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ゎヌルマりスの恋人【埌半】創䜜倧賞2023応募䜜品

ゎヌルマりスの恋人・埌半

・ラ・リヌガからのレンタル移籍・・・

〇ファルコン狭間・クラブ・緎習堎
コヌンの列をくぐり抜ける遞手たち。
俊敏な動きが䜕床も繰り返される。
ハネト、入念にストレッチを行う。
明日花「遞手の皆さん、ニュヌスです。至急クラブに集たっおください」
ハネト「明日花さん、どしたの」
明日花「チェむスマン赀倉に、ラ・リヌガのビルバ゚ダから、パりロ・コクランがレンタル移籍です」
ハネト、すぐには思い出せない様子。
ハネト「パりロ ラリヌガ  」

○䟍クロス・資料宀
鞠菜、『ラ・リヌガの栄光』のバックナンバヌを探し圓お、急いでペヌゞをめくる。パりロの小さな写真付き蚘事が掲茉されおいる。
鞠菜「あった 今月の泚目サブキヌパヌ」
ず、小さなパりロの写真を芋぀める。
鞠菜「パりロ  たさかね」
倪田、来お、チラリず蚘事を芗く。
倪田「そんなにガツガツしおも意味ないよ。パりロ・コクランはそんな有名じゃない」
鞠菜「そうなんですか」
倪田「どっちにしおも、スペむン語事業郚の岡郚さんには、パりロ・コクランのむンタビュヌ、取っおきお貰えれば。埌は俺たちスポヌツ事業郚が曞くから」
鞠菜、鞄を抱え、飛び出しお行く。

○空枯・ロビヌ
鞠菜、他の蚘者たちずパりロを埅ち構えおいる。
パりロ・コクラン、スヌツ姿で到着する。
パりロに囲み取材する蚘者たち。
蚘者英語「りェルカム、パりロ。ハりアバりト、ゞャパニヌズむンプレッション」
鞠菜西語「Esta es Marina Okabe de Samurai Cross. Una cálida bienvenida, Pablo. ¿Cuál es tu impresión de venir a Japón después de cruzar el puente arcoíris desde LaLiga?䟍クロスの岡郚鞠菜です。パりロ、心から歓迎したす。ラリヌガから虹色の橋を枡り、日本に来た印象はどうですか」
パりロ、懐かしそうに鞠菜を芋る。
パりロ「日出ずる囜日本。遠い昔、そう習った」
流暢な日本語に驚く䞀同。
パりロ「少幎の頃、少しの間日本で暮らした事がある。お隣りには、鞠菜、今ちょうど君くらいの幎頃になっおいる筈の、キュヌトな少女の䞀家がいたよ」
鞠菜、ハッずする。
他の蚘者たち、芪日アピヌルず思い、笑顔でパりロに泚目。

○回想・鞠菜の家・ベランダ暪の駐車スペヌス
ベランダから、倖に飛び出すピヌスケ。
裞足で飛び出す鞠菜。
パりロ12、ピヌスケを掎み、鞠菜にその手を差し出し埮笑む。
鞠菜、喜びず安堵の衚情に溢れる。

○空枯・ロビヌ・䌚芋コヌナヌ
簡易テヌブルに座っおいるパりロ、別の蚘者の質問に応えおいる。
鞠菜、メモを取りながら、パりロの顔に少幎時代の面圱を探しおしたう。

〇ファルコン狭間・クラブ・䞭
ファルコンの遞手たち、集合しおいる。
パりロに぀いお、皆殆ど知らない様子。
明日花「パりロ・コクランが移籍するチェむスマン赀倉ずは、最終節にホヌム察戊を残しおたす。パりロのプレヌ動画、流したす」   
モニタヌ画面、ラ・リヌガでのパりロのセヌブ集の動画が流れる。
遞手たち、真剣に芋぀める。
癜田、ハネトの元に来る。
癜田「ハネ、君は、これから自分自身の戊略をもっず立おるべきじゃないか。戊略の遞択肢は倚い方が良い」
ハネト「パりロ・コクランのプレヌを芋た限り、僕に勝ち目はないず」

○同・同・ロッカヌルヌム
ハネト、悩んでいる様子。
ダむキ「ディフェンスも頑匵るから安心しお」
ハネト「俺、ずしお取り柄ないかもしれない。に䞊がっおそう思ったけど、今日、パりロのセヌブ集芋お、確信したよ」

○空枯・ロビヌ
パりロの蚘者䌚芋が終わり、パりロや蚘者たち、堎を離れお行く。
鞠菜、鞄からスペむン語雑誌『ラ・リヌガの栄光』を取り出しペヌゞを開く。
パりロのプロフィヌル、‘少幎時代、数幎間、日本の犏岡県で過ごす。奜物は日本食のしゃぶしゃぶ’ずある。
鞠菜(呟いお)犏岡か、党然違う  私ったら、䜕考えおんだろ
パりロ、䞀人で鞠菜の隣りに来る。
パりロ西語「Bien encontrado, Marina. Un articulo tan pequeno en espanol.よく芋぀けたね、鞠菜。スペむン語の、そんな小さな蚘事を」パりロ、少幎のような笑顔を芋せる。
鞠菜の口元からも笑みがこがれる。
パりロ西語「Marina, me acorde de ti. Por favor, espero con ansias mi exito en la J.League en Japon.鞠菜、君の事は芚えたよ。日本のリヌグでの私の掻躍を楜しみにしおくれ」
鞠菜「¡Paulo Cochrane, el guardián del arcoíris de LaLiga! Ilumina Japón consiete colores de luz.パりロ・コクラン、ラリヌガの虹の守護神 䞃色の光で、日本䞭を照らしおください」
パりロ「実は、お腹が空いお倧倉だ。僕のクラブの近くに、お勧めのしゃぶしゃぶの店はある」
ず、茶目っ気たっぷりに埮笑む。

○ゞュネヌブパレス・号宀・䞭
颚呂䞊がりのハネト、を点ける。
今週のリヌグニュヌスに、パりロの蚘者䌚芋の様子が映る。
鞠菜が食い぀くようにパりロに声をかける堎面が映る。
驚くハネト。腰を䞋ろし画面に芋入る。

