不安な時は踊ろう。オリジナルとカバーダンス、どっちがメンタルに良いの?
みなさん、ダンスしてますか?
今はオンライン講座や、YouTubeなどの動画サイトでも見様見真似でダンスが出来ますから、なんだか手軽になりましたよね。
フォロワーさんの中には、ダンスを習っておられるという方もいらっしゃった気がします。
楽しくてノリノリになれるダンスなんですが、実は、「メンタルにも良い」ということが、色々な研究で裏付けられています。
まぁ、そうですよね。
※病気が治るわけではありませんが※そもそも運動はメンタルに良いので、ダンスも推して知るべしというところ。
そこで、ダンス好きなあなたにも、縁遠いあなたにも、ぜひ知ってほしい研究をご紹介しますね。
きっかけになったのは、「ダンスの創造的プロセスが不安と抑うつに及ぼす影響――即興創作と模倣の比較――」という、日本心理学研究から、先日発表されたばかりの研究レポートです。
日本の研究論文って、絶対数自体が少なくてなかなかレアなんです。
でも、私たち日本人ですし、被検者も日本人の方が、参考になりますしね…。なので、いつも興味のある学術誌にアラートを設定して、新作を楽しみにしています。
今回紹介したかったダンスの研究は、
「ダンスって、オリジナル(即興)とカバー(模倣)、どっちの方が気分の落ち込みに効果あるの?」
というところから始まって、習慣的にダンスをしていない大学生を二つの群に分けて、踊る前後の気分を比べてみたんですって。
さて、音楽に合わせて即興で踊ってみるのと、振り付けが決まっているのを真似して、その通りに踊ってみるの。
どっちがメンタルに良いでしょうか?
「クリエイティブな即興ダンスの方が、メンタルには良いのではないかーー」
そう思いますよね。
研究チームもそう予想していたのですが、外れてしまいました。
お手本をまねても、メンタルは整う
即興創作ダンスと模倣ダンスを比べた実験(酒井他、2026、心理学研究)では、習慣的にダンスをしていない大学生109名が参加しました。
約20分間、三つのテーマに沿って踊ったそうです。
踊る前と後に、不安と気分の落ち込みを測る質問に答えて、効果を測定。
研究チームは、自分で動きを創り出す方が効くという仮説を立てていましたが、結果は両群とも踊った後の得点が下がり、二つの群の間に差はなかった、と。
つまり、お手本をそのまま真似るだけでも、自由に動くのと同じだけ、不安と気分の落ち込みの得点は下がったんです。
ただ、この研究の対象者は一般的な大学生であって、偏っていますし、今まさにメンタル不調の方に同じような効果があることを結論付けたわけではありません。
でも、あなたが普段踊っておられるのがオリジナルでも、カバーでも、どちらでもメンタルに良い効果がありそうだなと思うと、なんだか嬉しくなりませんか?
ちなみに、似た流れの、別の研究もありました。
オンラインのダンスクラスが気分に与える影響を調べた研究(Humphries et al. 2023 BMC Psychol)では、自分で選んだオンラインのダンスクラスを1回60分だけ受けた成人47名の前後を比べています。
この場合でも、ネガティブな感情と気分の落ち込みの得点が下がり、ポジティブな感情と自分に対する評価の得点が上がりました。
そして蘇る、ナートゥ
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