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【教育委員会に言いつけてやる!】

※前回に続き“思い出の”教育委員会ネタです。

夏休みでも、学校の先生はなにかと仕事に追われ、気の休まるときがないと聞く。今では親の“注文”も多く、クレームに耐え切れずに気を病んでしまう先生も多いのが現実である。

👤『教育委員会に言いつけてやる~!』

学校で問題があると、よく飛び出す言葉である。先生の処分や昇格を決めるのは「教育委員会」であり、もし問題を起こせば、退職後の再雇用や天下り?にも影響する(と思い込んでいる)からだろう。


私が県の教育委員長を務めていたとき、様々な「頼みごと」や「陳情」を受けた。

✅◯◯先生は感情の起伏が激しく教員失格だ!生徒が怖がっているから交代させて欲しい。

✅◯◯高校の野球部監督は、業者と癒着して私腹を肥やしている!

✅◯◯中学校は、教員の不祥事(体罰)を隠ぺいしている!

※ まあこれらはいわゆる『タレコミ』というヤツ。
教育委員会に直訴すると(大抵は)先生を守ろうとするベクトルが働き「穏便に」注意する程度で終わる。私はいちいち双方に聞き込みをしたが、「みなし公務員」でもあり金銭で便宜を図れば処罰される。


それ以外に、教育委員長である私への直訴もある。

✔︎「私を県の教育委員にして欲しい!ダメなら最悪でも市町村の教育長に」

✔︎「あと2年で退職する。最後は工業高校でなく普通高校の校長になって退官したい」

✔︎『今度の教員採用試験では、君の地元からの受験者が多数いる。言いたいことは分かるな?」

✔︎「ウチの息子が教員採用試験を受ける。よろしく頼む」

✔︎「スーパーの建設予定地で工事中に“遺跡”が出てしまった。開店日が決まっているから調査をしないで欲しい」(遺跡は県教委が判断)

✔︎「ウチの子は高校入試で点数が足りなかった。なんとか合格させてもらえないか?教育委員長ならそれくらいできるだろ」(→無理)

結局私は、「お力になれません」というだけでなんにもしない (笑) 。
本来ならこの時点で委員会に報告義務があるが、立証できないので黙っていた。


✅私が任期中、直接お願いされて実際に動いたのは…

◉特別支援学校の卒業生を私のスーパーに定期採用

◉セクハラ先生を2年間遡って処分(現場から外す)
(公務員は余程でないと「懲戒免職」にはならない)

◉業者と癒着した野球部顧問を退職勧告(その後退職)

◉教育委員や他の行政委員の報酬をすべて『日給』に変更(年間4,000万円削減してやっかまれるw)
これくらい。

親や子が「教育委員会に言いつけてやる!」と凄んでも、窓口は「教育委員会事務局」になるので、思ったほどの反応はないのが現実である。


✅皆さんがもし学校の問題を指摘したいなら…

①明らかな事実であるという「証拠」
②複数の証言
③市町村教委でなく「県の民間教育委員」個人へ直訴

をお薦めする。(それでもダメなら教育委員会ではなく人事委員会へ)

いきなりメディアへの持ち込むのは、教育委員会とも繋がりがあるし、地方紙は及び腰で動かないのが実情です。

【結論】「教育委員会に言いつけてやる!」は、スーパーに向かって「保健所に通報してやる!」と言うのと同じくらい“効き目がない”。

※ 頑張っている先生がほとんどです!
教育委員会事務局は「要注意教員」をちゃんと把握してますので!

むかし話でした。

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