うれしいな♪の続きのコト
20代の重度知的障害の自閉症の息子がいる。
1か月前、息子は市内のグループホームに本入居した。
「ホームの生活に慣れるため、息子さんとは2か月は会えないです」と、
入居前に、言われていたのだが、
2日前に、
「18日の訪問歯科に、よかったら立ちあいますか」と言われて、
会えることになった。
嬉しい気持ちを抑えきれなくて、書いた記事。
舞い上がりすぎて、
記事を書いてから、翌日に特養にいる認知症の母病院受診があることを、
少しの間、忘れてしまったほどだった。
カレンダーを見て、思い出した。
そんなわけで、昨日は母との病院受診→夜はドラッグストア勤務。
しかも病院が混んでいたりなどがあって、昼食を抜いてしまった。
1日2食になってしまって、本来なら身体は疲れているはず。
それなのに、
今朝は、5時前に目が覚めてしまった。
「楽しみにしすぎて、眠れなかった」経験に、
実年齢の10分の1の5歳児じゃん、と思った。
「チコちゃんに叱られる」のチコちゃんが浮かび、
「yumikoちゃん、5さ~い」とひとりツッコミ。
ホームに差し入れるヨーグルトを購入するときも、
ホームの最寄りのバス停を下りるときも、ワクワクでいっぱいだった。
だが、ホームに近づくにつれて、不安になってきた。
私を見た時、息子はどんな顔をするのだろう。
怒りの表情を浮かべるのだろうか。
チラッと見て、ぷいっと行ってしまうのか。
それとも、涙を浮かべたりするのだろうか。
緊張しながら、チャイムを鳴らしたら、
「散歩に行っていて、もうすぐ戻ってきますよ」と言われた。
同時に、
「今日は、お母さんと歯医者さんが来ます」
「お母さんが来たら、おうちに帰ります」と息子が言っていると、聞かされた。
「おうちには、〇〇さんは帰りません」と、
昨日から職員さんが説明しているとも、聞かされた。
チャイムが鳴って、先に来たのは、
訪問歯科の方だった。
挨拶をしていたら、
息子たちが、帰って来た。
私と目が合った息子は、少しだけ目を見開いて、
「手を洗います」と手洗い場に行った。
「お茶に、氷を入れてください」とリクエストをしていた。
家では、氷を作っていなかったから、その機会もなかったのに。
歯医者さんによる、口の中のおそうじも、
「おとなしいね~」
「口、ちゃんと開けていてくれて、えらいね~」と、
3人のスタッフさんに、ほめられまくっていた。
私が心配していた、息子からの嫌われ行動は、なかった。
30分ほどいて、帰る時。
息子から、
「(名字)さん、さようなら」と、90度のお辞儀をされた。
息子は、落ち着いて生活をしていた。
ほっとした。
息子の部屋のテレビの前には、
本入居当日に、息子が「持って行く」と言った、
私が作った「本入居を伝えるための手紙」が置いてあった。
息子は、その手紙を通して、
「自分は、ここで過ごすんだ」と毎日確かめているのかもしれない。
そう思った瞬間、胸の奥が、ぎゅっとした。
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