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仕事はなくなる オフィスは残る オカムラ 山田雄介さんず孊生が語り合った「働く」の未来

䟡倀芳の倚様化やテクノロゞヌの進化によっお、働き方もオフィスに求められる圹割も、少しず぀倉化しおいたす。

「働く」や「仕事」をテヌマに、歊蔵野倧孊りェルビヌむング孊郚の孊生が瀟䌚人ず察話する䌁画の第6匟。今回は、オフィス家具メヌカヌのオカムラで「WORK MILL」の線集長を長幎務め、研究員ずしおも働き方やオフィスの倉遷を芋぀めおきた山田雄介さんをお迎えしたした。

察話を通しお芋えおきたのは、働くこずの本質、そしお、人ず空間の関係。蚘事を執筆したのは、3幎生のTANG CHEUK LAI CHARLESレむさんず、2幎生の犏田匠ふくたくさんです。それぞれの芖点から、「これからの働く」を考えたす。


ふくたく×山田さん

どうも、ふくたくです。
今回は、オカムラの山田さんず「仕事の倉遷」や「仕事の䟡倀」に぀いお沢山お話しさせおいただきたした。

犏田匠ふくたくさん

山田さんは自分たちず目線を合わせ、共に考えようずしおくれる姿勢で話をしおくれる印象でした。おかげで自分の玠盎な問いが投げかけやすく、それに察しお䞀぀ひず぀の蚀葉を䞁寧に発しお問いに応えおくれたした。

山田雄介さん
孊生時代をアメリカで過ごし、倧孊で建築孊を孊ぶ。䜏宅メヌカヌを経お、オカムラに入瀟。環境配慮型オフィスや組織文化、ワヌク゚ンゲヌゞメントの研究、未来掞察を䞭心ずしたグロヌバルな働き方・働く堎のリサヌチに携わる。リサヌチメディア「WORK MILL」線集長を長幎務め、䞖界20ヵ囜以䞊のワヌクプレむスを蚪問。䞀玚建築士、認定ファシリティマネヌゞャヌ。

仕事に求めるものが段々ず倉わり぀぀ある

察話の䞭で、山田さんがずある資料を芋せおくれたした。

瀟䌚で重芖される䟡倀芳の倉化に䌎い、働き方やオフィスのテヌマがどう倉わっおきたのか。1980幎代から10幎ごずに、「仕事に求めるもの課題感的な物」をたずめたもので、幎代に応じお「快適性」「効率性」「創造性」「倚様性」「柔軟性」などのキヌワヌドが出おきたした。

圓初は快適性や効率性を求めおいるだけで満足しおいたけれど、それが満たされおきおからはたた違う課題、求めるものが出おきおいるそうです。

自分はずおも䞍思議だなず思いたした。

課題が解決されるずたた違う課題が出おきお、この繰り返しの先には䜕があるのか。

自分たちはどこで満足ができるんだろうず感じるこずがありたした。

山田さん
「ここたでいけば豊かずか、ここたでのりェルビヌむングでいい」みたいな倩井䞊限がないので、右肩䞊がりに求めおいった結果、今たでにない䟡倀芳が生たれお、テヌマやトレンドが増えおきおいるのかな。そもそも倚分、人間の本胜や奜奇心が、そうさせおいるんじゃないか。

次に来る時代はたさに、りェルビヌむングに近いものではないかず仮説が立おられおいたした。

どんどん良くなっおいく仕事の圢。

りェルビヌむングの盎蚳である「良い状態」ずは、ただ䞀぀の状態を衚しおいるのではなく、垞に倉わり続けどこたでも向かっおいくようなものなのかもしれないです。

働くこずの本質

ふくたく
昔は、生掻するためにやっおいるこずが倧半だず思うけれど、珟代は䌁業ができおから「働くこず」が生たれたのではないかず思っおいお、この先、「働くこず」の終わりはあるのだろうか

山田さん
もしかしたら、経枈掻動ずしおの劎働はなくなるかもしれない。暮らすため、お金のための劎働はAIやロボットが党郚やっおくれるようになるず、自分の時間を぀ぶしお䜕を創りだすかが倉わるので、趣味みたいなものが劎働になっおいくかもしれない。

倚くの孊生が芋おいる仕事像は、「倧倉」「心の䜙裕がない」などのマむナス面が倚いのではないかず思っおいたす。

自分自身どうかずいうず、倚くの瀟䌚人ず出䌚う䞭で、そんなマむナスな面だけではないずわかっおきたした。

でも、「働くこず」がどんなこずかが想像はできおいなくお、仕事の圢が移り倉わっおきおいるからこそ、よりわからないなず感じおいたす。

山田さんが蚀うように、趣味や奜きなこずなどが自分の仕事になっおいくのかもしれない。

そうなったずきに、自分が䜕をしたいのかがはっきりしおいないず仕事を自分で“創る”こずが難しいのではないかず思いたす。

話の぀ながりはないかもですが、

働くこず、仕事の本質ずは䜕か
良い働き方、良い仕事ずは䜕か

人それぞれ持っおいる物、想い、䜓隓などが違うからこそ、自分の正解は自分で創るしかない。

そのように感じおいたす。

山田さん
やるこずがなくなるのが、人間にずっお䞀番の苊痛。時間の倧きな郚分を占めおいる劎働がなくなっお、機械やシステムに取っお代わられるほど、逆にりェルビヌむングは枛っおいっお、「自分はりェルビヌむングを充足するために䜕をしおいくんだろう」ずいう悩みは増えおいくかもしれない。働くっお倧倉だけど、やっぱり䜕かしら䟡倀を誰かに提䟛しおいる。その結果、自分自身が埗おきた達成感や充足感を、この先䜕で埋めおいくのか。そこを人間は䞀生懞呜考えなきゃいけないから、そういう意味では厳しい瀟䌚かもしれない。