○しゃぶしゃぶ店”虹の橋”・衚倜  

○同・店内
鞠菜、仕事しながら、䞀人食事䞭。ふず誰か探すように眺めた埌、諊めたような衚情になる。
店員「お客様、お埅ち合わせでしょうか」
鞠菜「いえ、すみたせん」
店員「愛想良くごゆっくり」
目の前に、パりロが珟れる。
鞠菜、萜ち着いおパりロを芋぀める。
鞠菜西語「Buenas noches, Guardián del Arcoíris.こんばんは、虹の守護神さん」
パりロ、鞠菜の向かいに座る。
×     ×       ×
パりロ、ゆっくりず箞を口に運ぶ。
パりロ「この野菜は矎味しいね」
鞠菜「京郜で採れた京野菜です。日本語も、お箞の䜿い方も䞊手なんですね」
パりロ「手の䜿い方には自信がある」
鞠菜「私も自信ありたす。才胜あるスペむン人を芋぀ける自信」
パりロ「それは皮肉かな 僕の蚘事はあれが党おだよ。ラ・リヌガの栄光どころか、䞋䜍チヌムの番手止たり。もうラリヌガの誰も、パりロ・コクランの事を芚えおやしないさ」
鞠菜「力匷くそんな事ありたせん。キヌパヌのプレヌは玠晎らしい。䞀瞬で奜きになっお忘れられたせん」
パりロ、鞠菜の目を芗き蟌む。
パりロ「日本のリヌグで掻躍するに、尋ねたい事がある。将来有望な日本のは、将来海倖リヌグでプレヌするこずは考えおるのかな」 
パりロの瞳を芋぀める鞠菜。

○回想狭間十番街・鏡華・衚
鞠菜ずハネト。
ハネト「スペむンには、ラリヌガっおいう有名なサッカヌリヌグがある。俺も、䞀床で良いからプレヌしおみたい。サッカヌの聖地だからね」

○しゃぶしゃぶ店“虹の橋”・店内
鞠菜「勿論考えおるず思いたす。ペヌロッパリヌグぞの移籍は、日本人遞手の倢です」
パりロ「今、ペヌロッパではも攻撃型のプレヌが䞻流だ。リヌグもそうなのか」
鞠菜「足元の技術が求められおいるのは確かです。それず䟋えば、今シヌズン初めおに昇栌を果たしたファルコン狭間のように新しいチヌムは、残留のためには、正であっおも様々なプレヌスタむルを取っお盞手に仕掛ける必芁があるかのかもしれたせんね」
パりロ「そうか。そのファルコンのが、監督の期埅に応えお柔軟に察応できる事を祈るよ。䞀぀のプレヌスタむルで固定されるず、海倖リヌグからのオファヌが来る可胜性は䜎くなるからね」
鞠菜、テヌブルを叩き、立ち䞊がる。
鞠菜「ファルコン狭間の・砊 跳人は、私の恋人です。可胜性ず才胜に溢れおいたす」
鞠菜、したったず口元を抌さえる。
パりロ、肉を鍋に沈め、埮笑む。
パりロ「怒った ごめんね鞠菜。は、攻撃の起点だからね」
鞠菜、必死で感情を抑える。
鞠菜「日本のサッカヌ遞手ずなった今、どんなでありたいず思っおいたすか」
パりロ「信頌される。激しい雚の埌には、必ず虹が出るず、信じおほしい」
鞠菜「玠敵な蚀葉。ありがずうパりロ」
パりロ「鞠菜、君は僕に、日本での新たな遞択肢を瀺しおくれた。そのお瀌さ」
鞠菜、銖を傟げる。
パりロ「“虹の橋を枡る”空枯での君の蚀葉さ。僕は必ず、この日出る囜、日本でブレむクしお、もう䞀床虹の橋を枡り、ラリヌガに垰る。悪いけど、君の恋人より、僕の方が真剣だよ」
鞠菜、パりロから目が離せない。

・取材するだけのダツ・・・

○ゞュネヌブパレス・号宀・䞭倜
鞠菜、垰宅する。
鞠菜「ただいた」  
ハネト「お垰り。リヌグニュヌスに映っおたよ。鞠菜のスペむン語、やっぱ䞊手いな。最初にファルコンの芋孊コヌナヌで聞いた時の事、思い出したよ」
鞠菜「やだ恥ずかしいな。䞀応仕事だから。ハネさん、倜ご飯ちゃんず食べた」
ハネト「ああ。鞠菜は パりロずディナヌ、味かっただろ」
鞠菜「っお蚀うか、お腹䞀杯で苊しいだけ。パりロの事、二時間も埅っお、食べ始めたの遅かったから」
ず、ハッずしお口元を抌さえる。
鞠菜「仕事よ。私、パりロの取材に行ったの」
ハネト「パりロに倢䞭なんだな。俺には䞀床も、取材頌んで来ないのに」
鞠菜「必死にスペむン語担圓だもん。私、自信あるの」
ず、真剣にハネトを芋぀める。
ハネト「刺さり自信か、鞠菜は倉わったよ」
鞠菜「ショックで震え  え」
ハネト「それが、なりたかったデキる女か」
鞠菜「私を責めるの 䜕で 意味分かんない」
ハネト「プレむダヌは色んなもんしょっおる。自信無くす時だっおある 取材するだけのダツより倧倉なんだ。匕っ掻き回すのは止めろよ」
鞠菜「怒りで蚀葉を倱う  」
ハネト、ベランダに出お扉を閉める。
゜ファの䞊で膝を抱え、泣く鞠菜。
ハネト、ベランダから出お来る。
ハネト「ごめん鞠菜  蚀い過ぎた」
鞠菜、嗚咜がひどくなる。
ハネト、咄嗟に鞠菜を抱きしめる。
ハネト「もう䞀床、俺を信じお  」
鞠菜、ハネトを振り払い、出お行く。

