セルフイメージを書き換えると、意識レベルが変わる
2026年8月9日、両国のKFCアネックスホール。
「CRAZY DREAM PROJECT」特別講演会。山﨑拓巳さんと仙道達也さん、二人の「凄い人」が同じ壇上に立つセミナーに参加した。テーマは「人生を変えるゴール設定」。順番としては拓巳さんが先に語り、そのあとを仙道さんが受け継ぐ形だった。
セミナーを通して見えてきたのは、二人の話し方はまるで違うのに、根っこのところでは同じことを言っているらしい、ということだった。

拓巳さんが語ったこと ― セルフイメージを書き換えること
拓巳さんが語っていたのは、セルフイメージを書き換えることだった。
ぶっ飛んだ夢を持とう。夢というより、祈りにしよう。
考えてみれば、このセミナー自体が「CRAZY DREAM PROJECT」と名付けられていた。ぶっ飛んだ夢を持つこと。それはこの日限りのスローガンではなく、プロジェクト全体を貫くテーマだったのだと思う。
面白かったのは、その先の話だ。今の自分(A)から、少し先の現実的な目標(B)を立てて、コンフォートゾーンの外にある未知の地点(C)へ向かう。普通はこの順番で考える。でも拓巳さんが語っていたのはその逆だった。
先に、ぶっ飛んだC――現実的かどうかなど一旦無視した、祈りに近い大きな願い――を掲げてしまう。そこから逆算した先に、初めて見えてくるものがBという目標になる。祈りを起点にして、目標を後から見つけにいく。そういう順番だった。
このCの見つけ方も紹介していた。「今の問題を解決したら、どうする?」その先の問題や目標も叶ったら、また「どうする?」と問い続ける。これを何度も繰り返していくと、たどり着く先は、自分ひとりの得や幸せではなく、気づけば利他100%の世界になっているという。
損得の範囲で考えている限り、目標はどこかで今の自分の枠の中に収まってしまう。でも「それが叶ったら、次はどうする?」を突き詰めていくと、自然と他人や社会全体の話に変わっていく。そこまで行って、初めて今の自分の外側に出る。祈りに近い大きな願いというのは、突き詰めれば利他の形をしている、ということなのかもしれない。
実際に、このワークを妻と一緒にやってみた。まず、自分の中にある「やりたいこと」を、素直に言葉にしてみた。そこから妻に「それが叶ったら、どうなる?」を何度も繰り返し聞いてもらった。すると少しずつ、それが外の世界への祈りに近いものへと広がっていって、最後に行き着いたのは「世界が明るく仲良く元気よくなる」という答えだった。自分ひとりの成功や達成感の話ではなくなっていく感覚は、たしかにあった。
もう一つ、印象に残った話がある。動画を作ってくれている監督から言われた言葉だったと記憶しているのだが、「本気でやって、汗をかいて、覚悟を持ってやれば、人はついてきます」というものだ。
これ、単なる根性論として聞くこともできる。でも、セルフイメージの書き換えという文脈で聞くと、少し違って見えてくる。覚悟を決めて汗をかいている姿そのものが、周りから見た自分の印象を塗り替えていく。そして、周りの見る目が変わることで、自分の中のセルフイメージも後から追いついてくる。祈りのようなCを掲げるだけでなく、覚悟を持って動く体温そのものが、セルフイメージを書き換える行為になっている。そんな風に受け取った。

