「卒業アルバム、いらないよ」シングルマザー仲間が大泣きした夜
シングルマザー仲間からのLINEが少しだけ騒がしくなってます。
「卒業アルバムの申し込み来た?」
秋ごろだったか、シングルマザー仲間のMがぽつりと言いました。
「うち、買えなかった」
卒業アルバムは、1万円以上。
世の中から見れば「そのくらい」と思う金額かもしれないけど。
新入学には受験費用、入学金、制服代に教科書代、秋ごろから今まで、お金に羽が生えているが如く、飛んでいきます。
Mは続けて言いました。
「娘に聞いたの。卒業アルバムどうする?」って。
そしたら娘は
「いいよ、いらない」
その言い方が、あまりにも優しかったから‥って、電話の向こうで、声を詰まらせていました。
「なんかさ…優しすぎて、つらかった」
子どもたちの優しさが刺さる
母親って、子どもの優しさに救われるけど、同時に、その優しさに泣きたくなることもあるよね。そう言ってるうちに、Mは声を上げて泣き出しました。
私は少し黙ってしまいました。
うちは、買った。
正直に言うと、高校からも中学校からも卒業アルバムの予約確認が来て、ダブル受験だと、ダブル卒アルなのね、と落胆。
余裕があったわけじゃないけど、申し込み用紙に丸をつけました。
どうしても買ってあげたかった。
届いた2冊のアルバムの中には、教室で笑っている顔や、文化祭や体育祭のキラキラした時間がたくさん詰まっていました。
「りりこは、修学旅行も体育祭も友だちに囲まれて楽しそう!」
「ももこは、こんなに文化祭で目立ってたんだ!委員会も頑張ったね!」
どちらを選べば良かった?
子育てをしていると、
「正解」みたいなものが、どこかにある気がしてしまい、みんな悩みます。
卒業アルバムを買う母もいる。
買わない母もいる。
そして、そのどちらの家にも、ちゃんと愛がある。
きっと、母親の数だけ、正解がある。
みんなアルバムよりも確かなものを、私たち母は、子どもに残しているはずです。
