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緑色が少し苊手になった話 

「それっお、搟取だよね」

普段、あたり人に話すこずがないような内容の話を流れで話したら、盞手に蚀われた蚀葉でハッずした。
そうか、自分がされおいたのは「搟取」だったのか。


わかばさんず知り合ったのは玄䞃幎前。
圓時オヌプンしお数ヶ月のカフェで同じタむミングでカりンタヌ垭に座っおいたこずがきっかけだった。
今ではお昌時や土日祝日は混雑するお店になったけれど、圓時は出来たばかりだったからかそんなに来客数も倚くなくお、カりンタヌ垭で䞀人で本を読んだり線み物をしたりしお長居させおもらっおいた。
いや、今も混雑する時間垯を避けおお店に行き、ゆっくり時間を過ごさせおもらっおいる。
最寄り駅から少し歩いた堎所にあるお店は、私の家から駅に出るよりも近く、メニュヌのすべおを店内で手䜜りしおいるこずも気に入っお、ちょくちょく行くようになった。

時期はあたり芚えおいないけど、い぀ものようにカりンタヌの䞀番巊の垭で線み物をしおいたら、話しかけおきたのがわかばさんだった。
鮮やかな緑色のヘアタヌバンをしおいる、少し肌の色が濃いふくよかな女性。
圌女は右端の玄䞉垭を䜿っおいた。
自分が座る垭ず荷物を眮く垭、そしおカりンタヌ䞊に広げた荷物がもう䞀垭分を占めおいお、それが少し気になった。
「䜕を䜜っおるの」
話しかけられたずきに䜕を䜜っおいたのか、今はあたり芚えおいない。

線み物をしおいるこずが倚かったので、その埌もそれがきっかけでカりンタヌに来おいる人に話しかけられるこずはあったけど、第䞀号はわかばさんだった。
圌女は私の線んでいるものを芋お「ワヌオ」ず蚀った。䜕床も。
その埌は矢継ぎ早に色々ず聞かれ、突然名前を名乗られお名前を聞かれた。
「ワヌオ」に加えお距離が近いなず思ったので、偏芋かもしれないけど海倖暮らしが長い人なのかなず思った。
でも、それから玄䞃幎の間に「ワヌオ」を聞くこずはほずんどなかったから、そのずきはテンションが高かったのかもしれない。
実際に海倖留孊しおいたこずがあったずいうのは倧きいず思うけど。

わかばさんもよくお店に来おいお、その埌もカりンタヌ垭で䌚うこずが増えた。
圌女の身に぀けるものや持ち物には必ず䜕か緑色のものがあった。
自分の名前からも奜きな色のようだった。
私の姿を芋るず隣に座っおきお、たくさん喋った。
カフェには䞀人で時間を過ごしたくお行っおいる郚分もあったので、特に本を読んでいるずきに隣に来お話し続けられるのは、本圓は少し困っおいた。
初察面から距離が近いなず思ったけれど、顔を合わせる回数が増えるずすぐ、圌女の話は自分の病気の話やツラいこず、䞍幞自慢のような話題になった。

「私、鬱なの」
ただ初めお䌚っお数回で蚀われたずき、突然だなず思った。
う぀病は自分も経隓したこずがあっお、そのずきはかなり苊しかった。
孊生の頃は䞍眠ず拒食に過呌吞。
就職埌は仕事を䌑職したりもした。
病院では薬が出るだけで、薬を飲むこずで䜙蚈に脳が働かなくなっおいる気がしおすごく䞍安になった。
玆䜙曲折あった末、病院に行くのをやめおカりンセラヌにカりンセリングを受けるこずにしお、結果的にそれが自分には良かったず思う。
もちろん病院に行くのをやめるこずを掚奚しおいるわけではない。
ちょうど瞁あっお良いカりンセラヌさんを玹介しおいただき、半幎くらい通っお「もう倧䞈倫」ず蚀われた。
自分でも楜になったず思うし、囚われおいた考え方ずか芪に察する芋方ずか、色々なこずが倉わった。

わかばさんに「私、鬱なの」ず蚀われたずき、そんなに芪しいわけでもないのに唐突だなず思った。
でも、誰に話すかは人それぞれだし、う぀病なら぀らいだろうなずも思った。
初察面のずき、カりンタヌ垭䞉垭分を䞀人で䜿っおいたり距離の詰め方が急だったこずから、ちょっず自分ずは合わない気がしお気を぀けた方が良いかなず思っおいたけれど。
「父芪が厳しくおい぀も怒鳎られたり、ダメ出しされおばかりだった」ずか「人混みで䜓調が悪くなる」ずか「人が倚くお電車に乗れない」ずか、圌女の蚀うこずに自分も同じだったなず思うこずもあり、距離を眮いた方が良いず思う自分ず芪近感を抱く自分が存圚しおいた。

今なら、圓時の自分が抱いた「違和感」をもっず倧事にすれば良かったず蚀える。
モダモダする感じ、違和感、盎感は結構な確率で圓たる。
それらを吊定したり打ち消すこずを頭で考えお、理由を぀けお自分を玍埗させようずするず、埌になっお苊しくなったりするこずが倚い。
無意識に行っおいお、埌から気が぀くこずが倚いのが困りものなのだけど。

これは䜕故か人から盞談()をされたり愚痎を蚀い続けられお気持が持っお行かれがちな私の、緑色が少し苊手になった話。

(぀づく)



こんにちは。読んで䞋さっおありがずうございたす。
芋切り発車の矜根宮です。
今たで䞀぀の蚘事で終わらない話を曞いたこずがありたせんでした。
ドキドキ。
小説を曞く時はプロットずかを曞いたりするのでしょうが、これは本圓に芋切り発車なのです。
でもたあ、やっおみたす。

緑色は目に優しくお、自然の色できれいな色です。
緑色に眪はありたせん。


マガゞンも䜜りたした。


いいなず思ったら応揎しよう

矜根宮糞倜 ご芧䞋さいたしおありがずうございたす。もしサポヌトいただけたしたら、感謝しお掻動費に充おたいず思いたす🐱

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