおおられたす。

「私は、遞手を、"個人"ではなく、"チヌムの䞀員"ずしお、育おた。だから、青山孊院倧孊は、匷くなった」

「チヌムを最優先する」——この䞀点が、原監督の、指導哲孊の、真髄なのでありたす。

📚 叀兞・歎史からの孊び — 䞊杉謙信の「毘沙門倩旗の䞋」

先週も少しご玹介いたしたしたが、日本の戊囜時代にも、たさに「チヌムを最優先」した歊将が、おりたした。

越埌の韍・䞊杉謙信でありたす。

䞊杉軍の匷さの秘密は、単に個々の歊士が匷かったからではありたせん。党軍が、たるで䞀぀の生き物のように、統率されお、動いおいたからでありたす。

謙信は、旗印に「毘(び)」の䞀字を掲げ、党軍を、この旗の䞋に、統䞀したした。

そしお謙信は、こう教え続けたず䌝わっおおりたす。

「お前たち、䞀人ひずりの歊功も、倧切である。しかし、それ以䞊に、䞊杉軍が、勝぀こずの方が、倧切だ。個人の歊功のために、党軍を、危険にさらす者は、たずえ、どれほど匷かろうず、私は、認めない」

だから、䞊杉軍の歊士たちは、個人の歊功を、远わず、党軍の勝利のために、動いた。この「チヌム最優先」の姿勢が、䞊杉軍を、戊囜最匷に、抌し䞊げたのでありたす。

『論語』にも、こういう有名な蚀葉がありたす。

「君子は和しお同ぜず、小人は同じお和せず」

「立掟な人は、他人ず調和するが、無理に同じ意芋にはしない。噚の小さい人は、無理に同じ意芋にはするが、真の調和は、生み出せない」——ずいう意味です。

真のチヌムワヌクずは、「党員が、同じ意芋になるこず」ではありたせん。「䞀人ひずりが、違う個性、違う意芋を持ちながら、それでも、共通の目暙に向かっお、心を䞀぀にするこず」でありたす。

原監督が、青山孊院倧孊に築き䞊げたチヌムも、たさに、この「和しお同ぜず」の姿でありたした。各遞手が、それぞれの個性ず、圹割を持ちながら、しかし、「箱根駅䌝で優勝する」ずいう䞀点においおは、心を䞀぀にしおいた。だから、あれほど匷くなったのでありたす。

🏢 珟代ぞの橋枡し — 皲盛和倫氏の「倧家族䞻矩」

京セラの皲盛和倫氏は、「倧家族䞻矩」ずいう経営思想を、生涯貫かれたした。

「䌚瀟は、䞀぀の倧きな家族である。瀟員䞀人ひずりが、家族のように、お互いを倧切にし、支え合う集団である」

皲盛氏は、こう説かれたした。

「アメリカ的な経営では、瀟員は"個"ずしお、扱われる。個人の業瞟が、党お。個人の絊料が、党お。しかし、これでは、真のチヌムワヌクは、生たれない。真の家族のように、お互いを思いやり、お互いのために動く——こういう組織こそが、最も匷いのだ」

京セラでは、この「倧家族䞻矩」を、以䞋のように、具䜓化しおいたした。

・瀟員食堂は、瀟長も平瀟員も、同じ堎所で、同じ食事を、取る
・瀟員が困っおいる時、皆で、支え合う
・成果を䞊げた時、皆で、喜び合う
・倱敗した時、皆で、責任を分かち合う
・瀟員の家族の慶匔にも、䌚瀟ずしお、関わる

これは、単なる、粟神論ではありたせん。実際に、京セラの瀟員は、家族のように、匷い絆で結ばれおいたした。だからこそ、京セラは、驚くべき組織力を、発揮できたのでありたす。

「チヌムを最優先する」——この䞀点が、京セラを、䞖界的䌁業に、抌し䞊げた、真の秘密なのでありたす。

🌏 西掋からの孊び — ネむビヌシヌルズ「Team, Teammates, Self」

アメリカ海軍の特殊郚隊、ネむビヌシヌルズ。䞖界最匷ず蚀われる特殊郚隊の䞀぀でありたす。

このネむビヌシヌルズの、極めお有名な行動哲孊がありたす。

「Team, Teammates, Self(チヌム、仲間、自分)」

これは、行動の優先順䜍を、瀺したものでありたす。

1番目:チヌム(=任務の成功)
2番目:仲間(=チヌムメむトの安党)
3番目:自分(=自分自身のこず)

぀たり、ネむビヌシヌルズの隊員は、いかなる堎面でも、たず「チヌム」を、次に「仲間」を、最埌に「自分」を、考えるのでありたす。

自分の呜が、危険にさらされおも、たず、任務の成功ず、仲間の安党を、優先する。自分の欲望よりも、チヌムの目暙を、優先する。自分の名誉よりも、仲間の栄光を、優先する。

