動けないと感じるとき、私たちは何と比べているのか|「動けない自分」を感じている人へ
「動けない」
そう感じる瞬間は、誰にでもあると思います。
やりたいことはある。
頭ではわかっている。
それなのに、なぜか動けない。
進めない。
そんなとき、私たちはつい
「自分はダメだな」と思ってしまいがちです。
でも、少し立ち止まって考えてみてほしいのです。
そもそも、
何を基準に「動けない」と感じているのか。
「動ける人」のイメージ
「動けない」と感じているとき、
多くの場合、私たちの頭の中には、
「動ける人」
のイメージがあります。
たとえば
すぐに行動する人
決断が早い人
迷わず進める人
努力を続けられる人
そんな人物像を思い浮かべて、
それらと自分を比べていることが多いのではないでしょうか。
でも、そのイメージは
「世間一般の動ける人」ではなく、
あなたの中にある「動ける人像」
かもしれません。
一度、書き出してみませんか?
あなたが感じる「動ける人」はどんな人で、どんなイメージなのか。
「○○な人」
「○○をしている人」
など、思いつく限り書き出してみてください。
もしかしたら、「○○さん」とイメージする人がいるのかもしれませんし、
意外と、「何だろう?」と、よくわからないと感じることもあるかもしれません。
その人は、本当に「動けない」ことはない?
そして、ひとつ考えてみてほしいことがあります。
あなたが思い描いたその人は、
本当に
「動けないことが一度もない人」
なのでしょうか。
ずっと動き続けていて、
迷うことがない?
立ち止まる時間はない?
試行錯誤している時間は?
人や環境を優先して、
あえてペースを落とすことは?
体調や気分に左右されることは
まったくないのでしょうか。
少し想像してみると、
そんな人は、ほとんどいない気がしませんか?
あなたが大切にしたいのは?
そしてもうひとつ。
それは、
あなたは、イメージしたその「動ける人」のようになりたいのか?
本当に、その生き方をしたいのか?
ということです。
もしあなたが、
迷わず、立ち止まらず、
ずっと動き続けている人をイメージしたならば、
もし本当にそんな人がいたとして、
あなたはその生き方を望みますか?
もしかすると、
丁寧に考えたい
納得してから進みたい
人や環境も大切にしたい
無理はしたくない
そんな価値観を、
あなた自身が大切にしている可能性もあります。
もしそうだとしたら、
「動けない」のではなく
「自分のペースで考えている途中」
なのかもしれません。
「動けない」という言葉の裏側
私たちはときどき、
まだ準備が整っていない時間や、
考えている途中の時間まで、
まとめて「動けない」と呼んでしまいます。
でも、その時間の中には
迷っている時間
整理している時間
気持ちを確認している時間
エネルギーを回復している時間
そんな、大切な過程が含まれていることもあります。
もしも今、
「動けない」と感じているなら。
少しだけ立ち止まって、
自分に問いかけてみてください。
私は今、
本当に動けていないのか?
それとも、
動くための準備をしているのか?
または、
まだ動くタイミングではないだけなのか?
その違いに気づくだけでも、
自分への見方が、少し変わるかもしれません。
そしてもし、
半年後も、1年後も、同じ場所で同じことを考えていたとしたら。
あなたは納得できますか?
準備の時間は必要です。
迷う時間も、整理する時間も大切です。
でも、その時間が「自分を守るための言い訳」になっていないかどうかは、ときどき確認してみてもいいかもしれません。
動けないことが問題なのではなく、
無意味に自分を責めたり、本当は何が起きているのかを、自分自身が見失ってしまうことの方が、ずっと苦しいことだからです。
最後に。
今、あなたが「動けない」と感じていることは何ですか?
そして、その「動けない」は、
本当に足が止まっている状態ですか?
動くための準備をしている状態ですか?
納得するために考えている状態ですか?
エネルギーを回復している状態ですか?
それとも、本当は怖くて避けている状態ですか?
もし、「動ける人」と比べることをやめたら、
あなたは今の自分を、どんな言葉で表現しますか?
そしてもし、半年後、1年後の自分が今のあなたを見たとき、
「その時間は必要だった」と感じられる時間ですか?
または、
「そろそろ一歩踏み出してもよかったのではないか」と感じますか?
ぜひ、自分自身に問いかけてみてください。
動けない理由は、意志の弱さではなく、エネルギー不足や無理の蓄積かもしれません。こちらの記事もあわせてどうぞ。
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