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【雑記】新旧「トータル・リコール」を鑑賞してみた

表題のとおり、今回は出来心で新旧『トータル・リコール』を鑑賞してみた。新旧どちらが面白いのか比べてみたくなった、と、ただそれだけの理由だ。
未鑑賞からのレビューでもなく、ただ率直な感想を書き殴るだけなので【】内表記も雑記としている。
滅茶苦茶、短いのでご了承を。

『トータル・リコール』は、フィリップ・K・ディックが1966年に発表した小説『追憶売ります』を原作としたサイバーパンク映画である。
旧(オリジナルというべきか?)作は、ターミネーターでもお馴染みのアーノルド・シュワルツェネッガーが主演で、1990年に公開された映画だ。
対してリメイク版は、2012年にコリン・ファレルを主演とした作品である。

結論からいうと、旧作については「今見ても面白く、興味がある人は是非見て欲しい作品」と言うだろうが、リメイク版は「見なくてもいい、というか見る必要のない作品」という感想になる。

実は旧作の記憶がほとんど無かったので、こちらは初見といっても良かった。
公開が1990年ということで、勿論当時の撮影技術(CGなど)は現代よりも劣っている。だが、魅力的に見せようというアイディアを随所に感じ、作品に引き込まれていった。
反面、リメイク版は立派になったCGに頼り、安易な映像美を見せている感が拭えず、旧版の良さを掻き消しているように感じた。

そもそもストーリーも大きく変更されている。
原作小説自体が短いこともあり、”きっかけ”の部分とその直後の展開については同じラインを沿っていったが、世界観やその後の展開については、僅かに被るところもありつつ、ほぼ別物となっている。

ここで悲しいのがリメイク版の方が劣っている点だ。
もしかしたら、先にリメイク版を見れば、まだ前向きな感想を持てたかもしれない。だが、誰が映像が綺麗な方を先に見て、オリジナル版を後回しにするだろうか。

同じ名前を冠した単独の物語とはいえ、順番に見たいと思うのが人の心情ではないだろうか。

リメイク版の何が悪かったのか。それは現代に合わせ過ぎたのだと思う。
地球の反対側へ行ったり来たりできる巨大エレベーターだったり、なんの魅力もないAIロボットだったりが出てきたところで誰が面白いと思うのか。
さらにはストーリーの中で、グッと引き込まれるような驚きの展開も微妙で、終いにはラスボスもショボい。
旧作を先に見てしまうと、あまりにも手応えがなく、強大な敵という感覚が弱い。
脚本も見せ方も圧倒的に旧作の方が良かった。

また、リメイク版『トータル・リコール』を見ている途中で、既に以前視聴したことがあったということに気が付いた。
あまりにも印象が薄く覚えていなかったのである。
今この感想を書いている最中も、旧作の方はある程度内容を思い出せるのだが、リメイク版は思い出せない。
薄いジュースのような作品である。
何故先に見た方を思い出せて、後の作品の方が記憶に残っていないのか。

そういうことなのだろうと思う。

今回、有名映画のリメイクがあるということで、ちょっとした遊びをしてみたが何とも言えない体験となった。
同じ名前を冠するものでも、その内容に過大な期待を寄せてはいけないことを学んだ。
正直、この経験からずっと気になっていた『ブレードランナー2049』も、続編とはいえ見るのが少し怖くなってしまっている。

いつになるか分からないが勇気が出たら、その内見てみよう。

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