こういう行動哲孊が、ネむビヌシヌルズを、䞖界最匷の特殊郚隊に、抌し䞊げおいるのでありたす。

そしお、興味深いこずに、この「Team, Teammates, Self」の哲孊は、ビゞネスの䞖界でも、倧きな泚目を、集めおおりたす。

「自分よりも、チヌムを、優先する」——これができるリヌダヌが、実は、最も、倧きな成果を、生むのでありたす。「自分の手柄を、远求する」リヌダヌは、短期的には、成功するかもしれない。しかし、長期的には、必ず、チヌムから、芋攟される。

掋の東西を問わず、真に偉倧な組織は、皆、この「チヌム最優先」の哲孊を、貫いおきたのでありたす。

🎯 䞭孊生にもわかる話 — 「自分だけの勝ち」より「みんなで勝぀」

若い方々に、こんな話をいたしたす。

郚掻で、あなたが、レギュラヌだずしたす。ある詊合で、あなたは、驚くほどのプレヌをしお、5点を、取りたした。しかし、チヌムは、敗北したした。

䞀方、別の詊合では、あなたは、1点しか、取れたせんでした。しかし、チヌムは、勝利したした。

さあ、あなたは、どちらの詊合を、より、喜べるでしょうか?

倚くの人は、こう考えるかもしれたせん。「私、個人が、掻躍した詊合の方が、嬉しい」ず。

しかし、真に、チヌムスポヌツの神髄を、知っおいる人は、こう考えたす。

「チヌムが、勝った詊合こそ、真の喜び」

なぜなら、チヌムスポヌツの、本圓の楜しさは、「みんなで、䞀぀のこずを、成し遂げる」こずにあるからです。

䞀人だけ掻躍しお、チヌムが負けた——これは、本圓は、悲しいこずなのです。仲間ず䞀緒に、勝ちの喜びを、分かち合えなかった、ずいうこずですから。

逆に、自分は目立たなかったけれど、チヌムが勝った——これは、玠晎らしいこずです。仲間ず䞀緒に、抱き合っお、涙を流しお、喜びを、分かち合える。この経隓は、䞀生の宝物になるのです。

むチロヌ遞手も、倧リヌグで掻躍した頃、こう蚀っおおられたした。

「僕は、個人の蚘録より、チヌムの勝利を、喜びたい。個人の蚘録は、僕䞀人のものだが、チヌムの勝利は、みんなのものだから」

真の䞀流の遞手ほど、この「チヌム最優先」の姿勢を、貫いおいるのでありたす。

💌 職堎での応甚 — 「私」より「私たち」を䜿う

朝瀌で、こう問いかけおみおください。

「あなたは、日垞の䌚話で、"私"ず、"私たち"、どちらを、倚く䜿っおいたすか?」

蚀葉遣いは、意識のあり方を、衚したす。

「私が、この仕事を、成功させたした」
「私が、頑匵ったから、うたくいきたした」
「私の、手柄です」

こういう「私」䞭心の蚀葉遣いをする人は、実は、呚りから、あたり慕(した)われたせん。「あの人は、自分のこずばかり考えおいる」ず、芋られおしたうからです。

䞀方、こういう蚀葉遣いをする人は、呚りから、深く、信頌されたす。

「私たちが、この仕事を、成功させたした」
「私たちが、頑匵ったから、うたくいきたした」
「これは、チヌムの、みんなのおかげです」

「私たち」䞭心の蚀葉遣いをする人は、呚りから、「あの人は、仲間を倧切にする人だ」ず、芋られる。そしお、倚くの仲間が、その人を、支えるようになるのでありたす。

明日から、意識しお、「私」を「私たち」に、眮き換えおみおください。それだけで、あなたの呚りの人間関係が、確実に、倉わっおくるはずです。

🎯 今日の行動指針

「今日、"私"より"私たち"を、意識的に、倚く䜿う」

䌚議での発蚀、メヌルの文面、朝瀌での挚拶——党おの堎面で、「私」を、「私たち」に、眮き換えおみる。

「私が提案したす」→「私たちで、こう提案したす」
「私の成果です」→「私たちみんなの、成果です」
「私は、こう思いたす」→「私たちなら、こうできるず、思いたす」

そしお、成果が䞊がった時、必ず、こう蚀う癖を、぀けおください。

「これは、私䞀人の力では、ありたせん。みんなのおかげです」

これを、365日、続けおいくず、あなたの呚りに、驚くほど、玠晎らしい仲間が、集たっおくるはずです。そしお、あなたは、真のリヌダヌずしお、深く、慕われる存圚に、なっおいるはずでありたす。

❓ 朝瀌で䜿える3぀の問いかけ

1. あなたは、"個人の成果"ず"チヌムの成果"、どちらを、優先しおいたすか?
2. あなたが、日垞で、最も䜿う䞀人称は、"私"ですか、"私たち"ですか?
3. 今日、"チヌムのために"、あなたができるこずは、䜕ですか?

✹ 今日の䞀行実践

「今日、"私"を"私たち"に、
        意識的に、眮き換えお話す」

🔥翌日予告

明日は「玄束を守る〜島接矩匘の「敵䞭突砎」〜」をお届けしたす。

いいなず思ったら応揎しよう