仙道さんが語ったこと ― 意識レベルを変えること
仙道さんが繰り返し語っていたのは、意識レベルを変えることだった。
話の軸にあったのは、意識レベルの17階層という考え方。精神科医デヴィッド・R・ホーキンズが著書『パワーか、フォースか』で提示した、意識の状態を1〜1000の数値で17段階に分類するモデルだ。
動機が変わることで、階層が変わる。普通にしていたら、階層は変わらない。自分の外に出ないと、階層は変えられない。
そして「何事も本質を掴むことが大事だ」とも、繰り返し口にしていた。理論として構造ごと提示されると、感覚で語られたときとは違う重みが出る。「なんとなくそうだよね」ではなく、「そういう構造になっている」と突きつけられる感じだ。
正直に書くと、登壇前まで抱いていたイメージとは違っていた。マーケティングの人と聞いて、勝手にゴリゴリの、押しの強い人を想像していた。でも実際は、かなり柔らかい印象の人だった。今回が拓巳さん主催の回だったことも、その空気感に大きく影響していたのだと思う。とはいえ、仙道さんに関しては、自分の中でなんなら少し距離を置いて、遠くから見ていたところもあった。

二人の共通点 ― 苫米地博士の「W1」と「W2」
ここまで書いて、改めて気づいたことがある。
拓巳さんの「セルフイメージを書き換える」と、仙道さんの「意識レベルを変える」。言葉は違うが、指しているものは近い。
実はこの考え方のベースには、脳機能学者・苫米地英人博士の理論がある。苫米地博士は、いま自分がいる現状の世界を「W1(World-1)」、現状の外側にあるゴールの世界を「W2(World-2)」と呼ぶ。
W1にとどまったまま自分磨きを頑張っても、変化はどうしても現状の延長線上に収まってしまう。逆に、マインドだけを先にW2へ移してしまうと、あとから現実や自分自身がそこに追いついてくる、という順番になるらしい。自分が変わってからW2に行くのではなく、先にW2に立ってしまうこと。ここがポイントだ。
そう考えると、拓巳さんの「ぶっ飛んだCを先に掲げて、そこから逆算してBを見る」というのも、仙道さんの「動機が変われば階層が変わる」というのも、同じことを言っている。先に外側の世界(W2)を見にいくこと。自分が変わるのを待たないこと。
感覚で先に体温を上げてから動かす拓巳さんと、構造を理解させてから行動を促す仙道さん。入り口は違うけれど、二人が指していた場所は、W2だった。

セミナーを通しての、3つの気づき
こうして振り返ると、このセミナーを通して残った気づきは、大きく3つに集約される。
W2のゴールを掲げること。動機が変わったときに、階層が変わるということ。そして、抽象度を上げて、まだ見えていないゴールを見ること。
これは拓巳さん・仙道さん、どちらか一方の主張というより、二人の話を通して浮かび上がってきた、セミナー全体の本質的な収穫だった。

自分が変えたこと
セミナーを終えて、正直に書く。
自分が実際に変えたのは、このnoteを久々に更新していることだ。
振り返ると、2ヶ月前まではGIVEをかなりしていた。40人と無料1on1をしていたし、noteも書きまくっていた。それが、実家に帰ることが多くなったここ最近、GIVEの数が極端に減ってしまっていた。
書きながら気づいたことがある。実家というのは、自分にとって完全なるW1なのかもしれない。実家そのものが、完全保守的な世界を作り上げていた。生まれ育った場所、当たり前が当たり前として固まっている場所。自分は本来、そこを無意識のうちに抜け出してきた人間なのだ。だとすれば、久しぶりにその環境へ戻るたびに違和感を覚えるのは、むしろ当たり前のことだった。

W1には重力がある。放っておけば、いつの間にか引き戻される。「これでいいのか?」という無意識の感覚は、きっとその重力の中で生まれていた。
仙道さんの「自分の外に出ないと、階層は変えられない」という言葉は、この重力を振り切って、もう一度W2に向けて踏み出すことなんだと思う。書くことも、その一歩だ。

まとめ
セルフイメージを書き換えること。意識レベルを変えること。表現は違っても、二人が語っていたのは、同じことだったのかもしれない。先にW2に立ち、W1の重力を振り切ること。
このnoteを書いていること自体が、自分にとってのその一歩だ。
読んでくれたあなたは、どちらの世界の中にいるだろうか。
もしよければ、あなたにとっての「ぶっ飛んだ夢」や「祈り」は何か、コメントで教えてもらえたら嬉しい。

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