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6月の本棚|読書記録

6月中に読んだ本の振り返りです。
今月は季節の変わり目ということもあり、少し体調を崩しがちな日々が続きました。そんな時期だったからか、自然と手が伸びたのは、自分の心や体をいたわってくれるような、優しく整えてくれる本ばかりでした。



『暮らしを変える書く力』一田憲子

「言葉を見つけるということは、わかったつもりだったのに実はわかっていなかったことに輪郭をつけて、誰かに手渡すこと。」

本文より抜粋。

「暮らしのおへそ」編集ディレクターの一田憲子さんの考える、伝わる文章の書き方。

実例も多いので講座を受けているような気分で読めます。
最近、同じような言い回しが続いてしまうことがあり、語彙が足りないのかな?と悩んでいました。だからこそ、「丁寧」や「ゆっくりと」など使いやすい言葉をもっと深く掘ることで見えてくる真実、そこに自分らしさがある、ということが響きました。

「書くこと」だけではなく、「話を聞くこと」についても触れているので実生活でも応用できそうです。

書くことが習慣となり、文章を書く難しさが分かってきた今だからこそ共感できる内容も多かったです。


『一汁一菜でよいという提案』土井善晴

なぜ今「一汁一菜」なのか、日本の風土や食文化の変遷に触れつつ考察し、現代生活における実践方法を掲載しています。

神様に作る「ハレの料理」と日常の「ケの料理」の違い、「機能的であること」と「合理的であること」の違いなど日常生活であいまいになっている部分を改めて見直せました。

今年「魯山人のかまど」というドラマを熱心に見ていたのですが、魯山人は「料理の神髄は家庭料理にある」と考えていたようです。
ドラマの中でも「おかあちゃんの愛情を食べて育ったんや」というセリフがあります。

著書にも「親が料理を作る気配に子どもが愛情を感じ、安心する、そして心の底の揺るぎない平和となる」といった部分がありました。
まさに料理は愛情そのものですね。


『ゆるめて、温める。幸せなからだ』鈴木 七重

「からだの声を聴きながら、自分を整えることは、自らの手で、幸せをたぐりよせる作業」

本文より抜粋。


植物療法士の鈴木七重さんによるハーブを使った実践術。
リンネル特別編はどれもいいですね。
写真も多く載っていて眺めているだけで自然と香りや湿度、空気を感じる心地よい1冊でした。

『図書館のお夜食』原田ひ香

亡くなった作家の蔵書が集まる「夜の図書館」。
そこで働く様子は本好きなら誰もが憧れる生活ではないでしょうか。
本にちなんだ「お夜食」なんて再現レシピ好きにはたまりません。原田ひ香さんのお料理の描写がとても好きです。
参考文献がありがたい。

まだ読んだことのない本も多く登場し、読みたい本がかなり増えました。

現実っぽさもありつつ、少し夢のようなお話でした。

『涙の箱』ハン・ガン

ノーベル文学賞作家ハン・ガンが描く、大人のための童話。
詩的な表現が美しくゆっくりと読み進めました。
挿絵も物語にピッタリのやわらかい絵柄で、眠れない夜に読むとほっとできそう。

やさしくあたたかな物語でありつつも、最後のメッセージが心に残りました。

『季節の不調が必ずラク~になる本』瀬戸 佳子

花粉症や夏バテといったからだの不調を季節に合わせた「養生」の実践方法が紹介されています。

花粉を寄せ付けないためにボディクリームを塗ったり、その時期に摂るべき食材など、普段の生活に取り入れられそうな方法がたくさん載っていました。


『さみしい夜にはペンを持て』古賀 史健

感想が長くなってしまったので、別の記事にて。


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