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隣の空っぽのデスク

13年働いていた先輩上司が、昨日退職した。

私の隣のデスクに座っていた人。

仕事の合間にいつも話しかけてくれて、たわいもない会話をするのが楽しかった。

特段、「シゴデキ!!」という感じの雰囲気ではないのだけれど、手を抜かず、いつも真面目に仕事をしていたのが印象に残っている。

少し天然なところもあって、

「あの人、ああだったよね……」

なんて話していても、

「あら、そう?私、気づかなかった!」

と、本当に気づいていなかったりする。

誰かのことを悪く言ったり、好き嫌いを態度に出したりすることもなく、誰にでも平等。

そして、いつもにこにこしていた。

娘さんが3人いて、最近、上のお子さんが結婚したらしい。

私自身も結婚したばかりだから、娘さんの近況を聞くのがなんだか楽しくて、

「うちも今こんな感じでね」

なんて話を聞かせてもらう時間も好きだった。

これからは、実家の近くの職場で働くそうだ。

やっぱり、ご両親のこともあるらしい。

13年もいた職場を離れるのだから、きっといろんな思いがあるんだろうなと思う。

でも、あの方はきっと、どこへ行ってもやっていける人だと思う。

人との距離感がちょうどよくて、誰にでも分け隔てなく接することができて、ちゃんと真面目に仕事をする。

……とはいえ。

新しい職場がもし合わなかったら、

「あ、やっぱり戻ってきました!」

って帰ってきてくれないかな、と、あわよくば思っている🤭

今日、隣のデスクを見ると、もう空っぽ、、ではなく、前に座ってた人が移動してきていた。

昨日までそこにいた人がいないだけで、職場が少し静かに感じる。

たぶん、こういう何気ない日常って、なくなってから初めて大切だったことに気づくんだろうな。

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