○レストラン“サフラン”・䞭倜
明日花、疲れた様子で飲んでいる。
バックの内偎に付けた、ダむキのキヌホルダヌを取り出しお眺め、ため息。
鞠菜、突劂、明日花の隣りに座る。
明日花「(驚いお)鞠菜 ぐ、偶然だね」
そっず涙を拭う鞠菜、次第に嗚咜。
明日花「狌狜えおよしよし、どうした」
鞠菜「喧嘩しちゃっお」
明日花「そっか」
鞠菜、少し萜ち着き、䞀口飲む。
鞠菜「私、ハネさんず出䌚っおからの人生党郚、圌を奜きな気持ちだけで突っ走るような気がしおた。でも、仕事も倧事。今、自分がそう思っおるこずが意倖で」
明日花「わかる。私も二幎前たでは孊生で、倧のサッカヌファン。今は倧奜きなチヌムの、スタッフになった」
鞠菜「明日花さんは、䞀番遞手に近い所にいるんですね。いいなぁ。私、自分が恥ずかしい。どうしお、もっずすぐに蚱す事ができないんだろう。私だっお、皆に色んな事蚱されお、信じお貰っおたくせに」
明日花「蚱せないのは、倧切な人だからでしょ」
鞠菜、グラスを䞀気に空ける。 
鞠菜歀凊で初めお、ハネさんに明日花さんず知り合いだっお暎露したよね。嬉しかったなぁ。ファルコンの人たちに枩かく芋守っお、認めお貰えお 

〇サフラン・前の道路倜
ハネト、車で通りかかる。
ハネト䜕凊行っちゃったんだよ、こんな倜に。この蟺ただそんな詳しくないだろ  
サフランの前を通過した際、ハッずした衚情になる。

○サフラン近くの駐車堎倜
ハネト、車を止め、駆け出しお行く。

○サフラン・店内
鞠菜、疲れず酔いでグダグダ。
明日花「そろそろハネさんに連絡すれば」  
鞠菜、頑固に銖を振る。
鞠菜(絡むように)プロサッカヌ遞手ずの恋愛ず、蚘者の仕事ずの䞡立は、思った以䞊に倧倉なの。気も䜿うし。わかる

○同・出入り口倜
ハネト、急いで入っお来る。
鞠菜を芋぀け、真っしぐら。   

○同・店内
鞠菜「私、自分の仕事の事、䞀々ハネさんに報告したい蚳じゃない。ただ、䞀日が終わる時、䞀緒に、ただ、䜕気なく過ごせたら」
うんうんず聞く明日花、ふず向こうを芋お驚いた衚情になる。
ハネト、鞠菜を芋぀け傍に来る。
ハネト「鞠菜、垰ろう」
鞠菜「ハネさん  」
ず、瞳を最たせ、立ち䞊がる。
明日花「呆気に取られハネさん  」
ハネト、ゎメンず手を合わせ、鞠菜ず店を出る。
明日花「  なんだ、幞せかよ」 

〇サフラン近くの駐車堎倜
フヌドで顔半分を芆った䞍審者・梅蔵、ハネトの車を念入りに眺め、提げおいる袋から、シュヌクリヌムを取り出し、ニダリずする。車のボンネットにもたれ、䞍敵な感じで寛いおいる。
鞠菜ずハネト、手を繋いで来る。
酔っお、やや斜に構えおいた鞠菜、梅蔵ずは気付かず驚く。
鞠菜「叫ぶあヌっ、䜕しおるんですか」
梅蔵、車にシュヌクリヌムを投げ付け、鞠菜の暪を通り抜け、逃げお行く。
ハネト、すぐに車を確認する。
ハネト「車に傷は無いみたいだけど  」
鞠菜ひどいむタズラ。通報しようよ」
ハネト「いや、鞠菜も無事だし、いいよ」
鞠菜「そんなお人奜しな事蚀っお  」
ハネト、やはりショックな様子でクリヌムを拭う。
鞠菜「運転する前に、コヌヒヌでも飲もっか。ほら、あっちにコンビニある」
ず、歩き出す。

○コンビニ・衚倜
フヌドを被った梅蔵、猶ビヌルを手に出お来る。すぐに猶を開け、旚そうに飲みながら、蟺りを芋回す。やや遠くを目を现め眺める。 

○同・近くの道倜
鞠菜ずハネト、䞊んで歩いお来る。
ハネト「情けないよ。俺がファルコンのずしお認められおないせいだな」
鞠菜「ペヌロッパはね、新しく正になった遞手の車が、パンクさせられたりするんだっお。でもそれは、キヌパヌの泚目床が高い蚌拠なんだよ」

○同・店内倜
鞠菜、マシンでコヌヒヌを淹れる。
ハネト、じっずコヌヒヌを芋぀める。 
鞠菜「ペヌロッパでは、キヌパヌが、勝敗の重芁な鍵を握る存圚だっお認められおる。だからハネさんも、サポヌタヌに攻められたら、䞀流になった蚌拠なんだっお、思えばいい」
ず、コヌヒヌをハネトに差出す。

○同・衚倜
鞠菜ずハネト、コヌヒヌを手に出お来お、去っお行く。
物陰から梅蔵が珟れる。
梅蔵、グむッずビヌルを飲み、鞠菜たちの埌を尟け始める。

〇駐車堎近くの道倜
ハネト、自分の車の方を泚意深く芋お、
ハネト車、もう倧䞈倫みたいだな
鞠菜ホッずしお良かった
ハネト改たっお鞠菜、ごめんね。ホントにごめん。俺が悪い。俺がバカ。俺が  
鞠菜あれ、珍しく饒舌じゃん
むむ雰囲気の二人。
梅蔵、背埌で、ビヌル猶を握り぀ぶす。
残っおいたビヌルが毀れだす。
埌ろを振り返るハネトず鞠菜、梅蔵ず目が合う。
鞠菜「恐怖で震え梅蔵さん たさか、さっきの車の䞍審者は、梅蔵さんなの」
ハネト「鞠菜、知り合いなのか」
頷く鞠菜。身䜓が震える。
ハネト、玠早く梅蔵を捕え、フヌドを勢いよく倖す。
ハネト「おいっ、䜕ずか蚀えよ。狙っおたのは、鞠菜なのか」
梅蔵、小銬鹿にしたように笑う。
梅蔵「圓り前よ。誰がお前みたいな野郎に構うもんか。な、マリちゃん」 鞠菜、芳念しお目を閉じる。
梅蔵「探したんだよ。圌氏ず䞀緒かぁ。随分倧人になったじゃない、マリちゃん。ね、お目々開けお」
ハネト、梅蔵を矜亀い絞めにする。
ハネト「止めろ。鞠菜、譊察に連絡」
鞠菜、硬盎しおいる。
ハネト、矜亀い絞めの片腕に力を蟌め、反察の手でスマホを出し番しようずする。
鞠菜、ハネトからスマホを取る。
ハネト「え (䜕で)」
ず、反射的に、梅蔵を捕えた手が緩む。
梅蔵、ハネトから逃れ、地面に転がっおいたビヌル猶を蹎飛ばし、ふざけたように土䞋座する。
梅蔵「申し蚳ございたせんでした」 
ハネト、梅蔵の胞倉を掎む。
ハネトふざけんなよ。鞠菜にどうしたんだよ。はやく譊察呌ぶんだ鞠菜、躊躇っおいる。   
梅蔵「䜙裕でマリちゃんは俺の味方だもんね。豹倉しおマリヌっ、俺の金で取った免蚱返せ 教科曞も返せ」
ハネト、梅蔵を掎んだ手を緩めない。
鞠菜、泣きながら梅蔵の元ぞ行く。
鞠菜そうだよ。梅蔵さんのお蔭だよ。私、梅蔵さんのお蔭でサッカヌを奜きになった。ゎヌルキヌパヌは孀独なポゞションなんかじゃない。十人プラスキヌパヌじゃない。フォワヌドからキヌパヌたで、党郚䞀緒で十䞀人なんだっお。その時、生たれお初めお、サッカヌを理解できる気がした」
梅蔵、バツが悪そうに立ち䞊がり、千鳥足で去っお行く。

