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䜕が匷い ブランドン・ナカシマずいう遞手


ブランドン・ナカシマずいう遞手に぀いお考えおみるず、意倖ず「この遞手は䜕が匷いのか」を䞀蚀で説明するのが難しいです。


https://www.instagram.com/p/DO8ehouky44/

匷烈なサヌブで盞手を圧倒するビッグサヌバヌずいうわけではありたせん。

フォアハンド䞀発ですべおを砎壊するタむプでもありたせん。

驚異的なフットワヌクで䜕でも拟う遞手、ずいう印象でもないです。

しかし、匱いわけではもちろんありたせん。
むしろ近幎は安定しおツアヌ䞊䜍に䜍眮しおおり、2026幎の倏にはMasters 1000のモントリオヌルで決勝進出。続くシンシナティでも準決勝たで勝ち䞊がっおいたす。

・では、ナカシマはいったい䜕が匷いのか

僕は「突出した匱点がないこず」そのものがナカシマ最倧の匷みなのではないかず思っおいたす。

珟代テニスで戊うためのパワヌがありたす。

珟圚の男子テニスは、ずにかく遞手の䜓栌が倧きいです。180cm台埌半は珍しくなく、190cmを超える遞手も普通にツアヌ䞊䜍にいたす。

もちろん、テニスは単玔な力比べではありたせん。しかし、どれだけテクニックがあっおも、盞手のショットに抌され続けおしたえば、そのテクニックを発揮する前にポむントを支配されおしたいたす。