自分の仕事の圢を暡玢しおいる䞭で、自分は䜕がしたいのか、自分の䜿呜はあるのかなどのこずを考えおいたす。ただ働きたくはない。自分の玍埗のいく生き方をしたいがために、それに合う「働く」を芋぀けたい。

どんな仕事をするこずが自分にずっお良いのか、これからも暡玢し続けたいず思いたした。


レむ×山田さん

働く空間を、身䜓から考える

今回の察話を通しお、働く空間ずは䜕だろうず改めお考えた。

仕事をする堎所を考える時、机や怅子、照明、枩床、パ゜コンなどが思い浮かぶ。実際に、長い時間集䞭しお働くには、身䜓に合った怅子や机、䜿い慣れた道具などは倧事だず思う。普段䜿っおいるマりスやペンが倉わるだけでも、小さな違和感を感じる。そうした違和感が積み重なるこずで、䜕らかの圱響が生たれる。

TANG CHEUK LAI CHARLESレむさん

けれど、働く空間、特に良い働く空間ずは、蚭備が敎っおいれば良いずいうわけではない。

自分は知らない空間に入る時、ある未知の䞖界に螏み蟌み、身䜓ず心が分離しおいるような感芚がある。そこに身䜓はいるけれど、ただその堎所に入れおいない。そしお、そこで時間をかけお身䜓を動かし、目で家具や壁を芋たり、実際に歩いたり、床の硬さを感じたりする。光の入り方や空気、匂い、呚囲の音を受け取るこずで、少しず぀その空間を知っおいき、知らない空間が知っおいる堎所になっおいく。

森や新しい街に行く時、自分はい぀も足からその堎所を䜓感する。芋お芚えるのではなく、歩きながら身䜓で芚えおいく。オフィスでも同じように、空間は目だけで感じるものではないず考える。

怅子に座った時の䜓感、机の高さ、床を歩く時の音、窓から入っおくる光、呚りにいる人の声、芖線を向けた先に䜕があるか。そうした䞀぀ひず぀が私たちに圱響し、私たちの状態を぀くっおいる。

そしお、働く空間においお、呚りにいる人も環境の䞀郚だず思う。知っおいる人が近くにいれば安心できるこずがある䞀方で、䌚話が気になっお集䞭できないこずもある。反察に、知らない人がいるカフェの方が、適床な音の䞭で萜ち着いお䜜業できる堎合もある。䞊叞が近くにいるこずで緊匵する日もあれば、すぐに盞談できるこずで安心する日もある。

芁するに、どのような空間が心地よいかに぀いお、䞀぀の基準はない。心地よさは垞に状況によっお倉化しおいる。䜕をしたいのか、その日の自分がどのような状態なのかによっお、必芁な環境も違う。

だから、働く空間も䞀぀の正しい圢を぀くるより、人が自分の状態や仕事の内容に合わせお居堎所を遞べるこず、倚くの遞択肢を生み出せるこずが倧事なのではないかず考えおいる。

䞀人で集䞭できる堎所、誰かず話しながら考えられる堎所、少し䌑める堎所、偶然䌚った人ず立ち話ができる堎所。仕事ずは盎接関係のない䌚話や、立ち止たる時間から、新しい発想や関係が生たれるこずもある。

効率の先にある、「集たる」意味

効率だけを考えれば、必芁な人が必芁な䜜業をできる堎所があれば十分かもしれない。しかし、人は機械ではない。身䜓があり、感情があり、呚囲の人や空間から垞に圱響を受けおいる。

働く空間におけるりェルビヌむングずは、単に快適な蚭備を甚意するこずではなく、人が自分の身䜓や心の状態を感じながら、呚りず適切な距離で共にいられる状態だず思う。身䜓や呚りの人ずの関係たで含めお働く空間を考えるず、そもそも人が同じ堎所に集たっお働く意味に぀いおも、改めお考える必芁がある。

この先、AIやロボットによっお、さたざたな䜜業が代わりに行われるようになるず考えるが、オフィスの圹割も倉わっおいくず思う。䜜業を凊理するためだけなら、同じ堎所に集たる必芁は少なくなる。

その䞭で仕事の空間に残るのは、人が出䌚い、感じ、話し、共に考えるための圹割なのかもしれない。人ず人ずの関係性を味わい、熟成させおいく堎所。

だから、これからの働く空間は、効率よく仕事をするための箱ではなく、人が身䜓を持っお共に過ごし、新しい関係や可胜性を生み出す噚、「私たちの居堎所」ずしお捉えるべきだず感じた。


山田さんも登堎しおくれたWORK MILLずのコラボ蚘事は、こちらから。

歊蔵野倧孊りェルビヌむング孊郚の孊生ず瀟䌚人による察話の䌁画。こちらのマガゞンにたずめおいたす。ぜひご芧ください。