・結婚しよう・・・

○走る車の䞭倜
運転するハネト。
鞠菜、盞圓萜ち蟌んだ様子である。
鞠菜「ごめんハネさん、車のむタズラ、私のせいだった」
ハネトそんな蚳ないだろ
鞠菜そんな蚳あるよ。そもそも、今倜、私が出お行かなければ、こんな事にならなかった蚳だし
ハネトだからそれは、俺が悪いんだっお
鞠菜「ハネさんの蚀う通り、私、出䌚った頃ずは別人だ。ハネさんの緎習着掗濯しおた頃が懐かしい。あんな颚に、ずっずハネさんだけを支えおれば良かったのに」
ハネト「結婚しよう、鞠菜」
鞠菜「驚いお嘘  どうしお」
ハネト「鞠菜の党郚を受け止めたい。今倜、その決心が぀いた。俺の䞀生かけお、鞠菜を守り続ける」
鞠菜「私なんかず、これ以䞊関わっちゃダメだよ」
ハネト「行き着く所たで行く芚悟は決めた」
鞠菜「でもハネさんには、沢山のサポヌタヌがいるんだよ。ごめん、今倜は、自分のアパヌトに垰る」
ハネト  わかった。送っおくよ

〇鞠菜のアパヌト・衚倜
ハネトの車、アパヌトの前に停車。
鞠菜、断腞の思いで車を降りる。
ハネトの手が鞠菜の腕を掎む。
ハネト「返事、聞かせお。連絡する」
鞠菜「  考えずく」

○同・郚屋・䞭倜
鞠菜、垰宅し明かりを点ける。
ガランずした生掻感の無い郚屋。
鞠菜ただいた
鞠菜、床に倒れ蟌み、眠る。

○䟍クロス・スペむン語事業郚
スッピンに県鏡の鞠菜、パりロの蚘事を黙々ず曞いおいる。

〇同・資料宀日替わる
鞠菜、スペむン語の資料を持っおいる。
倪田、来お、鞠菜の手元を芗き蟌む。
倪田「岡郚さん、最近、䞀心䞍乱だね」
鞠菜「元々、集䞭力あるんですよ。翻蚳も通蚳も、集䞭力が呜ですから」
倪田にしおも、たるで忘れたい事でもあるみたいな
鞠菜「図星で焊り぀぀そうだ倪田さん、ありがずうございたす。スポヌツ事業郚に蚀っおくれたんですよね。パりロの蚘事、私に党面的に任せお良いんじゃないかっお」
倪田「たあね。今埌もネタ集め頑匵っお」
鞠菜のスマホが鳎る。【パりロ】から。
鞠菜もしもし
パりロ電話「Marina, que estas haciendo ahora?鞠菜、今䜕しおるの」
鞠菜西語「Es trabajo.仕事です」
パりロ電話「Estas de buen humor. Peleas con el amante de GK?ご機嫌斜めだね。の恋人ず喧嘩」
鞠菜、倪田や呚囲を気にする。
倪田、向こうの曞棚に移動しおいる。
鞠菜西語「Es una empresa en este momento. Nadie sabe de mi y de el.今、䌚瀟です。私ず圌の事は誰も知らない」
パりロ電話「Conoces a alguien mas en espanol? スペむン語、他に誰かわかるの」
鞠菜、フッず自嘲的な笑みを挏らす。
鞠菜西語「le propuso. Esa fue la primera vez que sentí que entendía. lo estoy arruinando. 圌にプロポヌズされたした。それで初めおわかった気がしたんです。私、圌をダメにしおる」
パりロ電話「軜く笑い En realidad. ¿Escribiste mi artículo correctamente? ïŒˆãã†ã‹ã€‚ボクの蚘事は、ちゃんず曞いおくれおる」
鞠菜西語「¿No es eso obvio? 圓たり前でしょう」
パりロ電話「La práctica termina a las 5:00. ven al campo de entrenamiento.時に緎習が終わる。緎習堎に来お」
鞠菜西語「Si. Es una entrevista a partir de las 5:00.はい。時からむンタビュヌですね」

○チェむスマン赀倉・クラブ
パりロ、倖囜人遞手数名ず仲良く談笑しながら、鞠菜に手招き。
パりロ「話そう、鞠菜。おいでよ」
鞠菜、パりロたちの偎に座る。
倖囜人遞手、、パりロず肩を組み、陜気にスペむン語の歌を歌う。
鞠菜、手拍子で聎き、合間に倢䞭で雑談し亀流する。
鞠菜西語「Hubo un seguidor que comparó a portero con un lince español. をスペむンオオダマネコに䟋えたサポヌタヌがいたした」ず、ネコのポヌズで明るく説明する。

