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【旅行記】キューバ・ハバナ旅行記4〜旧市街にて、ちょっとしたトラブル「変な二人組」〜

2011年の回想記です。


旅の始まりはこちらから↓

キューバ、今も昔も、いろいろと気になる世界情勢の中にある。だけど、音楽や風土にはそんなことは関係なく、嘘偽りのない純然たる「本物」があり、旅する人々を魅了してくれた。

ハバナの治安


ハバナの治安は、良かった。

行く先々、「チーノ」「チーノ」とやかましく呼びかけられ、タクシーだったり、葉巻だったりを売ろうとして来られていたから、一々「ノン」「ノン」と言うのが面倒ではあった、けどそれぐらい。逆にスペイン語を話せたら楽しかったんだろうなと思う。

旧市街の観光的な場所には、ワンブロック毎にお巡りさんが立っていた。お巡りさんは、制服が似合う、細身で小柄な、美人で可愛い人が多い気がしたから、観光客の雰囲気を壊さないような配慮かもしれなかった。もちろん安心感もあった。

「近くでカーニバルがあるから来ない?」


そんな中、ビッカビカの日差しの下歩いていると、お巡りさんがいないような建物の日陰の所で、1組の若い夫婦が声をかけてきた。旅行者の気持ちとしては、ちょっとでも現地の人と話せたら嬉しいという感じで、立ち止まって話してみた。

そのカップル曰く、「近くでカーニバルがあるから、一緒に来ない?」との事。しぶる夫を制して、ノリ良く「いいね、いいね」とついて行こうとする私。結局、ついて行った。

日本だったら絶対についていかないのに、ラテンの日差しとのんびりした空気は人を開放的にするんだろう。

すぐ近くの建物に案内され、階段を登ると飲食店だった。入るとすぐ、ペパーミント色の壁に「サインしていいよ」と油性ペンを渡された。見ると壁にはビッシリサインが。(後に行ったお店もサインビッチリだったから流行りなのかな)

壁のスペースを見つけて、夫、私の順にサインのようなことをして席に着く。見渡すと広いお店にお客さん、ゼロ。

モヒートを4つオーダーした。現地の人と飲食するならこちらの奢りって感じがしたので、そのつもりで。

モヒートが出てきて、料金を支払う。キャッシュオンデリバリーというシステムなのかな。いや、モヒート出てこなかったのかな。その辺の記憶は曖昧。会計より大きめの金額を払ってお釣り待ち。

そのカップルが本題に入り始めた。葉巻を沢山見せてきて、「これを5000円で買って欲しい」ということだった。

正規の葉巻は、綺麗なキャラメル包装の箱に入っているし、政府認可の「銀色が虹色に見える」シールが貼ってあることは知っていて、
そのカップルのは、ただの紙に巻いてある、街角のお爺さんが持っているのと同じだったから、買ってはダメなやつだった。

あー、なるほどね。

鈍い私もやっと分かった。さて、ここから早く脱出せねば。

「ごめんなさい、いりません」
「ここで、買ったらお得だよ」
「いえ、いりません」

を繰り返していると、

向こうが

「ツーベイビーズ、ツーベイビーズ」

つまり、赤ちゃんが2人いるから助けてくれと言うことを言ってきた。

うちの夫は元々が無愛想、私は元々が笑顔気味。そんなに意図はなくても、元々がそんな風だから、実は夫がのんびり気長で、私の方がチャキチャキの短気だとパッと見ただけでは分からないのか、

向こうのカップルの奥さんが

「ママ、オッケー、ママ、オッケー」

と言ってきた。全然オッケーじゃないよ。

さらに夫は、「ノー」
と頑張っていたが、どうやら向こうの男性の目が怖くなってきたようで、

2人で阿吽の呼吸で、同時に立ち上がった。
そのまま、無言で一目散に階段の方へ小走り、
階段をさっと降りた。

追いかけてこなかった。

キューバ人の月収


モヒート代支払って、お釣りも帰ってこなかったから、結局4000円ぐらい払ってしまって向こうは儲かったということ。

つまり、キューバの当時の平均月収は2000円前後、私達は4000円ぐらい渡したかもしれないので、彼らはかなり儲かったんだと思う。

通りまで追いかけてこなかったのは、万が一警察沙汰になった場合、彼らは職業を奪われたり、配給を貰えなくなったり、なんらかの罰則があるようだったので、それを恐れてのことだったのかもしれない。

幸い、何もひどい目に合わなかったから良かったものの、危険なことをしてしまったことには代わりなく、夫にはとても怒られたし、とても反省したし、いまだにキューバの思い出話になると、思い出して怒られていて、改めて反省している。

反面、旅の少しのスパイスにもなった。

夫曰く、そのカップルの男性の目が明らかに鋭くなってきていたから、ヤバイと思ったらしい。

お店に誰もいなかったし、お釣りを持ってこなかった店員も絶対グルだし、いつもの手法なんだろう。それにしても、なぜ最初に、壁にサインさせたんだ?演出なのか?何のために??
そして2人は本当に夫婦だったのか?

疑問は尽きない。

その他のトラブル


タクシーの料金のこと程度のちょっとしたことはあったけれど、そこまで悪質ではなかったので、大丈夫でした。治安はとても良かったです。


お読みいただきありがとうございます。



(つづく)


キューバがテーマの曲をリリースしました。
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