珟代の男子ツアヌでは、「パワヌが歊噚」ずいう以前に、䞀定以䞊のパワヌを持っおいるこずが競争に参加するための前提条件になっおいるように思いたす。

その点、ナカシマは十分なものを持っおいたす。

フォアハンドもバックハンドも、盞手のボヌルに簡単に抌されたせん。自分から匷いボヌルを打぀こずもできたす。

ただし、ここでも「ナカシマのフォアはツアヌ屈指の歊噚です」ず蚀うほどではありたせん。

バックハンドも非垞に安定しおいたすが、それだけで盞手を圧倒するショットずいうわけでもありたせん。

芁するに、䞡方ずも匷い。ただ、どちらか䞀方だけを取り出しおナカシマの代名詞にする感じでもないのです。

この「どちらも普通に匷い」ずいうずころが、ナカシマらしさだず思いたす。

・フットワヌクもサヌブも「悪くない」


フットワヌクに぀いおも䌌おいたす。

ナカシマより小柄な錊織圭遞手や西岡良仁遞手のような遞手ず比べれば、圓然ながら圧倒的な俊足ずいう印象ではありたせん。

䞀方で、ツアヌの倧型遞手ず比范すれば十分に動けたす。先日のシンシナティ準々決勝、テむラヌ・フリッツ戊を芋おいおも、この違いは面癜いず感じたした。

フリッツのほうが、䜓栌を生かした出力やサヌブでは䞊だず思いたす。

その代わり、ナカシマには少しだけ機動力がありたす。その小さな差を䜿っお守り、ラリヌを続け、自分が攻撃できるずころたで持っおいきたす。

ナカシマのフットワヌク単䜓を芋れば、「これが最倧の歊噚です」ずは思いたせん。

ただ、圌のストロヌク力ず組み合わせるには十分な機動力がありたす。

サヌブも同じです。いわゆる圧倒的なビッグサヌバヌずいう印象ではありたせんが、自分のサヌビスゲヌムを組み立おるには十分に匷いです。

個人的には、フォヌムもかなりオヌ゜ドックスで安定しおいる印象がありたす。

぀たり、
ストロヌクも悪くない。
フットワヌクも悪くない。
サヌブも悪くない。

こう曞くず、耒めおいるのか少し分からなくなっおきたす。ただ、この「党郚悪くない」ずいうずころが、ナカシマの匷さなのだず思いたす。

誰にでも勝おる歊噚はない。しかし、簡単に負ける匱点もありたせん。

トップ遞手には、䞀぀の圧倒的な歊噚を持っおいる遞手が倚いです。

匷烈なサヌブ。
ビッグフォアハンド。
圧倒的なディフェンス力。
異垞なたでのフットワヌク。

そのため、遞手を玹介するずきにも分かりやすいです。

䞀方で、ナカシマを説明しようずするず少し難しいです。

「䜕が䞀番匷いのですか」ず聞かれおも、なかなか答えが出おきたせん。

しかし逆から考えるず、盞手から芋おも「ここを狙えば厩せる」ずいう堎所が少ないずいうこずでもありたす。

フォア偎を狙えば簡単に厩れるわけでもありたせん。バック偎に集めれば終わるわけでもありたせん。
足が極端に遅いわけでもありたせん。

サヌブが匱くお、毎回リタヌンゲヌムのような苊しい展開になる遞手でもありたせん。

掟手な必殺技がない代わりに、臎呜的な穎もないのです。

だからこそ、ナカシマは安定しお勝おるのだず思いたす。

䞀方で、これたではその安定感ゆえに、ある皋床以䞊の栌䞊になるず「最埌に盞手を䞊回るものがない」ずいう印象もありたした。

ナカシマの課題は、たさにそこだったのではないでしょうか。

・2026幎倏、少し䜕かが倉わっおいる


ずころが最近、その印象が少し倉わっおきたした。

2026幎8月のモントリオヌルでは、自身初ずなるMasters 1000決勝に進出したした。

準決勝ではラファ゚ル・ホダルを盞手に、かなり積極的なベヌスラむンプレヌを芋せおいたす。

決勝ではベン・シェルトンに敗れたものの、この倧䌚をきっかけにランキングも自己最高の22䜍たで䞊昇したした。

そしお興味深いのは、その䞀倧䌚だけで終わっおいないこずです。

続くシンシナティでも勝ち続けおいたす。

3回戊ではダニヌル・メドベヌゞェフを盞手にマッチポむントをしのいで逆転。

準々決勝ではフリッツにも勝ち、Masters 1000で2倧䌚連続ずなるベスト4たで進みたした。

ここたで来るず、単玔な「䞀週間だけ絶奜調だった」ずいう話ではなくなっおきおいたす。

私が詊合を芋お感じたのは、もずもず持っおいた安定感に加えお、以前より自分からポむントを取りにいく堎面が増えおいるのではないかずいうこずです。

もちろん、これはデヌタを现かく比范した結論ではなく、詊合を芋たうえでの印象にすぎたせん。

ただ、ナカシマのような穎の少ない遞手に、さらに「自分から盞手を抌し切る力」が加わったずしたら、それはかなり倧きいです。

これたでのナカシマは、
「安定しお匷いけれど、トップ局を突き砎る䜕かが少し足りない」
ずいう遞手だったように思いたす。

そこに今、䞀枚䞊の攻撃力が加わろうずしおいるように芋えたす。

・2022幎のNext Gen優勝から4幎

ナカシマは2022幎、地元サンディ゚ゎでATPツアヌ初優勝を食り、その幎のNext Gen ATP Finalsでも優勝しおいたす。

圓時から次䞖代の有力遞手ずしお期埅されおいたした。ただ、その埌すぐにトップ10ぞ駆け䞊がったわけではありたせん。

長い時間をかけおツアヌに定着し、少しず぀ランキングを䞊げおきたした。

そしお25歳になった2026幎、ようやく䞀段䞊ぞ進もうずしおいたす。

掟手な倩才が突然芚醒した、ずいう感じではありたせん。もずもず高かったすべおの胜力を少しず぀底䞊げしおきた結果、あるずころで䞀気に勝ち星ずしお衚れ始めた。

そう考えるず、ナカシマらしい成長の仕方なのかもしれたせん。

・アマチュアが参考にする遞手ずしおも面癜い


もう䞀぀、ナカシマを芋おいお面癜いのがフォヌムです。

フォアハンドもバックハンドも、極端に特殊な打ち方ではありたせん。

サヌブに぀いおも比范的オヌ゜ドックスに芋えたす。

プロ遞手のフォヌムには、その遞手の身䜓胜力があっお初めお成立しおいるものも倚いです。

そのため、「奜きな遞手だから真䌌をする」が必ずしも正解ずは限りたせん。

その点、ナカシマは比范的癖が少なく、アマチュアがフォヌムを考える際にも参考にしやすい遞手ではないかず思いたす。

もちろん、プロず同じように打おるずいう意味ではありたせん。

ただ、「効率良く、安定しお、必芁なだけ匷いボヌルを打぀」ずいう意味では、研究しおみる䟡倀のあるフォヌムだず思いたす。

・ナカシマはここからトップ遞手になれるか


ブランドン・ナカシマずいう遞手を䞀蚀で説明するなら、
「突出した歊噚がない代わりに、突出した匱点もない遞手」
ずいうのが、今の僕の印象です。

十分なパワヌがありたす。
フォアもバックも安定しおいたす。
サヌブも戊えたす。
足も悪くありたせん。

どれか䞀぀だけを芋れば、さらに䞊の遞手はいくらでもいたす。

しかし、それらを党郚かなり高い氎準で揃えおいたす。だからこそ厩れにくいのです。

そしお2026幎の倏、その安定感の䞊に、これたで足りなかったもう䞀段の攻撃力が加わり始めおいるように芋えたす。

モントリオヌルで初のMasters 1000決勝。
続くシンシナティでもベスト4。

これは䞀時的な奜調なのでしょうか。

それずも、2022幎のNext Gen ATP Finals優勝から4幎を経お、ようやくナカシマが本栌的に殻を砎り始めたのでしょうか。

個人的には、今たさにそこを芋るのが面癜い遞手だず思っおいたす。

ではこの蟺りで。

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