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成瀬に憧れて、びわ湖大津へ。聖地巡礼で感じたこと



はじめに

『成瀬は天下を取りにいく』を読んで以来、私は成瀬あかりという人物が忘れられなくなった。周りに流されず、自分が「おもしろい」と決めたことに全力を注ぐ。うまくいかなくても、引きずらない。その姿勢に憧れて、シリーズ三作を読み終えた勢いのまま、舞台となった滋賀県大津市を歩いてきた。

宮島未奈『成瀬』シリーズ三部

膳所駅で、成瀬の世界に立つ

膳所駅の通路には「ようこそ!成瀬の住むまち、びわ湖大津へ!」の巨大パネル。Zezekara のユニフォームを着た二人が、まっすぐ前を指さしている。「世界から膳所へ!」というコピーの潔さがいい。写真で見ていた壁の前に実際に立つと、小説の一ページに自分が入り込んだような感覚になった。

膳所駅パネル

成瀬デザインのマンホールを探す

街を歩きながら、成瀬が描かれたマンホールを探した。黄色い縁に「成瀬は天下を取りにいく」。びわ湖の波を背に、髪をなびかせた成瀬あかり。近くでマンホールカード(大津市/25-201-C001)も手に入れて、作品と街がひとつになって盛り上げているのを肌で感じた。ポケふたを集めている身としては、この一枚の重みが分かる。

マンホール


ミシガンとびわ湖

シリーズでも印象的に登場するびわ湖。外輪船ミシガンを背景に、さっき手に入れたマンホールカードをかざして撮った。青い湖、白い船体、手のひらの中の成瀬。地図の上の話が、ようやく現実になった瞬間だった。

マンホール+マンホールカード



それでも成瀬に憧れる理由

私が成瀬を好きなのは、彼女が何でも成功するからではない。うまくいかないことも、それごと自分の物語にしてしまう。好きなことを、堂々と続ける。その一点だ。私も競馬、旅、読書——自分が好きなものを発信しながら、自分らしい道を歩いていきたい。成瀬の生き方は、その背中を押してくれる。

次は、舞台へ

本を読み、聖地を歩いた今、次は舞台の成瀬をこの目で見たい。活字とも、街のパネルとも違う、生身の成瀬あかり。憧れは、動けば現実に近づく。膳所で壁の前に立ったとき、そう思った。

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