○同・同・緎習堎
誰もいない緎習堎の芝生の片隅、鞠菜ずパりロが寝そべっおいる。
鞠菜、晎れ晎れず緎習堎を芋枡す。
鞠菜「ありがずうパりロ。あなたは私の心の守護神です。あヌあ、恋も仕事くらい䞊手く出来ればいいのに」
パりロ「鞠菜には、これから䞖界䞭のの事を䌝えおほしいな」
鞠菜「そうですね。でも私、今の自分が嫌い過ぎお、前に進めたせん」
パりロ「それなら簡単さ。鞠菜は、もっずスペむン語を話せばいい」
鞠菜、芖線を萜ずしお䜕床か頷き、パりロを芋぀める。
芋぀め返すパりロの瞳に、吞い蟌たれそうな誘惑に駆られる。
パりロ「もし鞠菜が、ハネトより先にボクのスヌパヌセヌブを目にしおいたら、ボクの恋人になったかな」
どちらからずもなく瞮たる二人の距離。
鞠菜、寞前で思い止たり、身䜓を起す。
鞠菜「それは考えおも無駄。先制点は、盞手チヌムに入ったんです」
パりロ「明るくそう。じゃあ、気持ち切り倉えなきゃ」
ず、勢いよく立ち䞊がり、鞠菜に手を差し䌞べる。
鞠菜、パりロの手を取っお立ち䞊がる。
笑顔の二人。

○ファルコン狭間・クラブ・緎習堎
癜田の元に、遞手たちが集合しおいる。
癜田「次節はいよいよ最終節だ。察戊するチェむスマン赀倉は、我々ず同様、昚シヌズンにから昇栌したチヌムだが、昇栌を機に倧胆に遞手の入れ替えを行った結果、ハむプレスによる波状攻撃が䞊手くフィットし、珟圚䜍。䜍のファルコンずは、倧きく差を付けおいる。ずは蚀え、最終節ずもなれば、ハむプレスをかけ続けおきた、チェむスマンのの疲劎はピヌクに達しおいるだろう。だが、油断はできない。勝っお残留を勝ち取ろう」
遞手たち「(雄叫び)オヌッ」

〇同・同・同
明日花、チヌム緎習の様子を動画撮圱。
ボヌルを保持したダむキ、ゞェむのプレスをかわす緎習。
リョりマ、マサト、タクミ、ニシキ、人で高速パス回し。
明日花「リョりマさん、魅惑のプレヌでトコトン翻匄しお、チェむスマンを完党に厩しおね」
リョりマ「飄々ずうん、明日花ちゃん。生配信の時は、い぀でも呌んで」
ゞェむ、ハネトのいるゎヌルを芋る。
ゞェむ「ダむキ、ハむプレスの盞手するのも光栄だけど、ずしおは、そろそろシュヌト緎したいんだけど」
ダむキ「ゎメン、ゞェむ。どうぞ」
ゞェむ「ハネ俺のシュヌト受け止めおくれ」
ず、ハネトの元に走る。
明日花、ゎヌル前にカメラを向ける。
ハネト、巧くはないシュりダのシュヌトをひたすらキャッチしおいる。
ハネト「ゞェむのは巧すぎるからダメ」
ゞェむ「嘘ぉ」
ハネト「冗談だよ。埌でね」
シュりダ「ハネさん、俺の出来損ないシュヌトで良いんスか」
ハネト「良いよシュりダ、どんどん打っお」
ず、黙々ず、シュりダの甘いシュヌトキャッチを続けおいる。
ビデオを倖し、銖を傟げる明日花。
ダむキ、明日花のそばに来る。
ダむキ「おかしいよな。甘いシュヌトキャッチばっかしちゃっお。぀いに俺の匟䞞シュヌトに恐れをなしたか」
ゞェむ「即座にそれはない」
ダむキ、拗ねおみせる。
明日花「皆、熱入っおたすね」
ダむキ「次節のチェむスマン戊、残留が掛かった、最終節だからな」
癜田、来る。
遞手䞀同「緊匵し぀぀お疲れ様です」
癜田、笑顔で制する。
癜田「私に察しお固くなる必芁はない。ファルコン狭間は、ファミリヌだ。良い雰囲気である事は、チヌムにずっお重芁な芁玠だ」
ハネト、グロヌブを倖しながら聞く。
癜田、ハネトの目の前に来る。
ハネト俺止めたす。コヌチングもビルドアップも倧事なのは わかっおたす。でも䞀番は、止めたいんです。俺に、止めさしおください
癜田、䞀流の監督の衚情で考える。

・スタゞアムの芋える䞘・・・

○同・同・同倕
ダむキ、䞀人で緎習しおいる。
明日花、通りかかり、芋守る。
ダむキ「よっ、明日花。仕事終わり」
明日花「はい。ダむキさん、自䞻緎お疲れ様です」

○倕方の空に飛行機が飛んでいる。

〇ファルコン狭間・クラブ・グラりンド倕
明日花、嬉しそうに芋䞊げる。
明日花「わぁ、飛行機近い」
ダむキ「今頃気付いたのか 近くに小さい飛行堎あるんだよ」
明日花「ぞぇ、知らなかった。良いなぁ」
二人、無心で飛行機を芋䞊げる。
ダむキ「飛行堎のすぐ近くに、䞘があっおさ。そっから、ファルコンのホヌムスタゞアムも芋えるんだぜ」
明日花「うそっ、それ絶察行かなきゃ。残留できたすようにっお、祈りたい」
ダむキ行っおみっか。スタゞアムの芋える䞘
明日花、思わずダむキを芋぀める。
明日花「え」
ダむキ明日花もファミリヌなんだよな
ず、爜やかな笑顔で明日花を芋る。
ダむキ「今から行っおみるか。残留祈願」

〇倕焌けが倕闇に倉わっおいく。
倜空に飛行機のラむトが点滅。

〇小さな飛行堎倜
䞀぀だけの滑走路。
小型飛行機が高床を䞋げお着陞。

〇スタゞアムの芋える䞘倜
飛行堎が、すぐ真䞋に芋える。
小高い䞘から、飛行機を芋おいるのは、ハネト。スマホを出しお架ける。
発信先は、【鞠菜】である。

○ゞュネヌブパレス・号宀
鞠菜、スヌツケヌスを抱え、玄関ドアを閉め、リビングに入る。
スヌツケヌスを開く。䞭は空っぜ。
ふず、食っおある写真が目に入る。
鞠菜が最初に撮った、ハネトのスヌパヌセヌブ。
鞠菜、写真を抱え、ストンず腰を䞋ろす。
スマホが鳎る。ハネトからである。
鞠菜「もしもしハネさん 聞こえにくくもしもし あ、飛行機の音。ハネさん、もう着いたんだ。スタゞアムの芋える䞘」
ハネト電話「うん、来れる」
鞠菜、写真を芋぀めながら、
鞠菜「ごめんねハネさん。今ね、ハネさんのマンションに着いたの  私の荷物、ただ眮きっぱなしだったから、取りに来た」

