月4,000円から10万円へ「稼げた」では終わらない、個人事業主の現実
月4,000円から10万円へ
「稼げた」では終わらない、個人事業主の現実
この記事の3ステップ
STEP 1 売上と手取りの差
STEP 2 社会保障は自分で守る
STEP 3 老後を作るのは25年間
前回、HARM の話を書きました。
「4つの副業で0円だった私が、
1件4,000円に変わった」
その記事に反応をもらう中で、
大きな気づきがありました。
>「稼げた」と「手に入れた」は、
全く別の数字です。
月10万円を目指して動く中で、
私は現実にぶつかりました。
税金。社会保障。老後資金。
会社員時代は、
給料から勝手に引かれる世界。
個人事業主になった今、
そのすべてが
「自分で決めて、自分で払う」に
変わったんです。
この記事では、
副業で月10万を
本当に「手に入れる」ための
3つのステップを書きます。
私が実際に学んだ順番です。
STEP 1 売上と手取りは全く違う
月10万円の売上が出たとき、
私は単純に喜びました。
「やったぞ。月10万だ」
でも税理士さんに相談したとき、
言われたのはこうです。
「月10万の売上だと、
手取りは6.5万から7万円です」
えっ。
3万から4万円、どこに行った?
正直、衝撃でした。
会社員時代との差
会社員時代、
私の給料は25万円でした。
天引きされていたのは、
健康保険料・厚生年金・
所得税・住民税・雇用保険。
合わせて約4万5千円です。
つまり手取りは約20万5千円。
引かれる割合は約18%。
でも個人事業主は違いました。
売上10万に対して
手取りが6.5万から7万。
引かれる額は**30〜35%**です。
>会社員時代の、
2倍近い負担。
その理由は、
企業が負担してくれていた
「もう半分の社会保障料」が、
自分に回ってくるからでした。
引かれる3つのコスト
1つ目は「所得税」です。
副業の売上は
「雑所得」として扱われ、
税率は約20%。
月10万なら約2万円。
ただしこれは「売上」ではなく
「経費を引いた利益」への税率。
経費が1万あれば、
課税対象は9万になります。
経費をちゃんと記録することが、
ここで大きく効きます。
2つ目は「住民税」です。
前年の所得に対して、
自治体が課税します。
翌年に請求されるので、
タイムラグがあります。
月10万の副業を1年続けると、
年間120万の売上。
経費が20万なら所得は100万。
その約10%が住民税なので、
年間10万円。
月にすると約8,300円です。
3つ目は「社会保険料」です。
国民健康保険と国民年金の合計。
年収100万〜200万程度なら、
月2万5千円ほどになります。
実際の計算
売上 100,000円
所得税 -20,000円
住民税 -8,300円
社会保険料 -25,000円
─────────────────
手取り 46,700円さらに、事業の形で変わります。
青色申告なら
特別控除で65万円を引ける。
白色申告だと控除はない。
事業所得か雑所得かでも、
控除額が変わります。
でも大事なポイントは1つです。
>売上の約半分は、
手に入りません。
会社員時代は、
月給から勝手に引かれていた。
だから気にならなかった。
給料明細の「控除」を
眺めるくらいでした。
でも個人事業主になった今、
その仕組みが見えます。
なぜ多くの人が誤解するのか
SNSで「月100万達成!」を
見かけます。
でもその人が手にする額は、
見た目よりずっと少ない。
それでも続けられるのは、
その認識があるからです。
認識なしに突っ込むと、
「こんなはずじゃ…」になります。
HARM で「お金の悩み」を
最大級の課題だと書きました。
理由はここにあります。
多くの人は「稼ぐこと」に
注力するけれど、
「手に入れる設計」を
後回しにするからです。
その設計を始めるなら、
まず計算することです。
自分の売上が、
実は月いくらの手取りなのか。
それが第1歩です。
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