デザートは、まさかの”無”の味
その日の食卓は、なかなかの布陣であった。きのこの炊き込みご飯、瓦そば、そしてデザートにコーヒーゼリー。我ながら、なんだか立派な献立を並べたものだと思う。

炊き込みご飯というのは、私がよく作る料理のひとつである。
きのこをたっぷり入れて炊く。しめじだの舞茸だの、冷蔵庫にあるものを片っ端から放り込む。
きのこは値段のわりに量が多くて、炊飯器の中でも堂々と場所を取る。
ここでのポイントは、ごま油である。ほんの少し垂らすだけで、風味がぐっと変わるのだ。なぜ変わるのかは知らない。知らないが、変わるのだから仕方がない。

さて、瓦そばである。これがまた私の大好物で、わりとよく作る。

錦糸卵、お肉、それから刻みのり。彩りだけは一人前に整えてあるのだが、作っている本人はフライパンの前で汗だくになっているという、なかなか地味な裏側がある。

この瓦そば、実は主人のお弁当にもよく入れる。というのも、麺つゆが小さな袋に入っていて、お弁当箱に忍ばせるだけでいいという便利さなのである。
そしてデザートには、コーヒーゼリーを作ってみた。写真で見ると、なかなか黒々として本格的な仕上がりに見える。

ところが食べてみると、甘さ控えめであった。控えめというか、正直に言うと、ほぼ「無」であった。まあ、それはそれでコーヒーの味がしっかりわかって良かったのだと、無理やり自分を納得させておいた。
次は牛乳寒天を作りたいな、と思っている。今度こそ甘さの加減を間違えないようにしよう、と決意しているが、この決意がどこまで持つかは、自分でもよくわからない。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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