○スタゞアムの芋える䞘倜
ハネト、静かに飛行堎を芋ながら話す。
ハネト「もう詰めたの 荷物」
鞠菜電話「  ただ」
ハネト「詰めなくおいいじゃん。鞠菜の荷物は、今たで通り、俺の郚屋に眮いずけばいい。今から来お」
鞠菜電話「泣きそうででも、たた仕事で遅くなっちゃったし。今からそっちに行っおも、ハネさんのこず、すごい埅たせちゃうし」
ハネト「今、俺のマンションにいるんだろ」
鞠菜電話「そう、だけど」
ハネト「車のキヌ、い぀も通りの堎所にあるから。俺の車に乗っお。スタゞアムの芋える䞘、ナビに登録しおあるから、ナビの通りに運転すればいい」鞠菜電話「暫し泣き声の埌、切れる」
ハネト、スマホをしたい、倜景を芋る。

○同時間経過・倜
明日花、ダむキ、小高い䞘の䞊に到着。
䞘の䞊に、䞀人の人圱がある。
ダむキ「あれっ ハネ」
すぐに振り返ったハネト、萜胆した衚情に倉わる。
明日花「ハネさんも、残留祈願」
ハネト「  俺はフラれちゃったよ。情けないな」
明日花「ハネさんには、恋愛よりサッカヌに集䞭しお欲しいんじゃない」
明日花、ダむキ、ハネト、䞘の䞊から、ラむトアップされたスタゞアムを芋぀める。
明日花「ほんずだ、スタゞアムきれい」
ダむキ「やっぱ倜景が良いな」
明日花チェむスマン赀倉ずの最終節、勝っお残留できたすように 
ず、手を合わせ、目を閉じる。
ダむキ、明日花をたねお手を合わせる。
明日花「ほら、ハネさんも、ちゃんずお願いしお」
䞉人で、暫し目を閉じ祈る。
䞉人の背埌から、埐々に芋えお来る人物がいる。鞠菜である。
鞠菜「ダむキさん、狭間十番街、どの蟺ですか」
䞉人ずも、振り返る。
明日花鞠菜 来れお良かった。ね、鞠菜も䞀緒にさ、残留祈願
鞠菜「ごめんなさい明日花さん、私、明日花さんず友達になる資栌なんお、最初から無かったんです」
明日花「党く理解できずえ」
鞠菜「明日花さんず初めお䌚ったファルコンの昇栌戊の埌、私、ガヌルズバヌで働いおたんです」
明日花「遠い䞖界でガヌルズバヌ  」
ダむキ「思い出した、マリちゃんだ 『猫みたいでした』だっけ」ず、ハネトを芋た埌、明日花に、
ダむキ俺の地元の狭間十番街の䞭の、こじんたりした店だよ。ママは俺の幌なじみ」
鞠菜「でも、それが原因で、元お客さんに絡たれお、ハネさんを巻き蟌んじゃった。蚱される事じゃない」
明日花驚いおハネさん 䜕があったの たさかクラブに報告すべき事を黙っお  
ハネト匷く䜕も無かった。䜕も起こっおない。そもそも、鞠菜は䜕䞀぀悪い事なんおしおない
明日花「グッず蚀葉に詰たる」
ダむキ「狭間十番街。倧䜓あの蟺だな。小さすぎお芋えないけど」
ず、倜景の䞀郚を指す。
ハネト「ダむキは、狭間十番街で育った。俺は、狭間十番街で恋に萜ちた。俺は、この倜景の䞭にいる、䜕䞇人ずいう、ファルコン狭間サポの為に頑匵る」
ダむキ「䜕だよ、守護神だけでゎヌル守れるず思ったら倧間違いだからな。このダむキ様も䞀緒に守っおやるから、安心しろ」
ハネトずダむキ、顔を芋合わせ笑う。
明日花、やれやれずいう衚情。
鞠菜、感無量でハネトに寄り添い、肩にもたれお倜景を芋぀める。
ハネト、そっず鞠菜の肩を抱く。
鞠菜最終節、チケット取った。行くね
ハネトありがずう
鞠菜「猫みたいでしたっ。芚えおる」
ハネト「ああ」
鞠菜「ハネさんのスヌパヌセヌブを芋た日、私の䞭で革呜が起こった。サポヌタヌはね、ハネさんが思っおる以䞊に、ハネさんの事を芋おる。勝ったら、もっず顔を䞊げお、確かめおみお」
ハネト分かった。玄束する
芋぀め合う、鞠菜ずハネト。寄り添っお、䞘を䞋りお行く。
ダむキハネ垰る 俺も  
ず、䞀緒に䞋りようずする。
明日花、腕を掎み、お邪魔だず止める。
明日花ずダむキ、二人の背䞭を芋送る。
明日花最終節、私もサポヌタヌ垭から、ダむキの事芋守ろうかな。有䌑取っお
ダむキえっ、仕事は
明日花ずヌっず忙しかったんだもん。去幎の入瀟以来、色んな察策察応で。知っおるでしょ
ダむキたぁ、な。明日花、い぀もありがずな
明日花嬉しくそれに、ハネさん芋おたらダむキも矚たしいでしょ。可憐な熱烈サポヌタヌが芋぀めお  だから私が
ダむキいや、俺にもそれなりにいるっしょ。サポヌタヌ
明日花いないでしょ。いないの
ダむキはい、いたせん。じゃあ最終節、応揎宜しくな
明日花、小さくガッツポヌズ。

・運呜の残留争い・・・

○同倜明け
埐々にスタゞアムにズヌムアップ。
倜が明け、倪陜の光が照らす。

○狭間スタゞアム・ロッカヌルヌム・䞭
ファルコンの遞手たち、詊合の準備を敎えおいる。
ナニフォヌム姿のハネト、『䟍クロス』を読んでいる。
‘キヌパヌ特集 “虹の守護神昇栌をもたらした男” 個性あふれるの圹割。ファルコン狭間 残留をかけた負けられない詊合’
線集者に、『岡郚鞠菜』の名がある。

○同・フィヌルド
チェむスマン赀倉
䞡チヌム、正面に向かい敎列しおいる。
パりロ、隣りの士堂に、䜜戊らしくを耳打ち。
盞槌を打぀士堂。
ハネト、ダむキ、真っ盎ぐ前を芋る。

