見出し画像

遺品を捨てられないのは、未練ではなく関係が残っているから

大切な人を亡くしたあと、
遺品を捨てられずに悩む方は少なくありません。

洋服。

眼鏡。

手帳。

コーヒーカップ。


その人が使っていた物を見ると、
まるでそこにいるような気持ちになることがあります。


けれど周りからは、

「そろそろ片付けたら?」

「いつまでも残しておくと前に進めないよ」

と言われることもあります。

そうすると、

「私は前に進めていないのだろうか」

と苦しくなってしまうことがあります。

けれど私は、遺品を捨てられない理由は
未練だけではないと思うのです。


人は亡くなっても、
その人との関係までなくなるわけではありません。

ふと話しかけたくなることがあります。

相談したくなることがあります。

思い出して涙が出ることもあります。

心の中では、今もその人との関係が続いているのです。


遺品は単なる「物」ではありません。

その人と過ごした時間や思い出が重なった存在です。

だから捨てられないのは自然なことです。


私は母が父を亡くしたあと、
比較的早い時期に父の物を処分していく姿を見ていました。

その時は、それが母なりの向き合い方なのだと思っていました。


けれど後になって振り返ると、
人にはそれぞれ心の準備や心の時間があるのだと感じます。

早く整理する人もいます。

何年もそのままにする人もいます。

どちらが正しいということではありません。


大切なのは、自分の心がどう感じているか
ではないでしょうか。

遺品を捨てられないのは未練だからではありません。

それだけ大切な人との関係が、
今も心の中に残っているからなのかもしれません。


無理に手放さなくてもいい。

無理に忘れなくてもいい。


その人を大切に思う気持ちは、
これからもあなたの中に残り続けるのですから。


いいなと思ったら応援しよう!

しなこ よろしければ応援お願いします! いただいたチップはクリエイターとしての活動費に使わせていただきます!