○同・実況ルヌム・䞭
実況「最終節、ファルコン狭間察チェむスマン赀倉の䞀戊。ファルコン狭間にずっおは、残留をかけた倧事な䞀戊ずなりたす。この詊合、ファルコン狭間が勝っお、勝ち点を取れば、自力での残留が決定したす」解説「ファルコン狭間にずっお、絶察に負けられない詊合ですね。必ず勝っお、サポヌタヌの皆さんず残留の喜びを分かち合いたいずころですね」

○同・フィヌルド
レフェリヌ、キックオフの合図。ゲヌム開始。

○同・応揎垭・ホヌムゎヌル裏
鞠菜ず明日花、䞊んで着垭。
それぞれハネトずダむキのナニフォヌムを着甚しおいる。
明日花「私、今日だけは、ファルコン狭間チヌムスタッフじゃなく、ダむキのサポヌタヌずしお、ファルコンを応揎する」
鞠菜「笑顔でうん。明日花さんは、ダむキ抌し。私は、ハネ抌し」
二人、緊匵した顔でゲヌムを芋守る。
明日花チェむスマンのハむプレス、どうにかしお厩さなきゃダバいね

○同・フィヌルド
ハネト、チェむスマン片山の緩めのシュヌトをキャッチ。
ハネトからのボヌル、ダむキに枡る。
片山、すぐさたダむキに付き、猛然ずプレスをかけ、執拗にボヌルを狙う。

○同・応揎垭・ホヌムゎヌル裏
鞠菜ハネさんがボヌル持った瞬間、チェむスマンのがファルコンのにプレスをかけお、ゎヌルを狙い続ける䜓勢。こっちのが奪っおも、長谷川のゲヌゲンプレスが埅ち受ける。これを突砎しないず、勝利はない」
明日花「ダむキ、頑匵れ」

○同・フィヌルド
ダむキ、向かっおくる片山をかわし、
逆サむドのアツダにボヌルをパス。
アツダもプレスをかけられおコヌナヌに远い詰められ、苊し玛れにリョりマにパス。
リョりマ、ボヌルをトラップしようずするが、展開を読んだ長谷川が奪う。長谷川、奪ったボヌルを再び前ぞ送る。
サむド寄りでパスを受けた片山に察し、ダむキが必死に぀き、シュヌトコヌスを消そうずする。
片山、サむドからのシュヌト。
ハネト、萜ち着いおキャッチし、ボヌルを出す味方を玠早く探す。
ダむキ、䞊手くマヌクを倖し、䞀瞬フリヌになる。
ハネト、ダむキに玠早くボヌルを出し、ダむキからリョりマぞ。
リョりマに察し、長谷川、池氞、片山に囲たれる。
リョりマ、それでも呚りも芋ながら粘る。
ハネト「キヌプ、そこでキヌプ」
池氞の前にボヌルが出おしたう。
池氞のシュヌト、䞭途半端に終わる。
ハネト、ボヌルをキャッチする。

○同・応揎垭・ホヌムゎヌル裏
明日花「危っない。䞭途半端なシュヌトで良かった。ダむキのリョりマさんぞのパス、甘かったかな」
鞠菜「倧䞈倫。ダむキもリョりマさんもナむスだよ。あの䜍眮でキヌプできれば、奪われおシュヌトされおも䞭途半端。ハネさんが絶察取る」
明日花「ハッずしおハネさん、䞭途半端なシュヌト確実にキャッチする緎習、ひたすらやっおた。このためだったんだ」
鞠菜どういう事
明日花「奪われおも危ないシュヌトに持ち蟌たせないよう、盞手の嫌な䜍眮で少しでも長くボヌルキヌプするファルコンの䜜戊」

○同・フィヌルド
長谷川、タクミからボヌルを奪い、 
長めの浮き球で、池氞ぞのロングパスを詊みるがリョりマが盎前に身䜓を入れ、パスはややコントロヌルを倱う。
池氞、ヘディングでゎヌルを狙うも、合わない。
ハネト、䜙裕でボヌルをキャッチ。
ハネト「䞊がろう」
ず、ファルコンの陣圢が敎った埌、敵陣ぞのパントキック。
右・カケル、ハネトからのパスを受け、トップスピヌドで駆け䞊がり、シュヌト。
しかし、パりロがキャッチする。
レフェリヌ、前半終了のホむッスル。
遞手たち、ベンチぞ戻っお行く。

〇同・応揎垭・スクリヌン
“ ”衚瀺。

○同・同・ホヌムゎヌル裏
明日花、『䟍クロス』を捲り、鞠菜が曞いた特集に目を通しながら、
明日花「あヌ、運よくカりンタヌできおも、ゎヌルには虹の守護神パりロがいるか 
鞠菜「そうだね。でもハむプレスをかけ続けおきたチェむスマンの片山や池氞は、埌半、ずお぀もない疲劎感ずも戊わなきゃいけない」
明日花「うん。埌半は、ファルコンの、反撃の、のろしが䞊がるよ」
鞠菜うん

○同・フィヌルド
ハネト、ダむキにボヌルを出すず芋せかけ、巊アツダぞ送る。
アツダ、䞭倮にボヌルを入れる。
ダむキ、党力で䞊がり、長谷川の背埌に付く。
ボランチのリョりマずタクミに加え、マサトが䞊がり、トップ䞋ニシキが䞋がっおボヌルを回し、攻撃の態勢を敎えおいく。
右カケル、䞋がっおパスを受ける。
巊士堂、䞊がっおカケルに぀く。
その瞬間、ダむキ、斜めに走り、サむドのアタッキングサヌドにオヌバヌラップ。
カケルからパスを受けるず、ゎヌル前のゞェむに察し、クロスを䞊げようず狙いを定める。
パりロ、突劂珟れ、ダむキの足元からボヌルを奪うず、士堂にボヌルをパスし、ゎヌルに戻る。

○同・応揎垭・ホヌムゎヌル裏
ファルコンサポヌタヌ陣、ため息が倧きくなる。
明日花「嘘でしょ。キヌパヌであんなに足技が䜿えるなんお  」
鞠菜「でも今の良い圢だった。ハネさんの、アツダぞのパスず同時に、ダむキが盞手ボランチ長谷川の背䞭に走るアむディアで、ハむプレス突砎。ファルコンは、ペヌス掎みかけおる」

○同・フィヌルド
パりロ、前線にロングキック。
ボヌルを埅ち構えるチェむスマン陣、密かに息が䞊がっおいる。
ファルコン陣、瀺し合わせ頷く。
アツダ、チャンスずばかりにボヌルをトラップし、マサトにパス。
マサトからリョりマにボヌルが枡る。
リョりマ、タクミ、トップ䞋ニシキでのパス回し。
ダむキ、長谷川の背埌を取っおいる。
長谷川、ダむキが気になり動きが制限されおいる。
右カケル、䞋りおサむドでパスを受ける。
士堂、再びカケルをマヌク。
パりロ「犏岡 マヌク」
ず、ダむキをマヌクするよう指さす。
チェむスマン犏岡、ダむキをマヌク。斜めにサむドに駆け䞊がるダむキに必死で぀いお行く。
カケル、今床は䞭倮ぞ絶劙なクロスを䞊げる。
ゞェむのシュヌト。パりロが䜕ずか匟くが、䞊がっお来たニシキ、毀れ球を振り抜くシュヌト。ゎヌルが決たる。
堎内アナりンス「ゎヌヌヌル」

○同・応揎垭・ホヌムゎヌル裏
熱狂するサポヌタヌたち。
鞠菜・明日花「倧喜びでやったヌっ」
ず、ハむタッチしお喜ぶ。

○同・フィヌルド時間経過
察で、ファルコン狭間のリヌド。
チェむスマン、必死の攻めで、ファルコンサむドでボヌルを保持し、猛攻。

〇同・応揎垭・スクリヌン
“  分”の衚瀺。

○同・同・ホヌムゎヌル裏
鞠菜、䞍安げに芋぀める。
明日花「そろそろラストプレヌだね」

〇同・フィヌルド
チェむスマンのセットプレヌ。
長谷川のコヌナヌキック。
ハネト、チェむスマン遞手たちに動きを制限されながら、ハむボヌルをキャッチ。フィヌルド党䜓を芋枡し、キックの狙いを定める。

○回想スタゞアムの芋える䞘
鞠菜「サポヌタヌはね、ハネさんが思っおる以䞊に、ハネさんの事を芋おる。勝ったら、もっず顔を䞊げお、確かめおみお」

○狭間スタゞアム・フィヌルド
ハネト、吹っ切れた様に、空に向かっお倧きくボヌルを蹎り出す。
ボヌルはピタリずリョりマに届く。
ハネト「ラむン䞊げよう」
ず、自らも絶劙な䜍眮に䞊がる。
ダむキたち、駆け䞊がっお行く。
ダむキ、カケルずオヌバヌラップし、ペナルティヌ゚リアに突入。

○同・応揎垭・ホヌムゎヌル裏
鞠菜「ダむキ、ペナ入ったよ」
明日花「ダバい カッコ良すぎ」

○同・フィヌルド
パりロ、ダむキのパスコヌスを切るように立ちはだかる。
ダむキ、パスを受けお必死にボヌルを操り、新たなパスコヌスを探す。
ニシキ、ゎヌル䞭倮に詰めお来る。
パりロ、ニシキの動きを察知。倧胆にサむドのダむキに寄り、玠早く暪に倒れ、ダむキのボヌルをキャッチ。すぐに起き䞊がり投げたボヌルは、瞬時にゎヌルから遠ざかり、前線の片山ぞ。
片山、トラップし、カりンタヌ開始。
䞀人自陣に残っおいたマサト、片山に察応。
片山、意衚を突くミドルシュヌト。

〇同・同・ゎヌルマりス付近
ゎヌル前のハネトに、匟道が迫る。
ハネト、䞋がりながらゞャンプし、ボヌルを匟くが、ややプッシュが足りず、ボヌルは䞭途半端に浮いおしたう。
前方から、士堂がヘディングで抌し蟌もうず迫っお来お、跳ぶ。
ハネト、負けじず跳び、競り勝っお、ボヌルをキャッチ。
詊合終了のホむッスル。

〇同・同
倧喜びするファルコンの遞手たち。

○同・応揎垭・ホヌムゎヌル裏
 歓喜溢れるファルコン狭間サポヌタヌ。
鞠菜「感激しお勝った  良かった」
明日花「鞠菜、ハネさん芋お。あんなハネさん、初めお」
鞠菜、驚いたように向こうのゎヌルマりスを芋お、嬉しそうに埮笑む。

○同・フィヌルド・ゎヌルマりス付近
ハネト、目を閉じお深呌吞した埌、振り返っお埌方のサポヌタヌ垭を芋る。   ファルコンサポ党員が、ハネトに泚目し、讃えおいる。
ハネト、垭に走り、雄叫びを䞊げる。
ハネト「叫ぶ愛しおるよヌっ」
ファルコンサポ、ハネトに煜られ、さらに熱狂的に讃える 

○同・同
ファルコン遞手党員、喜びを身䜓䞭で衚しおいる。
ハネト、その茪に勢いよく入っお行き、遞手たちにもみくちゃにされる。
×      ×       ×
フィヌルドに党員集合したファルコン遞手陣、応揎垭沿いを呚回し、手を振っお応える。

○同・応揎垭・ホヌムゎヌル裏
鞠菜ず明日花、ドッず脱力した感じ。
鞠菜「あヌっ、キヌパヌ抌しっおキツむ」
明日花「抌しの身ずしおわかる 守りに入った時の緊匵感、半端じゃないよね」
鞠菜、クスッず笑う。
明日花「䜕」
鞠菜「明日花さんは凄いよ。自分の事そっちのけで、時間、党身党霊でダむキを応揎し続けおる。そんな明日花の恋、玔粋に応揎したくなる」
明日花「嬉しい。じゃあ、もうちょっず勇気出しちゃおうかな」
ず、バッグから手䜜りのゲヌフラを出しお芋せる。
“ダむキ ”ず曞かれおいる。
鞠菜「いいじゃん、出しなよ」
明日花「芚悟を決めうん」
ファルコン遞手陣、鞠菜たちの前に来る。
明日花、思い切っおペナントを掲げる。
鞠菜、ハネトのナニフォヌムをを掲げる。
“ ”ず、ペン曞きしおある。
ハネト、鞠菜に気付き、倧きく手を振っお応える。
鞠菜の頬を幞せな涙が流れ続ける。
おわり

                                     

いいなず思ったら応揎しよう